令和7年2月11日
祝日となる本日は時間があるものの芋は帰宅しやまは都合がつかずとゲーム会の予定が立たなかったこともありソロゲームの一日です。といっても、後半は「バイオスメガファウナ(第2版)」のルール解読に費やしたので実質きちんとプレイしたのはこちらのタイトルだけとなります。
☆アリスの時間迷宮
○概要
作者:コマイヌゲームス
対象年齢:12歳以上
対象人数:1人
標準時間:30-50分程度(ベーシックモード)100-180分程度(EXモード)
悪夢のような世界に迷い込んだ少女が元の世界に戻るために奮闘するソリティアタイプのカードゲームです。
①手番になると手札からカードをプレイしスキルを使用したり、場のカードを購入できます。
②パワーカードをプレイすることで敵を攻撃することができます。
③敵は1手番の内にタフネス以上のダメージを与えると撃破できます。撃破できない場合、手番を終えたところで敵からの攻撃があり場のカード、可能性デッキ(場に出る前のカード)、個人デッキなどの順でカードが減少していきます。
④敵の行動が終わると、新たに手札を補充し次の手番を行います。この時デッキが空になると捨て札をシャッフルし新たな山札を作ります。
⑤ゲーム中2度ほどゲーム開始時に巻き戻すことができます。この時、構築したデッキだけはそのままで最初の敵からやり直します。
⑥これらを繰り返し、最後のボスを倒すと勝利になりますが、それまでに全てのカードがなくなると敗北となります。
〇プレイ経過
ゲーム開始時の様子です。中央の3枚が購入可能なカード、その左側が敵、右側が可能性デッキとなります。敵の下にある時計は2回まで使えて時間を巻戻せます。
最初は場のカードの購入に仕えるいわゆる1金のカードと何にも使えない0金のカードだけでデッキが編成されているため、デッキの強化が急務となります。
レベル2までは順調に討伐に成功します。
しかしながらレベル3に到達するとタフネス10という値を出すことができずに停滞、止む無く巻き戻り能力を使用します。
2巡目となりましたが、手札の巡りのタイミングが悪く強力なカードを取り逃してばかりという状況のまま再びレベル3へと到達しやはり巻き戻りで撤退します。
そうして3度目のとなるレベル3です。この道のりでようやく敵の撃破に繋がるカードを購入することができましたが、デッキの引きが悪く引く前に可能性デッキが尽き、そのままデッキが削られ除去されてしまいます。
そのまま手札も削り切られ敗北となりました。
〇評価
悪夢のような世界に迷い込んだ少女が元の世界に戻るために奮闘するソリティアタイプのカードゲームです。
基本システムはデッキビルドで買い物を通じて強力なカードの取得を目指しつつ、敵の撃破に向けて攻撃系のカードを整えていきます。難しいのは敵の撃破にはタフネス分の攻撃カードを一手番に出さなければならないというところで、レベル2まではともかく、レベル3、4になるとおいそれとは出される数値ではありません。そこにむけてどんなカードを取得していくのか、そして如何に圧縮して必要なカードが出るようにしていくのか、単純な威力だけではなく手札の追加やスキルの活用などデッキビルドらしいカードマネジメントが楽しめます。ちなみに、敵の攻撃は可能性デッキを食い尽くすとデッキに及びこれは通常はマイナスという印象ですがこれらを上手く使うと圧縮にもなりそうで興味深い仕組みですね。
また、本作の特徴といえるのがゲーム中に2回まで使用できる時計の存在で、デッキをそのまま最初の敵からやり直すことができます。当然強力なデッキということもあってレベルの低い敵は余裕で撃破できますが、敵の低い攻撃力を活かしてデッキの整理に手数を費やすこともできこの辺りの使い方というのも考えどころとなっています。
時間を巻き戻す部分はともかく外殻だけ聞くと「デックローグ(「自宅会 番外59 前」を参照。)」に近い印象がありますが、あちらがデッキの再構築による手札の引き順管理が必要なためより手札のマネジメントを求められるのに比べると、本作はよりランダム性が高めとなっておりその分、全体的なバランスが重要となっています。
大きく気になったというところはなく、プレイアブルに楽しめるデッキビルド系のソロゲーとして面白い内容になっていたと思います。
この後はこちらの「バイオスメガファウナ」のルールに悪戦苦闘。何とか概要を掴んだくらいで本日は終了となりました。