史上最悪の原発事故から35年、未だにくすぶっていたとは?

雨漏りで核分裂反応が進む事を懸念、老朽化した石棺にジュラルミン製の新シェルターを被せたが・・

しかし、今度は燃料デブリの乾燥を招き、これが核分裂を加速??

水分が有っても無くても、核分裂反応が促進??
禅問答のようなチェルノブイリ原発の再臨界危機。

福島原発事故は未だ収束せず、石棺化さえ不可能と言われているが・・

福島原発「廃炉まで40年」?スリーマイル「最長145年」チェルノブイリ「今後100年手付かず」
【絵に描いた餅というより、妄想に近い 東電・原子力ムラの廃炉計画。

仮に、日本の原子力ムラの技術力(実際は幼稚園レベル)がロシアを上回っていたとしても・・

廃炉が順調?に進むスリーマイル島原発にも、今なお1トンのデブリ・・
「最も長い想定では2134年に終える計画で、1979年の事故からなんと145年後です。
チェルノブイリ事故の廃炉作業も、石棺で封じ込めたまま、今後100年は手をつけないという状況です」】

福島原発事故から10年、遠い「廃炉」への道のり? そもそも事故炉の「廃炉」は可能なの?

チェルノブイリでも実現不可能なデブリ取り出しー安全最優先で工程維持せよ?と言うが・・

チェルノブイリとフクシマ

チェルノブイリ・史上最大の原発事故 VS フクシマ・史上最長の原発事故


 Newsweek 2021年5月21日(金)16時50分
チェルノブイリで再び核反応くすぶる 中性子線量が上昇中
【<炉心下に残る燃料デブリが再びくすぶりはじめている......>

史上最悪の原発事故から35年が経ったチェルノブイリで、再び事故の懸念が浮上している。事故後の施設を監視している科学者たちが、中性子線量モニターの数値が上昇していることを確認した。

英インディペンデント紙は再びくすぶりはじめた状況を憂慮し、「ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所を監視している科学者たちが、この大型建造物跡にある入室不能な部屋において、核分裂反応が突如始まっているのを発見した。さらなる爆発が現場で起きるのではないかとの懸念を招いている」と報じた。


新造のシェルターが仇となった可能性が指摘されている

チェルノブイリ原発は事故後、俗に「石棺」と呼ばれるコンクリートと鉄の構造体で覆われた。急造された石棺は密閉性が不足しており、雨漏りの問題を抱えていた。一般に、水は減速材として機能する。すなわち、水があることで中性子が減速してウランの原子核に当たりやすくなり、核分裂反応が促進される。大雨で石棺内部が増水すると中性子線量が急増することがあり、再臨界の危険が指摘されてきた。

そこで、今から5年ほど前、雨漏りの抑制と放射性の塵の封じ込めなどを目的として、石棺を覆うアーチ状の新シェルターが架けられた。懸案だった雨水が遮断され、それまで中性子を減速させていた水が失われたことで、雨漏りによる再臨界の危険性は払拭された。

しかし、今度は燃料デブリの乾燥を招き、これが核分裂を加速してしまった可能性があるという。詳細なメカニズムはまだ判明していないものの、首都キエフの「原子力発電所の安全問題に関する機関」(ISPNPP)によるシミュレーション・モデルでは、燃料が乾燥することで中性子が活発に反射するようになり、かえって核分裂反応を促進している可能性が示された。

現在デブリ周辺に残っている水が核反応熱によって完全に蒸発すれば、デブリ内部で暴走反応が起きる危険性も否定できないという。ISPNPPのマキシム・サベリエブ氏はサイエンス誌に対し、爆発事故には至らずとも、老朽化が進む古い石棺の一部を破損させ、新シェルター内部に放射性の塵が充満するシナリオは考えられるとの見方を明らかにしている。】一部抜粋