令和4年9月25日
午後になるとやまが到着し、ここからは3人でのゲーム会になります。
☆グルームヘイヴン
○概要
「自宅会351後半」を参照。
○プレイ経過
※レガシー系ということもあって基本的には情報を入れずにプレイした方が面白いと思います。ネタバレは少なめのつもりですが、今後プレイしようと思っている方は飛ばしてもらった方がいいと思います。
いつものように、まずはこちらから。前回のシナリオで情報を得たお宝の宝庫へ。シナリオ開始から同じメンバーが2連続で攻撃を外した事故のおかげで序盤から脱落者が出たため前回に続き初戦は失敗。ただ、序盤の組み立てをきちんと行った2戦目は危うげなくクリアーに成功した。シナリオの設定どおり普段にないくらいの大金を入手できウハウハでした。
☆ロストバレー
○概要
作者:TobiasGoslar&RolandGoslar
対象年齢:10歳以上
対象人数:3-4人
標準時間:60分程度
未開の谷を開拓するために集まった探索者のひとりとなって谷の探索を進め、より多くの金を見つけることを目指すゲームです。
①手番になるとコマを移動させます。コマはタイルとタイルの辺に沿って移動させ、未開拓の交差点につくと新たにタイルを配置します。
②通常菱形のタイルを配置していきますが、結果として三角形のスペースが残るとそこには三角タイルを配置します。
③移動後、止まった交差点でアクションを行います。アクションは隣接するタイル上の金、動物マーカーの獲得や、資源の獲得、交差点に設備の建設といったものなどがあります。
④交易所では採掘した金塊などと交換でアイテムの購入が行えます。
⑤土地タイルが全て配置されるか、川タイルが全て配置されると泉タイルとその上にアイスブロックを配置します。それ以降は、各プレイヤーの手番ごとにダイスを振り、出目によってアイスブロックを下流に進めていきます。
⑥アイスブロックがスタートタイルに到達するか、いずれかのプレイヤーが規定数以上の金タイルを持ってスターとタイルに戻りゲームの終了を宣言するとゲームは終了します。所持している金塊タイルが最も多いプレイヤーの勝利となります。
○プレイ経過
管理人が赤、やまが青、ちいが緑でゲーム序盤の様子です。右側がスタートタイルで、ここには交易所があり戻ると装備品などの購入が行えます。
序盤はなかなか金が見つかりませんでしたが、中盤あたりから続々と金を産出するタイルが出現します。管理人は奥のほうで一人採掘が簡単なツンドラタイルから金を集めていましたが、ちいとやまは手前で鉱山を採掘し金を集めています。
各自上流に上るより平地の探索を優先していた結果、先に土地タイルが尽き源流が発見されます。ここからはダイスの目がやたら良く(悪く?)どんどんアイスブロックが交易所に向けて進んでいきます。
そのまま交易所にブロックがぶつかりゲームは終了です。各自が所有している金マーカーをみると、採掘しやすいタイルでばかり集めていた管理人は枚数こそ多いものの合計点は伸び悩んでおり、鉱山の採掘で得点を伸ばしたちいとやまの争いとなりましたが、わずかにちいが上回りちいの勝利となりました。
○評価
一攫千金を求める冒険者となり、未開の谷を探索してより多くの金を発見していくゲームです。未開の土地に移動するごとタイルを配置しマップを形成していきますが、四角形ではなく菱形のタイルを配置していくというのは見た目も含めて特徴的です。加えて、菱形を上手く配置して三角形の空きスペースを作ることでボーナスタイルが出現するので、これを狙ってマップを作っていくのも大切です。
また、タイル上に金が配置されても即座にそれを獲得できるというわけではなく(即時に取れるのは川タイルに出現した金くらい)、資源を集めて採掘のための施設を建設していかなければなりません。ただ、採掘に必要な設備は全員が共有するため、自分が作った設備を利用されたり、人が作った施設を利用したりということが起こります。タイルに配置される黄金は有限ということもあって如何に出し抜きより多くを集めるかというのは悩ましいですね。
