驚くべきことに、ブラック東電に言わせると、福島県沖は現状、
「世界保健機関(WHO)の飲料水基準(同1万ベクレル)も大きく下回る」??そうだ。
勿論、トリチウムに限ってのことだろうが・・

(それが、もし本当なら、東電・原子力ムラの飲料水にすればいい)

仮にそうだとしても、トリチウム入り汚染水を、海に捨てていいわけはない。

百歩譲って、トリチウム水の海洋投棄が許される?範囲内と仮定して、
では、現状の「処理水」は、本当にトリチウム以外の放射性物質を取り除いた
比較的安全な?トリチウム水なのか?といえば、実際には・・

2020年3月24日 東京電力ホールディングス株式会社 p9
多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会 報告書を受けた当社の検討素案について

 
全体の72%が、2次処理が必要な浄化不全汚染水。放出を言い出す段階になく、
予選通過?さえ絶望的、スタートラインにさえ立っていないのが現状だ。

まずは、全体の72%の浄化不全汚染水を、トリチウム以外の放射性物質を取り除いた、
純粋?なトリチウムだけが残るトリチウム処理水に浄化しなければ・・

しかし、フィルター方式のポンコツALPSに何度通そうと、それは不可能というもの。
ではどうすればいいのか?

それは、原子力ムラの低レベル技術陣でも知っている、極めて単純な方法で可能。
水蒸気放出〉の前段=ボイラーで煮詰めるだけで、
トリチウム以外の放射性物質と、トリチウム入り水蒸気に分離できる。

汚染水処理ー玄海原発では蒸留法で完全分離、しかしポンコツALPSは基準値超の取り残し、なぜ??

(最初から、サリーとやポンコツALPSは要らなかったのだ。)

このトリチウム入り水蒸気を冷やして液体に戻せば、純粋?なトリチウム処理水となる。

ここまで来て初めて、純粋?なトリチウム処理水の処分法を検討となる筈だが・・


そして、純粋?なトリチウム入り処理水を、トリチウム水だけが凍る+1℃~+4℃
冷却?すれば、凝固点0℃の普通の水( H2O)と、分離できてしまうのだ。

トリチウムを含む水の規制値は?SYNODOS -シノドス-
【WHO(世界保健機関)は、トリチウムの飲料水中の濃度を1万ベクレル/リットルとしています。この水を1年間毎日2リットル飲んだ場合の被ばく線量は0.13ミリシーベルトで、1ミリシーベルトを大きく下回っています。

日本は、トリチウムの排水中の濃度を6万ベクレル/リットルとしています。トリチウムを環境中に排水すると、ほかの水と混ざって濃度が薄まります。規制値は、「排水直後(環境中で薄まる前)の濃度」として定められています。】



原発処理水はトリチウム水じゃなかった!? 「サンデーモーニング」が指摘した“不都合な真実

原発汚染水の処理、海洋放出は現実的でなかった!? 事故前規定守れば36年~45年必要

トリチウム以外にも残留する放射性物質は無視!? 海洋投棄が「現実的な選択肢」というド阿呆

トリチウム含む放射能汚染水の処分“ 海洋投棄も大気中投棄も許さない 実現可能な対案。

 読売新聞オンラインより
「処理水」最大放出時でも、トリチウム濃度が周辺より高いのは原発近傍のみ
【東京電力福島第一原子力発電所の汚染水を浄化した処理水について、海に放出した際の拡散予測を東電が公表した。想定される最大量(年間100兆ベクレル)を放出した場合でも、除去できない放射性物質トリチウムの濃度が周辺海域より高くなるのは原発近傍に限られるとしている。

 東電は、国の有識者会議で提言された海洋放出と大気放出(水蒸気放出)の2案を受けて技術的に検討。海洋放出の最大想定では、濃度が福島県沖の現状(1リットルあたり0・1~1ベクレル)を超えるのは原発の南北計約30キロ・メートル、沖合約2キロ・メートルで、世界保健機関(WHO)の飲料水基準(同1万ベクレル)も大きく下回るとした。】一部抜粋


 朝日新聞デジタルより
福島第一原発の処理水放出案、地元が懸念 国の意見聴取
【東京電力福島第一原発にたまる処理済み汚染水の処分方法について、政府は6日、福島市内で地元首長ら10人から意見を聴く会を開いた。海か大気中への放出を「現実的」とする経済産業省の小委員会の提言を受け、初めて開催した。風評被害への懸念は根強く、放出に反対する声や補償を求める意見などが相次いだ。

 約120万トンに達する処理済み汚染水は、多核種除去設備(ALPS)などで二次処理をしても、トリチウムという放射性物質が取り切れずに残る。提言は、薄めて海か大気に放出する2案に絞り込んだ上で、海の方が技術的には「確実に実施できる」と有力視。政府が地元などの意見を聴き、風評対策も含めた処分方針を決めるよう求めた。】一部抜粋