当の東北電力も、安全対策工事が遅れ、「2022年度以降の再稼働を目指す」としている。
最短でも2年先の再稼働に、なぜ今?拙速に同意をする必要があるのか?

再稼働に反対する声を封殺する、強引な再稼働同意は、政治家として如何なものか?
女川原発再稼働の是非問う 市町村長会議:議論1時間だけ?首長1人当たりの発言は僅か2分!?

原発再稼働の是非、決めるのは市長か市民か?柏崎市長選挙が告示 現職と新人の一騎打ち

自治体の首長の最大の役目は、住民の命と財産を守ることではないのか?
もし女川原発が、同型の福島原発と同様の過酷事故を起こしたなら、
村井・宮城県知事、須田・女川町長、亀山・石巻市長は、どう責任を取られるのだろうか?
中村知事、再稼動同意=過酷事故の発生時「進退をかける」?
【知事には、「進退をかける」より、県民の命を危うくした罪を背負い、牢屋に入っていただきたい。

 万一の時は、「苦渋の決断」と嘯く山下町長も、安倍総理も、四電社長も、罪人として裁かなければ・・】

万が一の事故の時、逃げ場のない 牡鹿(おしか)半島の住民はどうなるのか?
見棄てて良い訳はない筈だが・・

津波は想定外? 伊方事故訓練、5千人避難想定に住民参加70人
【70人の避難なら1便70分で大分佐賀関港にたどり着くが、5千人が一度に避難となれば・・
定員292名のフェリー17便で16時間半、自衛隊などの応援を仰いでも、最短で4時間半はかかる。

 ただ、時化や津波で海が荒れたなら、1便も運行出来ず5千人全員が足止め。
津波が原因の過酷事故なら海上ルートは絶望的、空路か屋内避難しか選択肢はないが、

 今回のナンチャッテ避難訓練では、津波が原因の過酷事故は想定外?凪いだ海で訓練しても・・】

「原子力災害制圧?道路」年度内開通。敦賀・内浦半島2路線
【原発事故ではなく原子力災害? 避難じゃなく制圧?
原発事故から逃げるための道路が「原子力災害制圧道路」とは??

しかも公費で・・
「盗人にも三分の理」とは言うが・・ 原発事故対策工事、国費を使い加害者側の電力会社グループに


 テレ東NEWSチャンネル
女川原発2号機 再稼働に知事ら同意表明(2020年11月11日)

【東日本大震災で被災した宮城県の東北電力女川原発2号機の再稼働について、宮城県の村井知事はきょう女川町長、石巻市長と会談し、同意することを表明しました。
村井知事は来週にも梶山経済産業大臣に意向を伝え、再稼働に必要となる地元の同意手続きが完了する予定です。
東北電力は安全対策の工事を進め、2022年度以降の再稼働を目指します。】


 朝日新聞 社説
女川原発 再稼働の同意なぜ急ぐ
【東北電力の女川原子力発電所2号機について、再稼働に向けた「地元同意」を、宮城県の村井嘉浩知事がきょうにも表明する見通しだ。東日本大震災で被災した原発としては初の再稼働手続きである。なぜそれほど急ぐのか。疑問がぬぐえない。

 東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型炉の女川原発は震災で、原子炉建屋の地盤まで80センチに迫る高さ13メートルの津波に見舞われ、2号機を冷やす設備が浸水するなど重大事故寸前だった。東北電は、津波の想定を23・1メートルに引き上げ、耐震性も高めることにした。

 原子力規制委員会の6年余りの審査を経て、新規制基準に適合すると認められたのが今年2月末。直後に資源エネルギー庁長官が県を訪れて再稼働に同意するよう要請した。4月、東北電は、規制委の審査で必要になった追加の安全対策に時間がかかるとして、工事完了が予定より2年遅い2022年度内にずれ込むと発表したが、同意への流れは止まらなかった。

 原発がある2市町のうち女川町では9月、町議会が再稼働に賛成する陳情を採択。もう一つの石巻市は半月後、市長が再稼働に同意する考えを表明した。県議会も10月、再稼働賛成の請願を採択する形で早期の再稼働を「容認」。村井知事はおととい、県内の全市町村長の意見を聴く会も開いた。

 地元が再稼働への同意に傾くのは、地域経済と原発の結びつきが強い面があるからだろう。しかし、県内には不安の声も根強く残る。

 女川原発は牡鹿(おしか)半島の付け根近くにあり、万一の際には、半島の住民の多くが原発近くを通る道路で避難することになる。津波などに襲われれば、海岸近くでは通行できなくなる恐れもある。実際、昨年の台風19号では主要道路が冠水するなどして17時間、通行できなくなった。

 避難道路の整備が課題として残っていることは、政府や東北電も認める。地元は国道バイパスの整備などを県や政府に要望しているが、予算化の見通しは立っていない。

 菅首相は今国会で「しっかりとした避難計画のない中で、再稼働が実態として進むことはない」と答弁した。ならば今の女川も、再稼働の手続きを進められるはずがない。工事完了までの2年間に、実効性ある避難計画を作り上げるのが先決だ。

 女川2号機の安全工事費は共用施設も含め3400億円と、すでに再稼働した原発より1基当たり1千億円以上かかると見積もられている。プレート境界付近にあり、地震や津波のリスクが高いためだ。この事実からも目をそらすべきではない。】