ネット情報、あれこれ
高専についてのネット情報から
読売新聞のHPを見ていたら、人生相談的な情報交換サイトで、高専のことが取り上げられていた。
何十年も前、進学先として高専を考えたことのある身としては興味があったので、読んでいくと、経験者は語る的にいろいろな関係情報に接することができて、当事者である今の中学生が羨ましく思われた。
曰く、就職してからの大学卒との比較、学ぶ学科は多種多様なこと、中学のとき得意でも進学してから数学で苦労する生徒のいること、進路指導する中学側の思惑など、従来の媒体では言いにくいこともいろいろと書かれている。
ただ、情報収集の次の段階、将来のことを考えるという大変な作業で個人間の差がでるなあという感じは強い。
それにしても、ネット情報というのは、従来の媒体では書いたり言ったりすることが難しかった性質の情報が交換できるという抜本的な特色をつくづく感じる。
また、ネット情報については、注意を要するということも言われるが、多くの人が情報交換していくと、結局、低劣な情報は駆逐されるようだ。(ただし、根本的に愚劣な情報は除く)
競馬についてのネット情報
先日の菊花賞は変なレースに終わってしまった。
レース前からネットでは多くのファンがそれぞれの見方を交換していたが、レースが感心できない展開だったので、益々ヒートアップしている。
私が注目するのは、競馬についても、大量の情報交換、意見交換していると、読むに堪えるいい情報、意見が増えていくように思えることだ。
こういうふうに情報交換、意見交換が容易になると、出来レースといったようなことは出来なくなると思う。
また、プロの予想家・評論家といった人々も、相当の見識が求められると思う。
その点、U局などで活躍する柏木集保氏はなかなかのものだと評価する。
今回の菊花賞でも厳しい意見を述べているが、拝聴できるものだ。
ところで、菊花賞では、井崎脩五郎氏は、クォークスターの複勝を狙っていたが、これは狙いたくなる馬であると同時に、騎手には不安があるとネットでは散々言われていた。
結果は、不安どおりになった。
競馬予想で、騎手の巧拙については新聞・TVでは誠に言いにくいことだが、ネットではガンガン言われている。
ネット情報ならではのことである。
経済偏見談義
政府・日銀がもっと頑張るのかと思っていたが、どうも諸外国ほとの大胆さはないようで、円高ドル安は進む一方である。(11月3日のFОМCで少しかもしれない)
輸出していたカローラも現地生産するとの報道などもあり、雇用、特に新卒者の就職はどうなるのだろうかと思う。
リーマン・ショック後、通貨供給量については、米国が2倍余、EUが1.5倍、日本はほとんど変わらずという状況なら、近頃の円高ドル安はなるほど理屈が通る。
政策金利は日米ともゼロで、財政不安は同じような状況なら、円高ドル安は通貨供給の要因が大きいのではないか。
経済情報でもネットで、最近あるサイトで、90年初からの株バブル崩壊の際、かの有名なJ・ロジャーズ氏が空売りで大儲けしたらしいという情報を目にした。
こういう空売り情報は新聞やTVではなかなか言いにくい話のようで、ネット情報ならではというように思われた。
赤坂散歩
東京・赤坂の高台にあるメキシコ大使館
世界を旅する余裕がないので、大使館巡りを趣味のひとつとしている私が、みるたびに感心するメキシコ大使館の建物です。
そもそも、大使館の建物には、自国の文化の表現の意味もあるのでしょうか、ないのでしょうか。
もっとも、ビルの一室を大使館として、窓から国旗を出しているだけの国もあって、大使館の建物を見ていると、いろいろな思いがわいています。
撮影した日は祝日の午前だったたので、メキシコ大使館の周辺は非常に静かでした。
ここから赤坂見附駅に向かって、坂道を下ると、写真のようにプルデンシャルの高層ビルがあります。
ホテル・ニュージャパンと料亭「幸楽」
プルデンシャル・タワーの地には、昔は、大火災事故を起こしたホテル・ニュージャパンが建っており、その地下には伝説のクラブ「ニューラテンクォーター」があり、戦後有数のスター・力道山が刺された場所としても有名です。
そして、そのまた昔には、2・26事件の舞台のひとつとなった料亭「幸楽」があったそうです。
そもそも赤坂には、軍人の町として成り立ったという経緯があります。
昭和の時代には、いろいろと曰く因縁のあったところですが、現在のように、ものの見事に現代的な超高層ビルが建設され、整然とした街並みになると、いにしえの怨念などが出てくる雰囲気ではないように感じます。
タイムマシンで定点観察できるとしたら、相当に興味ある場所であると思う。
日銀総裁は語る 「金融政策は異例の世界に」
日銀もついに大きく動いた
円高・株安の進行にもかかわらず、米国 FRBなどと比較して動きが鈍いと言われていた日銀が超金融緩和に大きく動いた。
10月5日に決定した金融政策はサプライズ過ぎて、いわゆるマーケットは消化しきれていないようだ。
しかし、日銀総裁の談話にあるように、緩和効果発揮のため金融政策は異例の世界に入っていくのである。
円も株も一定の範囲になるまで、政府・日銀は断固頑張るという決意表明をしたとみることができる。
こういうことは、今までなかったことと思われる。
もしかしたら、今回の決定は少なくとも金融の歴史に残るような出来事かも知れない。
また、新卒の就職が好転するほど実体経済に効果が出るまで、頑張ってほしいものだ。
菅首相は、運のいい人間だ
菅首相は、首相になってから、正直、頼りなさが感じられるが、今回の金融政策の決定や、最近起こっていることを勘案すると、相当、運のいい人間のように感じられる。
当初言われた、もしかしたら小泉元首相のように「大化け」する可能性はまだ残っているのかも知れない。
本家・元祖の「奇兵隊」が、最近「龍馬伝」で活躍したタイミングも、運のなせるところとも考えられる。