政府は「放出に必要な準備工事に約2年かかることから、今夏ごろが判断時期に」と、
トリチウム以外も未浄化の放射能汚染水を、海洋投棄する気満々だが・・
福島原発の汚染水処分 意見募集を7月まで1カ月延長・・8月には結論?

そんな中、今朝の朝日新聞に「福島)第一原発、処理水のトリチウムは分離できる?」と
題した挑戦的記事が・・

分離方法は、水(100度)とトリチウム(101・5度)の沸点の違いを生かし・・
水は100度で沸騰、トリチウムは液体のまま残り、「99%以上取ることができる」とのこと。

Weblio辞書・重水


沸点の他、凝固点の差異を利用する分離法や、アルミを触媒とした分離法も・・

トリチウム:アルミで除去 近畿大など新技術・・本当は、トリチウム水を凍らせるだけでOKなのだが・

福島原発のトリチウム入り〝処理水〟72%は 未浄化汚染水。未だスタートラインにも立っていない。
【驚くべきことに、ブラック東電に言わせると、福島県沖は現状、
「世界保健機関(WHO)の飲料水基準(同1万ベクレル)も大きく下回る」??そうだ。
勿論、トリチウムに限ってのことだろうが・・

(それが、もし本当なら、東電・原子力ムラの飲料水にすればいい)

仮にそうだとしても、トリチウム入り汚染水を、海に捨てていいわけはない。

百歩譲って、トリチウム水の海洋投棄が許される?範囲内と仮定して、
では、現状の「処理水」は、本当にトリチウム以外の放射性物質を取り除いた
比較的安全な?トリチウム水なのか?といえば、実際には・・】


 朝日新聞デジタル 2020年6月22日 10時00分
福島)第一原発、処理水のトリチウムは分離できる?
【東京電力福島第一原発の処理済み汚染水に含まれる放射性トリチウムを分離する技術について、政府は「実現性なし」と結論づけ、薄めて海か大気に放出することを前提に議論を進めている。一方、「99%以上取ることができる」と政府に再考を求めるコンサル企業がある。その技術は経済産業省が資金を出し、ロシアで確立されているというのだ。

 「分離はそんなに難しい技術じゃないんです」

 東京の経営コンサル会社「ソリューション・アイズ・イニシアティブ」(SEI)のアドバイザーで、電力中央研究所の元研究員の常磐井(ときわい)守泰さん(75)はそう話す。同社はエネルギー分野に詳しく、常磐井さんも次世代原子炉を長く研究した専門家の一人だ。

 同社が着目したのは、第一原発…】

トリチウム:アルミで除去 近畿大など新技術・・本当は、トリチウム水を凍らせるだけでOKなのだが・
【この技術は(と性質が似ているため)どの国もこれまで大規模には成功していない。
しかし トリチウムは、放射性物質であるものの有害性は少ない?とされ・・

どの国でも、また日本の他の原発でも、
一定量の外部環境への排出は認められている。

水からのトリチウム除去が可能に-ロスアトム

だから原子力ムラとしては、「簡単で、すぐ実用化できる分離法」を 開発されては、
海洋投棄ができなくなり) 困るわけだ。


近大とロスアトムのトリチウム除去装置

仮に実用化できても・・(分離に)費用が莫大に掛り、
福島原発の汚染水にのみ、例外的に使用されるもの でなければならない。

※ ロスアトムの装置(1日480立方メートルの水の処理が可能、サイズ :50 – 51 – 46 m)
巨大装置の値段とランニングコストが気になるが、なぜ採用されないのかは不明。

だから? 素人が発見してしまった、凍る温度の差異を利用した、
超簡単! な、小学生でも分かる原理
超簡単!「トリチウム水」を一瞬で分離できる方法。を、検討もせず無視するのだろう。

ちなみに、「目からうろこ」・・ALPSで取り残した核物質を完全分離する方法も、
原子力ムラには、有ってはならないものだろう。(水の気化を利用)】


トリチウムは除去できない、だから海洋投棄というが・・超簡単、一瞬で分離できる方法が
普通の水トリチウム水は、性質が似ていて分離が困難とされてきたが、
凝固点の差異を利用すれば、+3・28℃で凍るトリチウム水だけを分離するのは超簡単。

トリチウム水入り汚染水を+1℃に冷却、過冷却現象を利用すれば、
あら不思議、一瞬でトリチウム水だけが凍結。
あとは別容器に、液体のままの普通の水を注げば分離は完了。

超簡単!「トリチウム水」を一瞬で分離できる方法。

日本中の原発で、除去できない?トリチウム水を、海洋投棄してきた原子力ムラとしては、〝超簡単、一瞬で分離できる方法〟など 有ってはならないわけだ。
<参考資料>日本の発電用原子炉トリチウム放出量 (2002年~2012年度実績)

「目からうろこ」・・ALPSで取り残した核物質を完全分離する方法
まず、前提として、

ポンコツALPSで取り残した核物質のうち、
基準値7倍超・半減期1570万年のヨウ素129の沸点は184.3℃。

金属であるルテニウムの沸点は4150℃、同じく 金属であるテクネチウムの沸点は4265℃。

ここまで書けば、原子力ムラの先生方も気付かれたと思いますが・・

小学生でもわかる、至って簡単な原理を応用すれば、
驚くほど間単に、しかも完全に? トリチウム水以外の核物質を分離できます。
トリチウム水以外の核物質を分離する方法

用意するもの

ポンコツALPSで取り損なった放射能汚染水、蒸留キット 以上
それから、核物質の濃度・線量を計測する装置、それだけ。

まず、蒸留キットの上部に放射能汚染水を入れ、水の沸点100℃以上に熱する。
すると、水蒸気となった水が下部の容器で冷やされ再び水に。

沸点184.3℃のヨウ素129、沸点4150℃のルテニウム、沸点4265℃のテクネチウムが、
上部に残り分離されるという仕掛け。


高校化学 蒸留装置について


汚染水を沸かして蒸留水を分離すれば、100℃以下で気化する核物質以外は除去できる。ALPSのような大袈裟な装置は不要だったのだ。】