私は３０代の頃
化粧品のセールスをしていた時期があります。
セールスの仕事は大変でしたが、私の人生の大切な経験と学びとなっています。
世間知らずの私に世の中を垣間見せてくれました。
人生に無駄な出会いや経験は無い、と本当に思います。
セールス時代の話しです。
仕事で訪問した家で一人の女性に出会いました。
ご主人は宗教家で単身赴任中でした。
優しく穏やかな笑顔の女性で、
私のお客様となってくれました。
私はその方と話がしたくて
いつも訪問する時は一日の最後にして、
ゆっくり話を聞いて貰ってました。
いつも私の悩みや愚痴を優しく聞いてくれました。
そして優しく話しをしてくれました。
とても印象深い話しがあります。
「あなたの心は金平糖ですよ。
尖った角（欠点）を削ろうと、
日々、頑張っていますが
削れば、一時は平たくなっても
また角ができ、また削る。
金平糖はどんどん小さくなってしまいますよ。
角を削ることより
角を埋めること（良い点を見る、出来ることをする）をしませんか。
角をどんどん埋めれば
金平糖（心）はどんどん大きくなりますよ」
私は彼女のこの言葉に救われました。
私はその時期、
セールスの仕事に疲れ
人を責め自分を責め、煮詰まっていました。
ついには職場で思うように物が言えなくなっていました。
私は今日の失敗を数えるより、今日出来た事を思い出すようにしました。
私はその後、セールスを辞めて福祉の専門学校へ入学しました。
この言葉が励みとなり乗り切れたように思います。
今もこの金平糖の話しは私の心にあります。
反省も時には必要かもしれませんが
必要以上の反省は自分否定につながり辛いです。
それより今日の自分を褒める方が楽しいです。
最悪、反省することしか見つからない時は
反省することを見つけた自分を褒めるようにしたいです。
「すごい、気がついたじゃないの。次へ繋がるね。」と。
反省は後悔ではなく、次へのステップと繋げていくように。
今は自分を認め受け入れるために
めちゃくちゃ自分に甘く他人にも甘く、を実践中ですが、
これが、なかなか難しい。
人の事も自分の事も、責めるのは簡単なんですね。
これは私の癖だそうです。
癖は気がつき意識すれば直るそうです。
良かった～。
自分を責めない日は心が安らぎます。
自分を褒めた日は心が楽しくなります。
幸せを感じた日は周りの世界が愛しく思えます。
楽しく幸せな日をいっぱいにしたいです。
今日も読んで頂きありがとうございます。
あなたの心が平和でありますように。
あなたが幸せでありますように。
「木を剪定する。」
「お母さん、電動ノコギリ買ってきたよ。」
「お母さんにも使い方を教えとこう。」
おい、おい。母ちゃん、気をつけろよ。
「へ～、凄いね。お父さん。」
「これ、面白い。私でも簡単に切れる。」
ほら～、父ちゃんの罠にはまっちまったゼ。
今、父ちゃんたちは大きくなった生け垣の剪定中だ。
でも、父ちゃんは仕事があるので
母ちゃんが時間がある時に少しづつやっているのサ。
つまり、ほとんど母ちゃんが剪定はしている。
「あっ、剪定のゴミは重いから俺が出すよ。」
「本当？お父さん、いっぱいあるのよ。ありがとう。」
父ちゃんは実に母ちゃんの扱いが上手い。
優しくズルさを隠し母ちゃんを丸め込む。
母ちゃんは今朝もタオルを首に巻き軍手はめ
電動ノコギリを片手に楽しそうに庭へ消えた。
あ～あ。父ちゃんの思うつぼダ。
俺は知っている。
父ちゃんは今週末も、確かゴルフだ。
男の優しさも怖え～。なア、父ちゃんよ。
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訪問して頂きましてありがとうございます。
このブログにはかん太シリーズを連日投稿しています。
「親子の葛藤」や「心」関係の記事を投稿する日もあります。
今、「親子の葛藤」で悩んでいる方が読まれると
何かヒントになるのでは、と出来るだけ正直に
当時の気持ちを記事にしております。
「親子の葛藤」の経験の関連記事を抜粋して下記にあげています。
どうぞ、読んでみて下さい。
〇娘たちと私の葛藤の経緯の話しです。
→「人生の大切なピースがはまった瞬間 ① ② ③」
〇私が葛藤からどのように抜けたか。
→「押しても駄目なら、引いてみる ① ② 」
〇私の人生の転機となった話しです。
→「人生の転機～姉の死」
〇今度は、私は母と葛藤に悩みます。
→「お母さん。私はあなたの娘 ① ② 」
〇意識の変化の転機となった出会いです。
〇母への反応から「心の傷」と向かい合いました。
あなたの心が平和でありますように。
あなたが幸せでありますように。
ありがとうございます。
