東電・原子力ムラ政府は、トリチウム以外の放射性物質を取り除いた?“原発処理水”??を海に捨てると言うが、それは真っ赤な嘘。 
その実態は、ポンコツALPSで除染に失敗した、基準値の最大2万倍 超高濃度放射能汚染水だ。

その上、
「汚染水タンクまもなく満杯」は ウソだった?! トリチウム水の海洋投棄は来年に持ち越し??

東電・原子力ムラ政府は、最近になって慌てて(低濃度汚染水の)再除染実験を試みているが、フィルター方式のポンコツALPSでは、何度通しても基準値内に収めるのは不可能。
〖原発処理水〗と言う名の〖高濃度・放射能汚染水〗84万トン、今頃?濃度下げる試験開始??


しかも、薄めて海洋投棄するにも総量規制が有り、東電は30数年を掛け海に捨てる計画。
30数年も経てば、(海に捨てずとも)半減期12年のトリチウムの大半は無害化?されているのでは?
福島原発の(未)処理汚染水 「30年かけて放出」 と、東電。 トリチウムの半減期は12.3年だが


本当は、原子力ムラの低レベル技術陣も既知の方法で、ポンコツALPSで除染に失敗した “原発処理水”と言う名の(基準値の最大2万倍)超高濃度放射能汚染水を、きれいさっぱり浄化できる方法が有るのだが・・
原発処理水にはトリチウム以外の放射性物質も残留。しかし蒸留し凍結するだけで・・
【現に、玄海原発でも蒸留法が採用され、トリチウム以外の放射性物質を完全分離している。
汚染水処理ー玄海原発では蒸留法で完全分離、しかしポンコツALPSは基準値超の取り残し、なぜ??】



福島原発・不完全処理水ー捨てずに減らす画期的方法。風評被害も起きません
【東電・原子力ムラが示す選択肢の一つ、空気中に放出であれば・・

汚染水を煮詰めて水分を抜けば、放射性汚染物だけが残り、汚染水を溜めるタンク群の殆どは不用となる。
しかも、ALPSが取り残した放射性汚染物も、100%取り除ける

東電・原子力ムラが言うには、
基準値以下のトリチウムだけが、空気中に放出され、人体には影響がない?そうだが・・

やはり危険なので、空気中に放出せず、

蒸発したトリチウムを含む水蒸気を逃がさず、冷やして水に還元、トリチウム混合水に。
これでは元の木阿弥と思われるだろうが・・

このトリチウム混合水を、+3℃に冷却すれば、凝固点が+4℃のトリチウム水(HTO)だけが凍結、普通の水(H2O)は液体のまま。
超簡単!「トリチウム水」を一瞬で分離できる方法。

たったこれだけの工程で、極めて困難といわれるトリチウム水の分離が完了。】


立憲、海洋放出「他の方法模索を」 与党「風評被害、国が責任」―福島原発処理水


 東京新聞 2021年4月8日 06時00分
事故を起こしたのは東電なのに…「顔」も主体性も見えぬまま 原発処理水の海洋放出方針決定へ

【世界最悪レベルの事故から10年、東京電力福島第一原発のタンクで保管が続く処理水の海洋放出処分に向け、政府が最終調整に入った。菅義偉首相は7日、放出に反対する漁業団体の代表者らを官邸に呼び、自らは出向かなかった。一方、東電の小早川智明社長は柏崎刈羽原発(新潟県)の不祥事で謝罪の日々。当事者不在のまま、処分方針が決まろうとしている。(小野沢健太、井上峻輔、小川慎一)

疑念と不信で「反対」10回 

 菅首相と全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長らの面会は午後4時前に首相官邸で始まり、わずか20分で終わった。
 「(海洋放出に)反対という考えは変わらない」
 記者団の取材に応じた岸会長は「反対」という言葉を10回使って、不快感をあらわにした。「東電の近々の不祥事は、安全性が担保されるかを考えると、極めて強い疑念を抱かざるを得ない」とも強調した。
 漁業者から不信を抱かれている小早川社長は、この面会の1時間半前、新潟市で記者会見。柏崎刈羽原発でのテロ対策不備を巡り謝罪するなどおわび行脚のまっただ中にいる。
 首相と全漁連会長の面会について、小早川社長は「コメントは差し控える」。処理水処分を巡り、原子力規制委員会の更田豊志委員長は「トップの顔が見えない」と東電を批判しているが、最終局面でも当事者としての「顔」を隠した。

タンク「限界」 増設先送り

 福島第一原発で発生する汚染水を浄化処理した後の水を保管するタンクは、限界が近い。4月1日時点の貯蔵量は約125万トンで、確保済み容量の9割を超えた。東電の推定では、来年秋ごろに満水になる。
 放出設備の準備には2年ほどかかる見通しで、準備が終わる半年ほど前に容量が足りなくなる公算が大きい。だが、東電は計画分の137万トンに達した昨年12月以降、新たなタンクを建設せず、増設できるかの見通しも示さない。「政府の方針が決まってから検討する」と、ここでも主体的な動きを見せない。
 東電は、汚染水対策で場当たり的な対応を続けてきた。象徴がタンクだ。事故当初、汚染水問題は短期間で解決できると見込み、鋼板をボルトでつなぎ合わせた急造のタンクを建設。ところが水漏れが相次ぎ、耐久性の高い溶接型タンクに置き換えることになった。後手後手の対応が、問題を深刻化させてきた。

