政府・東電・原子力ムラは「トリチウムの分離は現在の技術では困難」??
「(放出するのは)トリチウム以外の放射性物質は含まれない処理水」??
「トリチウムは薄めて放出すれば安全」??と、三重にウソを並べるが・・

彼ら原子力ムラ人が主張するように、処理水が飲用にしても安全なレベルならば、
原子力ムラの飲料水にすればいい。
※ 本当はトリチウム以外にも、高レベルの放射性物質をたっぷり含有。

原発の処理水、菅首相「飲んでもいい?」 東電の説明は「希釈すれば飲める」??

放射性物質であるトリチウム水は、普通の水と性質が酷似しているからこそ、人体に摂取されると危険。

トリチウム水は、普通の水と性質が酷似しているが、質量(比重)・沸点・凝固点(氷結点)など、分離の糸口となる相違点も多い。

矢ヶ崎克馬琉球大名誉教授(物性物理学)が仰るように、「(トリチウム水は普通の水より)質量が大きい分、気化もしにくい」のならば、蒸留を数度繰り返すだけで、有意な分離が可能かも知れない。
しかも、蒸留法であれば、同時に、ポンコツALPSで除去し損なった(トリチウム以外の)放射性物質も、完全に分離できる。

従って、原子力ムラの低レベル技術陣が言う「トリチウムの分離は現在の技術では困難」もウソ。

「トリチウムの分離」が容易であれば、平常時にトリチウム水を堂々と海洋投棄出来なくなる。
原子力ムラとしては、そんな技術は有ってはならないのだ。

処理水投棄、海底トンネル掘削に巨費・・薄めて海に「最も早く、低コスト」ではなかった??

福島原発のナンチャッテ処理水、30年程度かけ海洋投棄する方針を決定。

ナンチャッテ処理水を海洋投棄しても・・減らせるタンクは、年間で0基~9基のみ

原発処理水放出、再考・・捨てずに減らす “現実的対案” ご検討を!

福島原発・不完全処理水ー捨てずに減らす画期的方法。風評被害も起きません


 琉球新報<社説> 2022年5月21日 05:00
原発処理水計画認可へ 「汚染水」放出は無責任だ
【東京電力福島第1原発のトリチウム汚染水の海洋放出計画について原子力規制委員会が、安全性に問題はないとする「審査書案」を了承した。意見公募を経て7月にも正式認可するという。

 水素の同位体トリチウム(三重水素)は放射性物質である。希釈すれば放出してもいいということに、地元関係者をはじめ多くの人が疑問を持っている。

 そもそも政府と東電は2015年に「関係者の理解なしには、いかなる処分水の処分もしない」と約束したはずだ。

 矢ヶ崎克馬琉球大名誉教授(物性物理学)は「トリチウム水は普通の水と同じ性質だが、質量が大きい分、気化もしにくく生物濃縮も起きやすい。細胞内でDNAを傷つける可能性がある」と指摘する。

 東電は、敷地内での長期保管は今後の廃炉作業のスペース確保のためにできないとする。

 だからといって、海洋放出ならいいということになるのか。

 トリチウム水が普通の水より質量が重いことを利用した分離技術がいくつか提案されている。

 東電は実用化段階にないとしているが、トリチウムの放出はないに越したことはない。政府は実用化を全面的に支援すべきだ。

 東電は「処理水」とするが、トリチウムが残る限り「汚染水」である。そして、何十年かかるか見通せない廃炉作業の間、汚染水は出続ける。トリチウムの放射線を出す能力の半減期は12・3年である。

 政府と東電は、汚染水の長期保管と分離技術の開発を廃炉作業の一部と位置付け、地域と国際社会に対して責任を果たす決意をすべきだ。】
一部抜粋