欺瞞だらけ、福島原発ナンチャッテ処理水の海洋投棄問題。

まず、「トリチウム以外の放射性物質を取り除いた処理水」という前提からして
真っ赤なウソ
ナンチャッテ処理水には、基準値の最大2万倍の(トリチウム以外の)放射性物質が、
たっぷりと含まれている。
浄化不全の汚染水〝処理水〟と嘘を付いたまま・・福島原発処理水、経産相「処分方針 早急に決定」

現在の技術では、ナンチャッテ処理水から、トリチウム水を取り除くことは困難?
というのも、海洋投棄を正当化するための、これまた真っ赤なウソ
原発処理水のトリチウム「分離はそんなに難しい技術じゃない」・・朝日新聞、原子力ムラに挑戦的記事
福島原発・不完全処理水ー捨てずに減らす画期的方法。風評被害も起きません

しかも、「濃度を基準値以下(水で500~600倍に)に薄めた、(トリチウムだけが残留する処理水の)海洋投棄」 に要する期間は30年以上の超長期に・・
福島原発の(未)処理汚染水 「30年かけて放出」 と、東電。 トリチウムの半減期は12.3年だが

福島原発の廃炉も、東電は41~51年の完了を目指す?というが、
100年後、200年後でも不可能。
事故が収束しているチェルノブイリでさえ、燃料デブリの取出しは500年後だ。
福島原発「トリチウム水処分」の不純な動機=タンク跡地に、取り出したデブリ保管施設を建設??
チェルノブイリ 核燃料除去まで500年以上・・福島原発廃炉は〝最長40年〟??


 日本経済新聞 2020/10/3 23:00
福島原発の処理水 海洋放出の協議大詰め 政府、週内にも農・漁業団体と

【政府は東京電力福島第1原子力発電所でたまり続ける処理水の処分を巡り、週内にも関係団体と大詰めの協議をする。漁業関係者を中心に海洋への放出による風評被害への懸念は根強いが、処理水を敷地内にため続ければ今後の廃炉作業に影響が出かねない。2022年にもタンクの容量が満杯になる見通しで、海洋放出の決定に向けた調整を急ぐ。

11年の東日本大震災に伴う津波の影響で炉心溶融事故を起こした福島第1では壊れた建屋に地下水や雨水が入り込み、高濃度の放射性物質に汚染した水が1日180トン(19年度)発生している。東電は専用装置で主要な放射性物質を取り除いた処理水として、敷地内のタンク1000基に約123万トンを保管している。

20年中に計137万トン分のタンクを確保するが、東電によると足元の汚染水の発生状況などを踏まえると、22年10月にも満杯になる見通しだ。敷地内にタンクが増え続ければ、政府・東電が41~51年の完了を目指す廃炉作業に遅れが出かねない。

処理水には現在の技術では十分取り除くのが難しい放射性物質トリチウム(三重水素)が残っている。トリチウムは自然界にも大気中の水蒸気や雨水などにごくわずかに存在し、放つ放射線は弱い。通常の原発でもトリチウムを含む水は発生しており、濃度を基準値以下に薄めて海に流すことが国際的に認められている。国内外の原子力施設も海に放出している。

東電は政府が方針を決めたら、放出設備の設計や規制手続きに入る。放出を始めるまでには少なくとも2年程度の時間がかかる。放出はトリチウム以外の放射性物質を取り除いた処理水に、新たに水を加えて500~600倍に薄めて時間をかけて海に流す計画だ。】一部抜粋