通常 原発は、核反応に拠る膨大なエネルギーを得るため、安全装置を外した状態?で運転されている。
ちょっとしたアクシデントでも暴発し、何時でも大量破壊兵器になり得るのだ。

大量破壊自爆装置=原発と、大量破壊兵器=原爆のダブルスタンダード

攻めるロシアも守るウクライナも、(原発を)意図的に暴発させるほど愚かではないだろうが、
戦闘に伴う偶発的要因で、チェルノブイリやフクシマの悪夢が再現される可能性はゼロではない。

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 Yahoo!ニュース・WIRED.jp 最終更新:3/2(水) 8:11
ロシアによるウクライナ侵攻で、戦時下に「原発を守る」ことの難しさが浮き彫りになっている

【ウクライナ侵攻を進めるロシア軍がベラルーシとの国境沿いにあるチェルノブイリ原子力発電所を占拠したと、ウクライナ政府が2月24日(米国時間)に発表した。1986年の春に起きた原発事故の跡地は、いまも引き続き環境危機の温床となっている。

「最大級の自制」を呼びかけ

ロシア軍が意図的に原子力発電所を標的とすることはないだろう。しかし、何百万人ものウクライナ国民と、隣接しているロシア国民に危害を加えてしまうような、悲惨な過ちも起こりかねないと専門家は危惧する。

ウクライナの原子力発電所を危険から守るために、国際原子力機関(IAEA)事務局長のラファエル・マリアーノ・グロッシーは「最大級の自制」をするよう強く呼びかけた。発表された声明によると、原子力発電所付近で紛争が起きるという未曾有の状況を「非常に懸念している」という。

原発を「守る」ことの難しさ

原子力専門家が主に懸念していることは、ミサイルが発電所に降り注ぐことではない。戦争区域での十分な人員確保や、安全プロトコルを守った上での発電所の稼働の難しさを憂慮しているのだ。

発電所自体も電力が必要であり、着弾したミサイルの爆発によって予期せぬ停電も起こりうる。もしくは、電力系統へのサイバー攻撃が発生する可能性もある。何らかの理由で予備電力が使えなかった場合、原子炉の冷却装置が使えなくなり、メルトダウン(原子炉内部にある炉心が生み出す熱の冷却機能が失われてしまうこと)へとつながってしまう。

「例えば、発電所の従業員たちが全員『もう無理だ、ここから逃げなきゃ。家族を連れてポーランドへ行こう』と言った場合、どうやって原子炉を管理すればいいのでしょうか」とブリティッシュコロンビア大学の原子力政策専門家のM・V・ラマナは問う。ウクライナ政府は、ロシア軍がチェルノブイリの核廃棄物処理場の作業員を拘束したと発表し、非難している。

停電が起きて原子炉を止める必要がある場合、通常は予備システムが発電所を冷却する(IAEAは72時間の冷却を推奨している)のだと、アクトンは説明している。以前は72時間もあれば、電力供給網に復帰させたり、消防隊の到着を待ったり、緊急時の発電機を動かすためのディーゼル燃料を確保したりすることが問題なくできた。

ところが、戦時中にはいずれも時間通りに到着することは保証されていない。このような事故が起きる可能性は非常に低いが、戦時中では「想像していないことが起こりうる」と、アクトンはツイートしている。】一部抜粋