屁理屈を捏ね、無理に無理を重ね、ようやく完成させた?自然の摂理に逆らった虚大施設・凍土壁だが・・
「凍土壁」失敗! 汚染水対策と東電救済、二兎追った結果
【そもそも、防潮壁建設費80億円をケチらなければ・・
東電、06年にも大津波想定 防潮壁建設費80億円をケチらなければ・・・

土木工事には素人同然の原子力ムラと安倍政権が、東電救済という不純な動機で
「凍土壁」を採用したことは判っているが、
※ 泥棒に追い銭!「凍土壁・ALPSⅡ」受注は東電JV、支払いは国の「廃炉研究費」
  福島原発の汚染水対策、技術提案に国内外から779件

 日本が誇る?世界的ゼネコン・百年をつくる鹿島は、なぜ失敗確実の「凍土壁」方式を提案したのだろうか?】

屋外に虚大冷凍庫用の配管を、剥き出しで張り巡らせ、莫大な電力を浪費、年間維持費十数億円をドブに捨てるだけの虚大施設・凍土壁。

今更、効果の検証? 笑わせてくれる。

本気で、山側から押し寄せる地下水の流入を食い止めるなら、地下ダム(遮水壁)の建設一択の筈が・・
原発事故から8年 「汚染水」が今も大きな課題。東電が、地下ダム建設費を惜しんだばかりに・・
【そもそも論を言えば、山側から押し寄せる地下水脈を、当初の計画通り、地下ダムで遮断していれば、汚染水をこれほど大量に溜め込むことはなかったのだが・・
東電、遮水壁設置を見送り=原発事故直後の6月-民主・馬淵氏が証言

今からでも、地下ダム(遮水壁)と、地下水脈の迂回水路を建設すべきなのだが、
意固地なのか?バカなのか? 
福島原発事故から6年半、増え続ける汚染水・・地下水脈を遮断し迂回させれば・・

それとも、脱法的海洋投棄の道が拓けた?ので、汚染水対策は不要になった?とでも思っているのか?
だとすれば、甘利にもおめでたい? きっと (全原子力ムラ人の)オツムが放射能に遣られているのだろう。
福島原発のナンチャッテ処理水、30年程度かけ海洋投棄する方針を決定。
【トリチウムの半減期12・3年の二倍の時間をかけて、わざわざ海を汚す必要があるのだろうか?

「1日平均で約140トン(放射能汚染水が)増える状況が続き、2022年秋にも計画する保管量(137万トン)の限界に達する」そうだが・・

それならばなぜ?凍土壁と言う役立たずの虚大施設でお茶を濁し、福島原発に押し寄せる地下水脈を遮断する抜本策=地下ダムを建設しなかったのか?】


原子力ムラ人に、原発汚染水「海洋投棄反対」を「悪しきポピュリズム」 と言わせない為に・・
実は、政府・原子力ムラが検討する処分法の中に、「海洋投棄」せずに原発汚染水を減らす現実的対案が・・

三案の中で、最も環境にやさしく現実的なのは、加熱して蒸発させる案
本来なら、この案を現実に沿って煮詰めるべきなのだが、
政府・原子力ムラは「海洋放出しかない」と、固く決心している。

加熱して蒸発させれば、トリチウム&ストロンチウム入り放射能汚染水の容積は激減、
福島原発に林立する汚染水タンク群も、その殆どが用済みに・・


しかも、ポンコツALPSが取り残した、基準値超のストロンチウムなども、きれいさっぱり取り除ける。

しかし加熱・蒸発法では、有害だが取り除く方法がないというトリチウムが、
水蒸気となって空気中に・・

だが、トリチウムがその毒性を発揮するのは、水として体内に取り入れた時。
空気中に飛散した水蒸気を、体内に摂取する可能性は極めて低い。

海洋放出〟に比べ、百倍も千倍も環境にやさしいのだが・・

しかし、それでも許せないというなら、蒸留してトリチウム水を還元させる方法が・・

水蒸気を還元した水こそが、本来 トリチウムを含んだ水と呼ぶべきなのだが・・

実は、この トリチウムを含んだ水から、トリチウム水を分離するのは超簡単。
プラス1℃でトリチウム水を凍らせ、液体のままの普通の水を別容器に注ぐだけ。
トリチウムは除去できない、だから海洋投棄というが・・超簡単、一瞬で分離できる方法が


