住民の意思も問わず、周辺市町村の首長の声さえも遮り、原発推進派の立地自治体、県議会議員と県知事が、苦渋の決断?で、女川原発の再稼働に同意?という流れ?

「原発は国策だから…」「自民党会派だから…」 女川再稼働、賛成議員の胸の内

中村知事、再稼動同意=過酷事故の発生時「進退をかける」?
【例え「総理の首」を差し出されたところで、原発事故が起きてしまっては 何の足しにもならない。

 知事には、「進退をかける」より、県民の命を危うくした罪を背負い、牢屋に入っていただきたい。

 万一の時は、「苦渋の決断」と嘯く山下町長も、安倍総理も、四電社長も、罪人として
裁かなければ・・】

薩摩川内市長「苦渋の決断」? 再稼働同意判断へ-経済的恩恵で割れる自治体

原発事故「許せぬ殺人行為」=住民避難は苦渋の決断-福島・双葉町長

宮城県民の、延いては(ひいては)日本国民すべての、
命と暮らしに関わる重大事を、
はじめに結論ありき」で押し通して良いものなのろうか?


原発同意 義務あれば権利あり:危険あれど見返りなしの周辺自治体
【原発には 縁もゆかりも無かった飯館村は、
偶々 原発という大規模環境破壊装置が近傍にあったばかりに・・

避難計画の策定を押し付けられながら、再稼働や運転延長に物申す権利さえなかった、
危険あれど見返りなしの周辺自治体。

原発マネー欲しさに、殆どの立地自治体は 再稼働に同意するだろうが、
再稼働や運転延長に物申す権利を、30キロ圏、50キロ圏、100キロ圏・・
死の灰が降るだろう全自治体に拡大すれば、

立地自治体の首長が安易に、「苦渋の決断」と言って再稼働に同意する
猿芝居も打てなくなるだろう。】

<東海第2原発> 新安全協定「事前了解、拒否権の側面も」 水戸市長が見解

原発再稼働の請願採択 高浜町議会原子力対策特別委


 河北新報 2020年11月08日日曜日
女川原発再稼働の議論1時間だけ? あす市町村長会議

【東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働を巡り、村井嘉浩知事は9日、市町村長会議を仙台市内で開く。会議はわずか1時間の予定で、市町村長からは「議論するには短すぎる」と疑問の声が上がる。

村井知事が「地元同意」の判断材料にする重大局面が、単なる儀式と化す恐れもある。東京電力福島第1原発事故の爪痕が県内に残る中、着々と進む段取りに首をかしげる市町村長は少なくない。

 会議は、村井知事が同意手続きの流れを説明した後、市町村長が意見を述べる。35人全員が出席した場合、首長1人当たりの発言は2分にも満たない計算だ。
 「普通に話しても1人3分は必要。再稼働でリスクの低減をどう図るのか、詳しい情報が示されていない」。猪股洋文加美町長は、時間を十分確保しない県の姿勢を問題視する。

 同町は、原発事故で生じた国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)を超える指定廃棄物最終処分場の建設候補地となった。指定廃は今も県内に散在する。
 猪股町長は「事故は隣県で起こり、県内に放射能の影響が残っている」と指摘。内陸部の別の町長も「宮城は隣の福島に寄り添うべきだ。(地元同意の)アリバイづくりには乗りたくない」と本音を明かす。

 2号機の再稼働について女川町、石巻市、県の3議会が容認した。沿岸部のある首長は決断を重く受け止めつつ、「会議では他の首長の考えに耳を傾けたい。1時間は短い。2時間あれば、全員が意見を言える」と県に再考を促す。

 原発5~30キロ圏の5市町は2日、再稼働の賛否を含め、東北電への意見書の共同提出を見送った。5市町のうち涌谷町の遠藤釈雄町長は「時間を設定されると、発言をためらう首長もいるだろう」と予想する。

 重大事故時、30キロ圏の約20万人が県内31市町村に逃げる広域避難計画の実効性は課題の一つ。石巻市民を受け入れる大河原町の斎清志町長は「知事に避難路となる道路整備を(国に)要望するよう求めたい。ただ1時間はあっという間だ」と話す。

 会議で出た意見を、知事が重視する「県民の意思」と捉えること自体に異を唱えるのは、菅原茂気仙沼市長。「各首長が住民の声を吸い上げているわけではない。(再稼働への賛否を示すのは)会議にそぐわない」と主張した。】