政府の影に隠れて地元軽視

 処理水の処分を巡り、地元の理解をどう得るのかについても政府判断を待つ姿勢に終始している。
 福島第一では、原子炉建屋周辺の井戸からくみ上げた地下水を浄化処理してから海へ流している。東電はこの放出を巡り、汚染水を浄化処理した後の水については、2015年に福島県漁連に対して社長名の文書で「関係者へ丁寧に説明し、理解なしにはいかなる処分(海洋放出)もしない」と約束した。
 しかし、福島第一の廃炉責任者である東電の小野明氏はこれまでの記者会見で、「政府の方針が出た後に理解が得られるよう取り組む」と繰り返すばかりだ。
 政府も、漁業者が懸念する風評被害対策を明確に打ち出していない。福島では原発事故後、水揚げ量を制限した試験操業が3月に終わり、本格操業への移行を始めたばかり。全漁連の岸会長は面会後、憤った。「(首相から)風評被害対策は聞いていない」】

 NHKニュースWEB 2021年4月8日 16時53分
福島第一原発 処理水 来週にも海への放出決定で調整 政府
【東京電力福島第一原子力発電所で増え続けるトリチウムなどの放射性物質を含む水の処分方法について、政府は来週にも海への放出を決定する方向で調整しており、風評被害対策に万全を期すほか安全性などの情報発信を強化する方針です。

トリチウムなどを含む水の処分方法をめぐっては去年2月、国の小委員会が基準以下の濃度に薄めて海か大気中に放出する方法が現実的だとする報告書をまとめ政府が処分方法を検討してきましたが、地元などからは懸念の声が出ています。】一部抜粋


 福島民友ニュース 2021年04月08日 09時55分
「海洋放出は打撃」 第1原発処理水、漁業・観光業者ら懸念の声
【東京電力福島第1原発の処理水を巡り、7日に菅義偉首相が漁業者団体トップに海洋放出方針の決定への理解を求めたことを受け、本格操業移行に歩み出した県内の漁業者からは「再び風評が広がるのではないか」と懸念の声が上がった。

 昨年、念願の新地地方卸売市場が再開した。宮城県からも仲買3社が訪れているといい、「福島の魚を販売してもらえるのはうれしいこと」と手応えを感じてきた。本格操業に向けて進んでいるという思いもあっただけに、「このままでは、『はい』とは返事ができない」と声を荒らげ、「海はつながっている。福島県だけの問題ではない」と他県への影響も懸念した。

 海洋放出は観光への影響も必至だ。相馬市松川浦観光旅館組合長で県一般旅館ホテル組合連合会長を務める管野正三さん(60)は「タンクが満杯になるのを目前にしたタイミングでの動きに、誠意のなさを感じる」と話す。松川浦周辺は、復興市民市場「浜の駅松川浦」の開業など観光誘客に向けた新たな取り組みが本格化する。「観光業者にもしっかりと目を向け、風評払拭(ふっしょく)に向けた議論を行い、風評対策をしっかりと決めてほしい」と注文を付けた。】


 河北新報 2021年04月08日 06:00
原発処理水、海洋放出へ 首相「近日中に判断」 全漁連会長と面会
【政府は東京電力福島第1原発にたまり続ける放射性物質トリチウムを含む処理水を、海洋放出する方向で最終調整に入った。菅義偉首相は7日、官邸で全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長らと面会し、近日中に処分方針を判断する意向を明らかにした。政府は会談を踏まえ、関係閣僚会議を開く方針。岸会長は海洋放出に反対する考えを重ねて示した。
 菅首相は会談で「廃炉の着実な進展は東日本大震災からの復興の前提で、処理水の処分は避けて通れない。海洋放出がより確実に実施できるとの専門家の提言を踏まえ、政府方針を決定する」と伝えた。
 菅首相は会談後、報道各社の取材に応じ「風評被害を最小限にする努力は絶対に必要だ」と強調した。政府は方針決定後も準備と並行し、関係者や国民に理解を求めていく考え。
 岸会長は「海洋放出の反対はいささかも変わらない」とした上で(1)漁業者、国民への責任ある説明(2)風評被害への対応(3)処理水の安全性担保(4)福島県をはじめ、全国で漁業が継続できる方策(5)保管タンク増設などの検討-を要請した。
 同席した野崎哲福島県漁連会長も「地元を中心に漁業を続けることが、県内漁業者の統一した意思だ」と反対した。
 記者会見した梶山弘志経済産業相は「要請された5項目は、しっかり検討していきたい。今後も丁寧な説明、説得を続けていく」と述べた。
 福島第1原発では高濃度の放射性物質を含む大量の汚染水が発生し、浄化した後の処理水を保管するタンクが敷地を埋めている。東電はタンクの満杯時期を2022年秋以降と見込む。放出準備に2年程度かかるとされる。
 政府の小委員会は昨年2月、海洋や大気への放出が現実的と提言。政府は同年10月下旬にも海洋放出を決定する構えだったが、風評被害対策の具体化などが必要だとして先送りした。
 梶山経産相と今年3月に会談した国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は、環境影響監視などで支援する意向を示した。】一部抜粋