【関連記事】1000基超えるタンク、凍土壁、膨大な人と金を投じた汚染水対策 福島第一原発は今

 東京新聞 2021年7月19日 06時00分
凍土壁、想定外の長期運用へ 福島第一原発汚染水対策の「切り札」、検証不十分なまま

【東京電力福島第一原発で汚染水対策の切り札とされ、国費345億円を投じて造られた凍土遮水壁。東電は当初、2021年をめどに対策を終えるはずだったが、凍結から5年が過ぎても大量の汚染水は発生が続き、ゼロへの見通しすら立たない。毎年億単位の維持費がかかる氷の壁は、検証不十分なまま長期運用に入る。(小野沢健太)

冷却液で凍土、年間維持費十数億円

凍土壁は、山側からの地下水を事故で原子炉内に溶け落ちた核燃料(デブリ)など高濃度の放射性物質が残る建屋に入れさせないようにするために造られた。1~4号機周囲(全長1・5キロ)の地中に打ち込まれた約1600本の凍結管(長さ30メートル)に、零下30度の冷却液を循環させて周辺の土を凍らせている。16年3月から凍結を始め、2年近くで全面凍結。凍らせる電気代など毎年の維持費は導入当初で十数億円かかり、東電が負担している。

 19年12月~21年1月、凍結管の計5カ所で冷却液が漏れるトラブルが続いた。東電によると、いずれも原子炉建屋近くの道路の地下にあり、通行する車両の振動で金属部品が疲労破壊した可能性が高い。
 長期運用を想定していなかった東電は、これまでトラブルが起きてから補修してきたが、今年からは部品の交換頻度を定め、交換用の部品をあらかじめ用意する。広報担当者は「凍土壁は有効で継続して使う。適切な保守管理で長期間の運用は可能」と説明する。

隙間から地下水、効果は限定的

 「全く水を通さない」という触れ込みだった凍土壁だが、実際は水を通す部分があちこちにあり、効果は限定的にとどまっている。
 東電は18年3月、凍土壁によって1日約95トン分の地下水が建屋に入り込むのを防ぐことができたという試算を公表。壁がない場合は1日189トンになるとし、「半減できている」と強調した。
 ただ、試算を巡っては雨が少ない時期だけを切り取って評価したことや、建屋周辺の井戸(サブドレン)による地下水のくみ上げなど他の対策の効果との区別があいまいで根拠に乏しい。原子力規制委員会の更田豊志ふけたとよし委員長は「地下水対策の主役はサブドレンのくみ上げ」と断言している。
 試算公表時の会見で、東電の廃炉最高責任者だった増田尚宏氏(現・日本原燃社長)は凍土壁の効果について「検証を続ける」と明言。しかし今は「個別の対策の効果を示すことは難しい」と、広報担当者が説明を避けるようになった。

規制委からは代案求める声も

政府や東電は当初、21年ごろまでに汚染水の発生を止める目標を立てていた。しかし、地下水がどこから入り込んでいるのか今も分かっていない。
 15年度に1日490トン発生していた汚染水は、20年度に約140トンまで減ったもののゼロは実現できず、25年に100トンに減らす目標に後退した。東電は「25年までは現行の対策を続ける。それ以降は検討中」と歯切れが悪い。
 凍土壁の維持費は、消費者が東電に支払う電気代を通じて賄われる。規制委の検討会では「費用対効果の観点から、凍土壁をやめて鋼板やコンクリート壁などを埋め込むべきだ」との専門家の意見が根強い。この意見にも東電は「検討中」と答えるだけで、事故から10年が過ぎても汚染水対策の終わりは見えない。】