自宅ゲーム会351 後半 グルームヘイヴン 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和3年5月4日

 

 さて、午後になるとやまが到着し、ここからは3人でとなりますが、本日は1タイトルのみで終了。

 

 

☆グルームヘイヴン

○概要

作者:IsaacChildres

対象年齢:14歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:30-120分程度

 

 いわずと知れたBGGランキング1位(R3.5.8現在)を誇るタイトルで、グルームヘイヴンの地に集う冒険者たちの冒険譚をテーマにしたレガシータイプの協力ゲームです。なお、1回のシナリオは標準時間のとおりですが、様々なシナリオや要素の開放などによって総プレイ時間でいうとかなりのものになるようです。

 

①グルームヘイブンの町で、町イベントを解決したり、経験値が溜まっていればレベルアップをしたり、装備を整えたりしながら次のシナリオに備えます。

②プレイするシナリオを選択し、目的地に向かうところで野外イベントを解決します。

③シナリオのセットアップを行いシナリオをはじめます。

④手札の中から2枚のカードをプレイするか、大休憩をして体力の回復と捨て山から手札を補充するかの選択を行います。また、小休憩として通常通りの行動を行う前に手札の補充のみを行うこともできます。なお、休憩をするたびにデッキのカード1枚を選んで除外しますが、大休憩は任意のもの、小休憩はランダムとなります。

⑤手札のカードは通常上下に分かれ異なる効果が書かれており、プレイした2枚のカードは上段と下段として1枚ずつ効果を使用します。各プレイヤーがプレイしたカードのうち上段として使用するもの、また敵プレイヤーの種族ごとにカードをひき、それらに書かれた数値で行動順が決定されます。

⑥数値順に行動を行います。モンスターの場合は引かれたカードに書かれた行動を実行します。

⑦お互いの攻撃においては用いたカードの攻撃値に攻撃修正カードを引き、特殊な能力などの数値と合わせて補正したものを与えます。

⑧これらを繰り返し、全滅をするまでにシナリオの勝利条件を達成すれば勝利となります。

⑨シナリオをクリアーすればボーナスを獲得できるとともに、新たなシナリオの解放なども発生します。失敗したとしてもシナリオ中に獲得した経験値などは獲得できます。

※シナリオ以外の部分などで要素が多すぎて実際には書ききれないので、ざっくりとした内容です。

 

 

○プレイ経過

※レガシー系ということもあって基本的には情報を入れずにプレイした方が面白いと思います。ネタバレはあまりないように書いているつもりですが、画像だけでも部屋の様子や出現する敵などが分かってしまうので、今後プレイしようと思っている方はプレイ経過は飛ばしてもらった方がいいいと思います。

 さて、パーティー編成を終え最初のシナリオです。ちなみに、初期に選択できる6つの職業から、管理人が攻撃と機動力に長けるスカウンダレル、ちいが遠距離攻撃と回復能力に優れるティンカラー、やまが遠距離と耐久力に優れるクラグハートを選択しています。

 

 強力な攻撃力を持つ管理人は序盤から先陣を切って敵の近くへと飛び込みダメージを与える役割を果たしていましたが、もともと手札枚数が少ない上に中盤に立て続けに受けた攻撃を防ぐためにカードを除外しており、最後の部屋に突入する頃には手札が切れて脱落となります。

 残る2人も手札の火力が足りず、倒しきる前に立て続けに攻撃を浴び脱落となり失敗となりました。

 

 早速再戦。2回目は序盤から強力なカード(効果を使用することで除外するような効果を持っている)は使わないように温存しながら、先ほどに比べると慎重に手札を選択しすすんでいきます。そのおかげもあり、最後の部屋に入ったところですが初回に比べると各自この敵を殲滅するために必要な手札を温存した状態で乗り込んでいます。

 

 3人がそれぞれ準備していた強力な攻撃を立て続けに叩き込み、今回は1人の脱落者も出すことなく勝利となりました。

 

○評価

 BGG1位、コンポーネントの総重量約10キロ、総プレイ時間100時間を優に越えるレガシーゲームというまあ何と言うか色々と怪物的なタイトルです。内容としてはシナリオクリアタイプのRPGをボードゲームに落とし込んだという感じですが、大量のテキストを有するストーリー、能力の異なる多数のクラス、レベルアップと装備だけで終わらない様々な成長要素、遊びきれるかと心配になるレベルで準備されているシナリオなどなど、その作りこみが半端ではなく成長に冒険にとRPGらしい楽しさを詰め込みに詰め込んだタイトルとなっています。ちなみに、ゲームを進めることで新たなクラスの登場や使用していたキャラクターの引退などもあって、飽きずにプレイできるように色々と考えられてるなあというところも多いです。それにしても、これだけの内容を完全日本語版にしたというのはほんとすごいですね。

 また、メインとなる冒険パートについては、毎ラウンド手札から2枚のカードを選択しその行動を実行してすすめていきます。難しいのは、選択したカードの数値によって行動順が決まるところで、敵の行動や周りの味方の行動順によっては狙った効果を発揮できないことも多々あります。さらに、一旦使用したものは捨て札になりアイテムなどで戻さない限り基本的には休憩まで使用できませんし、休憩時にはカードを1枚除去しなければならないため、シナリオを進めていくにつれ疲労がたまるかのようにだんだんとできることが制限されてきます。そもそも、どの手札をシナリオに持ち込むかというところも含めてとても悩ましく、限られた手札を効率よく使いまわしながら連携をとって行動していくかというのは非常に戦術的で面白いシステムになっていると思います。

 一方で、上記の通りクリアまでに相当時間がかかるというのはそれだけ楽しめるといえる反面、それだけの時間の確保と同時にその時間をともに費やしてくれるメンバーを如何に確保するかというハードルはあると思います。ただ、このハードルをクリアできるならばその他準備が大変とか、ゲーム自体が高価だとかはそんな大して気になるところでもないかな。

 とりあえずこの記事を書いている時点でシナリオ2までしかプレイしておらず、全体の1%がプレイできたかどうかというくらいなためなかなか言い難くはありますが、BGG1位は伊達じゃないというくらいに面白いタイトルでこの先のプレイも非常に楽しみです。

 

 ついでに、本作をクリアーした人が対象となる拡張が出る予定らしいですが・・・日本でどのくらいの人が対象になるんだろうかというのは気になりますねw

 

 

 これでゴールデンウィークのゲーム会は全て終了となりました。

 

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