ちなみに、採掘には設備以外に採掘のつど食料などの資源も必要になってきます。各資源はプレイヤーボード上の保有スペースに保管するのですが所持できる上限は思ったほど多くなく資源切れは頻繁に起こるため、より早く多くの採掘を行うために如何に効率的に資源を集めるかというのも考えどころです。あとは、装備を購入することで移動効率や採掘効率を上げることもできますが、装備品は交易所に戻った上でせっかく採掘した金との交換になるので、装備による効率化と移動の手間と金の損失を天秤にかけどうしていくかというのも難しいところかな。
大きく気になったところはありませんが、川&ツンドラの金と鉱山の金の価値があらかじめきちんと分けられており、この辺の引きのバランスは好みの部分もあるものの、個人的にはテーマ的にも川でも運がよければ価値の高いもの、鉱山でも運が悪ければ価値の低いものが出現するなどあればより盛り上がりがあったかなと。とはいえ、ゲームとしては探索と採掘における計画性が悩ましく面白いゲームとしてまとまっていると思います。
☆コード破り
○概要
作者:ライナークニッツィア
対象年齢:8歳以上
対象人数:1-4人
標準時間:30分程度
凄腕の金庫破りとして、より多くの金庫の暗証番号を解読し金庫内のお宝の入手を目指すゲームです。
①手番になるとダイスを振り、場のタイルに書かれた番号と一致している出目をキープし、キープした出目と同じ番号にチップを配置します。
②キープしなかったダイスを振りなおすか、全ての番号にチップが置かれている金庫を確保し手番を終えるかを選択します。
③キープできるダイスがない場合は手番が強制的に終了となり、既に全ての番号にチップが置かれている金庫は山に戻します。
④ダイスにはマイクロチップの出目があり、これはどのタイミングでもキープが可能です。全てのダイスをキープしたところでマイクロチップが2つ以上あると再度全てのダイスを振りなおして手番を続けられます。
⑤これらを繰り返し、場にタイルの補充ができなくなるとゲームは終了となります。獲得したタイルの合計点が最も多いプレイヤーの勝利となります。
○プレイ経過
ゲーム開始時の様子です。中央のタイルが金庫となり、書かれた数字全てにチップが置かれると獲得できるようになります。
今回は終始管理人の出目がよく、管理人が手番にタイルを押さえる→続く手番のやまが一からチップを置かなければならないため苦戦という展開になります。
結果としては、他の2人を引き離して管理人の勝利となりました。ちいは枚数こそ獲得しているものの低いものが多く、なんだかんだとやまとは接戦でしたね。
○評価
最近再販されたライナー先生のダイスゲームで、金庫破りとなってダイスを振って各金庫に必要な出目をそろえることを目指すゲームです。
各金庫の最後のコードを破ったプレイヤーが獲得できる権利を得れるのですが、権利を得た時点で獲得するのか、それとも獲得を保留し他の金庫の確保も狙うのかの判断が求められます。面白いのはマイクロチップの存在で、これにより連続しての手番が可能となり、上手く進めると場のタイル全てを確保するというのも可能です。とはいえ、どれだけ多くのダイスを振ったとしてもキープできるダイスがなければ即座に手番の終了&獲得する権利の放棄となる上に、中途半端に金庫の上にチップを残すと次のプレイヤーが有利となることもあり、必要な出目をみながら進むか引くかの判断が考えどころとなっています。
一方で、ダイス目のいいプレイヤーの次にいるとチップがまったく場に置かれていないような不利な状況、悪いプレイヤーであればチップが多くて有利な状況と、判断以前に手前のプレイヤーの影響も大きいのは気になったかな。なかなか面白くはありましたが、バースト系でタイル確保というタイプであれば同じくライナー先生の「ヘックメック(「自宅ゲーム会9 前半」を参照。)」のほうが好みでしたね。
ここで時間となり、本日は終了となりました。