建築家 田口知子の日常をつづったブログ

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2018-07-14 12:54:54

「良い気が流れている家」~「音楽家のための住まい」一年たちました

テーマ:建築のしごと

今日は、昨年6月に竣工した「音楽家のための住まい」に1年点検で伺いました。同時に、マガジンハウスのWEBサイト-100%LIFEの取材で、編集者の内野正樹氏がお越しくださいました。

内野さん、カメラマンさんで建物を見てまわったあと、建て主のお二人へのインタビュー。

 

この家を建てるきっかけや期待したことなど聴いてくださったのですが、やはり音楽家。もっとも大切な音楽スタジオの在り方、作り方が要望の中心でした。ミニホールとしても使えるくらい響きを重視したスタジオは、今や毎月、何十人というお客様を招くイベントが開催され、公開レッスンやミニコンサートなどで大活躍しているそうです。演奏家の日々の練習室としても遮音が高く使いやすいので、夜中に何時間でも練習できるのがよい、とのこと。赤い壁の前では不思議と集中力が高まるそうです。

この赤い壁は、数種類の塗料を組み合わせて深みを出している、ポーターズペイントの、フレンチウオッシュという塗装です。

 

また、上階の生活空間は、エアコンを使わなくても快適なのだそうです。冬はスタジオ、2階の床面の全面に敷設した蓄熱式床暖房が、躯体に温かい熱を溜めて、一日中足元からの温かさを作ります。夏はリビング全体に風が通るのでエアコンがなくても大丈夫、とのこと。奥様いわく、「ここは家全体に良い気が流れているような感じがします。」と言ってくださいました。良い気が流れる、といえば、多くの生徒さんやお客様、演奏家をたくさん迎えられる、このお二人の生活空間家だからこそ、だと思います。

 

同時に、設計でもできるだけ広がりのあるリビング・ダイニングを作り、道路側から隣地側へ対角線に開けた窓や、吹き抜けのハイサイトライトなど、自然の風が3次元的に流れるようにイメージしながら設計しました。光と風が家全体を立体的に流れる、という設計が「良い気の流れ」につながっているような気もして幸せな気持ちになりました。

 

 

 

 

 

2018-06-29 19:19:17

宇都宮簗瀬の集合住宅 現場レポート20180629

テーマ:建築のしごと

 

6月の終わりだというのに、夏の日差し。梅雨明けには早いですね。。

 

宇都宮簗瀬の集合住宅」足場が取れて外観が現れてきました。

木造2階建ての集合住宅です。中庭を囲むように3軒の賃貸とオーナーの2世帯住宅が並ぶ、長屋形式の共同住宅です。もともと、ご実家のあった土地を、ご子息のご夫婦とお母様の2世帯住宅+賃貸住宅として再生する計画です。

 

2階のリビングダイニング、中庭に向かって開かれた土間玄関。メゾネットにすることで、プライバシーの質にグラデーションを付けています。

どの部屋からも緑が見える、開放的な住まいであり、共有の庭の存在が、お互いを付かず離れずの距離でつないでいます。集落のように、勾配屋根が連なる風景をイメージして作りました。

 

 予定より4か月以上工期が遅れ、工務店も私たちも、困難な状況に突入しています。それでも、大工さん、現場監督は、ひとつひとつていねいな仕事を積み重ねていて、とても良い家ができてきました。有難いことです。遅くなる理由は、それだけでなく、外壁、屋根の雨仕舞をかなり厳しくチェックし、やり直しをしたため、かなり防水性能の高い住宅になったと思います。木造はとにかく、防水下地はやり直しがきかないので、途中の段階で厳しく確認していく必要があります。そのせいでずいぶん工期が延びてしまいました。

ただ、もうすこし、要領よくスピードアップしてほしいものです・・。

とにかく今は、無事に竣工することを祈りつつ、もうひとがんばりです。

 

 

 

 

 

2018-05-30 20:27:37

T社本社ビル 上棟しました。20180530

テーマ:自己紹介

横浜市 鶴見区に、建設中のオフィスビル+賃貸住宅の現場レポートです。

模型写真現場ファサード写真

今月の半ば5階を屋根のコンクリートを打設し、上棟しました。

 ホームページも更新しました。

 

日影規制のぎりぎりのラインでボリュームを決めて、三角形の最大ボリュームの中で、床と天井高さを組み合わせ、非日常的なのびやかさを感じる住まいを目指して設計しました。

 1階のオフィスは、空間をいくつかの居場所に分節すること、自然光が入る中庭が特徴です。執務空間として、集中力、快適さ、居心地の良さも保てる空間を実現したいと思いました。

 

1階オフィス 内部模型

 

現場では、1-2階のアルミサッシを取り付け、断熱材を吹いています。

施工会社の監督と大工さん

 

足場の支保工が取れて、コンクリートの躯体の状態が建築の素形を感じ、この時期の現場はいつも、わくわくします。

 

3階賃貸住宅内部 現況4階 賃貸住宅

 

 

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