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写楽の発想   ~永遠のインパクト~

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 「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」



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 「市川蝦藏の竹村定之進」



 「東洲斎写楽が何者であったか」は謎として、日本の永遠の楽しみだ。

 

 しかし、それにしても、この大胆にデフォルメされた役者絵は、なんというインパクトだろう。

 見るたびにそう感じる。

 

 現代からみると、遥かに豊かでなく、自由でない江戸時代でも、こういう発想をした人間がいたのだ。







明治神宮の森  ~努力の賜物~

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 明治神宮に入る/木々の緑が続く



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 本殿までかなりの距離だが木々は途切れない


 明治神宮が建立されるまでは、この地は野原で、自然の木はなかったそうだ。

 人々の努力でもって、大都会にこのような森が創造されたのはお見事



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 「明治神宮の森」と、若い女性で賑わう「原宿駅」と、どこかエンパイヤ・ステートビルにも似た「ドコモのタワー」(実は通信施設でオフィスビルではない)が並ぶ、この風景はなかなかの景観と感じた。

 




 

有馬記念と外国人技術者


いたち川のブログ-有馬記念  (有馬記念2010/ゴール前のデッドヒート)



外国人騎手は卓越した技量を発揮し、

            そして、大いなる賞金を持っていった



 最近の競馬の特徴は、外国人騎手の活躍が顕著になっていることだが、今年(2010年)の有馬記念はそれが決定的であった。


 外国人騎手は一番人気をはじめ多くの有力馬に騎乗依頼され、そして1~3着を独占するするなど十分な結果を残した。

 今回は、なんとかするだろうと期待された日本人騎手は、スタートで出遅れるなど、精彩を欠き、ほとんど見せ場をつくれなかった。


 競馬では賞金の5%が騎手分となるので、1~3着のイタリア人やフランス人の騎手は、2分半ほどの騎乗で、それぞれ 900、360、225万円という高額の収入を得た。


 外国人騎手には短期免許という枠があって、年間3ヵ月しか騎乗できないが、これで年間フリーとなったら、日本人騎手は職業として成り立たなくなるケースが増え、大変なことになる。

 しかし、観客や馬主などの立場からすると、下手な日本人騎手より上手な外国人がいいのは自明の理である。


 レース後の表彰式のプレゼンターは横綱・白鵬が務めていたが、相撲の世界も外国人が席巻している。

 外国人力士は、一部屋一人という原則でも、かくの如しである。


 オープンな場での卓越した技量の発揮は見ていて気持ちがいいが、職業に携わる側からすると、いろいろ大変だなあと思わされた有馬記念でした。