赤坂散歩
東京・赤坂の高台にあるメキシコ大使館
世界を旅する余裕がないので、大使館巡りを趣味のひとつとしている私が、みるたびに感心するメキシコ大使館の建物です。
そもそも、大使館の建物には、自国の文化の表現の意味もあるのでしょうか、ないのでしょうか。
もっとも、ビルの一室を大使館として、窓から国旗を出しているだけの国もあって、大使館の建物を見ていると、いろいろな思いがわいています。
撮影した日は祝日の午前だったたので、メキシコ大使館の周辺は非常に静かでした。
ここから赤坂見附駅に向かって、坂道を下ると、写真のようにプルデンシャルの高層ビルがあります。
ホテル・ニュージャパンと料亭「幸楽」
プルデンシャル・タワーの地には、昔は、大火災事故を起こしたホテル・ニュージャパンが建っており、その地下には伝説のクラブ「ニューラテンクォーター」があり、戦後有数のスター・力道山が刺された場所としても有名です。
そして、そのまた昔には、2・26事件の舞台のひとつとなった料亭「幸楽」があったそうです。
そもそも赤坂には、軍人の町として成り立ったという経緯があります。
昭和の時代には、いろいろと曰く因縁のあったところですが、現在のように、ものの見事に現代的な超高層ビルが建設され、整然とした街並みになると、いにしえの怨念などが出てくる雰囲気ではないように感じます。
タイムマシンで定点観察できるとしたら、相当に興味ある場所であると思う。