昨年12月、 広島高裁・野々上裁判長が、伊方3号機の運転停止命令を出すも、
同高裁の三木裁判長が、四国電力の異議申し立てを認める逆転判決。
原発「司法判断」=〝運転差し止め命令〟も、裁判長を入れ替えれば・・

高松高裁でも、伊方3号機の運転差し止めを求めた住民側の即時抗告が棄却され、
国策無罪の悪弊が続くことに・・

30年前、松山地裁・高松高裁が、『伊方原発訴訟』の判決を、誤った認識で下されなければ、
「安全神話」も捏造されず、福島原発事故も起こさずに済んだかも知れないのだが・・
「安全神話」の原点 『伊方原発訴訟』*福島原発事故へ繋がる道。

「30年前」は、平成と西暦を混同した思い違いでした、『伊方原発訴訟』が終結したのが
西暦2000年ですから、正しくは「18年前」でした。お詫びして訂正します。

思えば、「安全神話」に関わった原子力ムラの面々も、ご自分たちで捏造した「安全神話」を、真実?だと思い込もうと自己催眠?に掛け、罪の意識から逃れていたのかも知れませんね。
主婦は有名人で落とせ!? 『原発・世論対策マニュアル』 驚きの内容。
<原発のない国へ 基本政策を問う>(6)「教育」とは名ばかりの宣伝・洗脳


NHK・ETV特集 シリーズ 原発事故への道程
 『そして“安全神話"は生まれた』
1973年石油ショックの翌年に電源三法が成立し、「安全」を前提に原発建設が加速していった。このとき、
日本で初めて原発の安全性を科学的に問う裁判「伊方原発訴訟」が始まっていた。

日本における最初で最後の本格的な原発法廷の消長を軸にして、安全神話がいかにして一人歩きしていったか、その歴史的メカニズムを検証する。】

2017-12-13
伊方原発「火砕流、到達の可能性」=高裁で初の運転差し止め命令
2017-12-21
四国電、国策有罪に異議申し立て=伊方原発差し止め―広島高裁
2018-09-25
伊方原発  運転差し止め取り消しも、避難計画になお課題 住民孤立の恐れ

 日本経済新聞より
伊方原発の運転認める 高松高裁決定
【四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求め、愛媛県の住民が申し立てた仮処分の即時抗告審で、高松高裁は15日、申し立てを退けた松山地裁決定を支持し、運転を認める決定をした。四国電は10月27日に3号機を再稼働させており、11月28日の営業運転再開に向けて準備を進める。

神山隆一裁判長は火山リスクについて、伊方3号機から約130キロ離れた熊本県・阿蘇カルデラで運用期間中に「破局的噴火」が起きる根拠は不十分で「立地が不適とは考えられない」とした原子力規制委員会の判断を追認した。

規制委が策定した新規制基準のうち、耐震設計の目安となる地震の揺れ(基準地震動)に関する定めに合理性があると判断。3号機は基準に適合し「最新の科学的、専門技術的知見に照らしても相当」とした。一方、避難計画には「住民の輸送能力や放射線防護施設の規模が不十分」と指摘し、改善を求めた。】一部抜粋