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玉川学園の家 現場レポート~配筋検査の巻

先日の月曜日、真夏のような日差しが照りつける中、「玉川学園の家」 の現場に行ってきました。


の日は、基礎コンクリートの配筋の検査をしました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 道路から敷地を見たところ。道路より70cm

ほど高いところに床ができます。


夏の現場は照り返しもきつくて、本当に大変です。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 1階の土間スラブ配筋です。

工務店は本間建設さん。この工務店の職人さんは、仕事がとても丁寧だ、という印象がありますが、鉄筋屋さんも同様です。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 段差スラブの梁配筋。

今回の配筋もきちんと寸法がそろっていて、番線の結び方、かぶり厚の確保など、細かい部分を見てもちゃんと施工せれていて感心しました。



構造図面には無いのに、「なんかここ、さびしいから、鉄筋一本入れときましょうか?」という気前の良い発言が職人さんから出てくるのにもびっくりしました。とても仕事熱心です。


現場は日陰もなく照りかえしがきつくて、30分も立っているとめまいがしそうでしたが、そのような中で一日中黙々と仕事をしている職人さんたちの「仕事人魂」には、いつも頭が下がります。

 

 



建築家 田口知子の日常をつづったブログ 梁の寸法チェックをする本間建設の渡辺氏。

街に飛び出す保育園~「キッズタウン東十条」の七夕祭り

今日は、私の事務所で設計して、この4月に開園したばかりの「キッズタウン東十条」 の七夕祭りに、お呼ばれして行ってきました。保育関係者のための見学会も企画されて、私もご案内させていただきました。

 

さて、七夕祭りですが、開園して3か月だというのに驚くほど手の込んだ準備とチームワークの良さで、保育士さんたちは浴衣姿でかわいらしくみなさんをおもてなししていました。
建築家 田口知子の日常をつづったブログ 道路いっぱい占拠してお祭りモードです。

前の道路は車が少ないこともあり道路占有許可を取って路上にもたくさんの七夕飾りが架け渡されています。

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さらに、こども神輿の登場で小さな子供が段ボール製の神輿を担いで町を歩きました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 手作りのお神輿をかつぐ子供たち


 この保育園の園長先生は、もと北区でも有名な北区保育園の園長先生だったパワフルな方で町や区役所とのつながりも深く、リーダーシップのある素敵な女性です。その園長先生だからこど、あっという間に町に飛び出してエンターテイメントができてしまうのだなあ、と感じました。


 園長先生自ら、沖縄の楽器の三線(さんしん)の合奏を披露してくださり、若い保育士さんが歌を歌うシーンもありました。北区の職員さんも参加して笛をふいたりして、とても楽しくにぎやかな夏祭りになりました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 白い浴衣で三線を演奏する園長先生

 そして、緊急車両用にと思って設計した電気錠門扉の横の扉は、跳ね上げ式ガレージスイングでなくふつうの折れ戸にしたことでこのようなオープンな風景を可能になっていました。町に開くイベントのためにこういう扉で本当によかった!というのが発見でした。

建築家 田口知子の日常をつづったブログ 門扉を開いてステージをつくっています。


 町に向かってこんなふうに盛大に開かれて、皆にが集まる保育園として、立派に成長していることが本当にうれしく、園長先生や保育士さんのパワーに感謝と感動を覚えました。 みなさんありがとうございました。


「玉川学園の家」現場レポート20110623

私の事務所で設計した、

「玉川学園の家」 の工事がいよいよ始まりました。


 今週は「根切り」といって、基礎の底盤を作るために、土を掘って固めています。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 根切の風景。傾斜地なので、手前は少し深いです。

 土の状態を確認するのは、これから建築を建てる上でとても大切です。構造設計のアラン・バーデンさんと担当の伊賀さんも現場で確認してくれました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 構造家のアランさんと担当の伊賀さん。

 土は、粘土質でとてもしっかりした地盤です。実際に踏んだりたたいたりして強さを確認します。古い地盤のようです。地盤調査ももちろん行いますが、本当の意味で地耐力を確認するのは、現場で根切を行ったときの、踏み心地です。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 根切底を確認するアランさん。

雨の季節は、土がぬかるんでなかなか地耐力がわからないものですが、この土地は梅雨時期でもまったく問題ない硬さで、安心しました。


建築家 田口知子の日常をつづったブログ 垂直に切っても崩れない、しっかりした粘性土です。

 しかし、土地の中から思わぬ掘り出し物が。昔の家の瓦です。過去の解体業者が、産業廃棄物処理を怠って土の中に埋めたようです。

 
建築家 田口知子の日常をつづったブログ 過去の家を解体した際の屋根瓦やモルタルが出てきました。

 まったく、信じられない悪質な業者もいるものです。このようなものが出ると、その廃棄物は全部掘り出し、良い土で埋め戻さなければならず費用がかかります。

 

 とにかく問題の個所は掘り出して、きちんと転圧して埋めるので、安全性には問題がなく家は建てられます。廃棄物が汚染物質などでなくてよかったです・・・。