絵に描いた餅というより、妄想に近い 東電・原子力ムラの廃炉計画。
無責任というか脳天気というか・・現実逃避の無能集団・原子力ムラに、
このまま任せていいものだろうか?
福島原発廃炉 出来もしないデブリ取り出し、2021年には着手??
【仮に、日本の原子力ムラの技術力(実際は幼稚園レベル)がロシアを上回っていたとしても・・】

廃炉が順調?に進むスリーマイル島原発にも、今なお1トンのデブリ・・

「最も長い想定では2134年に終える計画で、1979年の事故からなんと145年後です。
チェルノブイリ事故の廃炉作業も、石棺で封じ込めたまま、今後100年は手をつけないという状況です」

関連記事
“原発廃炉” 東海原発では・・手探り、未定、先送り
チェルノブイリ 核燃料除去まで500年以上・・福島原発廃炉は〝最長40年〟??


格納容器の底を埋め尽くす堆積物…福島2号機の解析写真

『チャイナ・シンドローム』 証拠隠滅、口封じ、背後に­うごめく巨大な陰謀
【福島原発事故、その後の御用学者たちの荒唐無稽な“安全デマ”
原子力ムラの隠蔽の数々、事故収束での無能・無策・無責任・・

 『チャイナ・シンドローム』 のその後に、
スリーマイル事故、福島原発事故が繋がっているのだと実感させられた。】


 au Webポータル・東スポWeb より
「廃炉まで40年」東電が掲げるデタラメな見積もり
【【ラジオDJ・ライターのジョー横溝氏が福島第1原発・現地取材で見たもの:短期集中連載3】福島第1原発(F1)問題を長年、取材するラジオDJ・ライターのジョー横溝氏(49)による、連載第3回は東京電力が掲げる「廃炉まで40年」のデタラメについて検証。

まず「廃炉」の定義を簡単に書くと「F1構内の土地を更地に戻すまで」ということになる。では、どれくらいの作業があるのか。大まかに言うと以下のようになる。

(1)「1、2、3号機建屋内に残る約1500本の使用済燃料棒の取り出し」
(2)「1、2、3号機の格納容器内に残る燃料デブリ(溶けてしまった燃料棒)の取り出し」
(3)「原子力建屋内、建屋地下にたまっている汚染水の取り出し」
(4)「汚染水などが接していた途方もない量の汚染土の除去」

 この中で具体的な作業予定があるのは、(1)の「3号機の使用済燃料棒取り出し」で、今秋から実施される計画だが、周辺の線量が高く、人が1時間作業するのがやっと。完了まで大きく遅れる可能性は大きい。加えて、1号機と2号機はいまだ「取り出す環境を作っている」状態で本格的な作業に取り掛かるのはまだまだ先。つまり、この7年間は廃炉の具体的な作業の第1弾に入るまでの準備段階だった。

 さらに廃炉に向けての最難関は(2)だ。「デブリの取り出し」というと過去に2つの事故を思い出す。1つ目は1979年のスリーマイル島原発事故。同事故ではメルトダウンしたデブリは圧力容器の中にとどまっていた。それでもたった1機のデブリの取り出しまで「11年」かかった。ただし、廃炉は完遂していない。

 2つ目は86年のチェルノブイリ原発事故。同事故も1機だけの事故だったが、メルトダウンした燃料棒はF1同様、圧力容器を突き抜け、格納容器の底まで達した。同事故では「デブリの取り出しは不可能」と判断し、「石棺」という石で原発を閉じ込める方法を取った。つまり「廃炉は諦めた」ということ。F1にはチェルノブイリと同じ状態のデブリが3機分ある。しかも、1号機、2号機、3号機ともにデブリの場所が特定されていない。今後、デブリ探し→その場所や様態に合わせた、取り出すためのロボットを開発、テスト→そして実際の作業に移す。この工程を3機分作業しなくてはいけない。途方もない時間がかかるのは間違いない。

 なぜ東電は40年という期間を示したのか? 東電に聞いたが「40年での廃炉を約束したわけではない。目安としての40年です」という返答だった。つまり廃炉40年にはなんの根拠もない。それどころか、本当に廃炉が可能なのかもかなり怪しいとお分かりいただけるはずだ。】

 週刊女性PRIMEより
《福島第一原発はいま》年間700億円かけても、終わりが見えない「事故処理」
【「トリチウムは水と同様に、体内に入っても出ていくと考えられていましたが、身体の有機物と結合すると大きな影響があることが知られています。

 トリチウムの体内動態はまだよくわかっていません。流さざるをえないなら、薄めて流すだけでなく、一定期間の放出量を制限する考え方も取り入れるべきだと思います」

事故処理は困難を極める

 事故処理で最大の問題は燃料デブリだ。そもそも取り出すべきか? 取り出すことは可能なのか? もし不可能ならどうするのか? そうした基本的なところから考え直すべきだと倉澤さんは言う。

「デブリを取り出し30〜40年で廃炉という計画は、とうてい無理です」

 今年1月、2号機の格納容器の内部調査が行われた。調査映像では、圧力容器の真下にデブリは溶け落ち、そこに水がパラパラ落ちている状態が確認できる。

「水に浸かっていなくてはならないのに、床から30cm程度しか水がない。デブリの塊が水から顔を出す状態で、よく冷えたな、と驚きました」


2号機の原子炉格納器の底付近には、溶け落ちたデブリとみられる堆積物が 写真提供/東京電力
▶▶すべての写真を見る

 圧力容器だけでなく、格納容器の底が壊れていることもわかっているが、どこがどう壊れているのかは不明だ。

 東電は格納容器の側面からデブリを取り出す方針を固めている。だが、

「本来、水に沈めて取り出すのが正攻法。格納容器の底部が破損し、水をためるのが困難なために考え出した机上の計画にすぎない」と倉澤さんは手厳しい。

 さらに、「溶け落ちた燃料が圧力容器の外に飛び出て、床のコンクリートと溶け合い、化学反応を起こしています。歴史上、誰も経験したことのない事故処理に手探りで挑戦している状況です」と指摘する。

 デブリの扱いが難しいことは歴史が証明している。米スリーマイル島の原発事故では、デブリを砕くのに時間がかかり、いまなお1トンほどが残ったままだという。

「最も長い想定では2134年に終える計画で、1979年の事故からなんと145年後です。チェルノブイリ事故の廃炉作業も、石棺で封じ込めたまま、今後100年は手をつけないという状況です」

 倉澤さんは警告する。

「福島原発には多くのリスクが残っています。汚染水に使用ずみ燃料、デブリ、大量の放射性廃棄物。排気筒には亀裂があり、線量が特別に高いところもある。地震や津波に襲われると、再び暴れ出しかねません。しっかりと現実を直視すべきだと思います」】一部抜粋