はねるの?はねないの?はらうの?とめるの?くっつくの?くっつかないの? | 茨城県ひたちなか市市毛 書道教室緑風会 佐久間しょうげつ 水戸市 那珂市 

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手ぶらで通える書道教室 佐久間 しょうげつ です花


今日は、水曜レッスン(小中学生の部)でした。


以前から思うところのある、漢字の細かい部分について、


「はねるのか?はねないのか?」


「はらうのか?とめるのか?」


「くっつくのか?離すのか?」


に関する問題が話題になりました。


毛筆や硬筆のお手本が、小学校で習った書き方と、細かい点が異なっているというのです。


「この部分は、はねてもはねなくても、どっちでもいいんだよ。」


「もともとは、くっつかないんだけれど、活字体が横行しているから、今では、くっついてもくっつかなくても良いことになっているんだよ」


などと説明をしても、「小学校の先生に、くっつかないって習ったから、このお手本はおかしい!!」


と言い張る子もいます。


一番困るのは、同じ小学校の同じ学年でも、クラスが違うと、違うように習っているということ。


そうなると、よけいに混乱して、


「本当は、どれが正しいの?」ということになります。


このことに関しては、小学校の先生を責めているわけではありません。


文化庁や文部科学省の資料に、


「明朝体活字と筆写の楷書との関係について」


という資料がきちんとあるにもかかわらず、研修という形で徹底されていないことが問題だと思うのです。


実際に指導する際に、混乱している先生も多いようです。


「明朝体活字と筆写の楷書との関係について」は、このように書かれています。











こちらの資料は、「常用漢字表」に関する前置きとしての説明です。


「常用漢字表」は、手書きではなく、活字体で書かれています。


しかし、活字体(明朝体)は、手書きで書く場合の文字と、バランスや線の長短、その他細部に及ぶまで、大きく異なります。


「常用漢字表」を活字体で表していますが、それは、手書きで書く際に、活字体と同じように書くことを強要したり、手書きの習性をなおすためのものではありません。

活字体の特徴で、どうしても、手書きの文字とは大きく異なってしまう文字について説明しますので、手書きで書く場合は、活字体通りではなく、以下のようになおして書いてください。

(文章を簡単になおしました)


というような、前置きのもと、活字体のまま書くのではなく、手書きで書く際はなおさなければならない漢字を、、


「明朝体活字と筆写の楷書との関係について」という見出しでまとめ、


その後に、常用漢字表が書かれています。


こちらの表を見るとわかると思うのですが、漢字の細部というのは、1つに決まっているわけではありません。


いくつかの種類があります。


はねてもはねなくてもどちらでも良かったり、くっついてもくっつかなくてもどちらでも良かったりするわけです。


この表を見ると、「こんなにいっぱい書き方があるの?」と


かえって混乱してしまう方も多いと思います。


しかし、どちらでも良くなったのには、理由や経緯があります。


本来は、はねるのに、活字体がはねていないため、どちらでも良いことになった漢字、


本来は離すのに、活字体がくっついているため、くっついても良いことになった漢字もあります。


文部科学省の方でも、「漢字の細部にこだわらず、骨組み構造があていれば正解とすること」となっていますから、


理由はわからなくても、「明朝体活字と筆写の楷書との関係について」に基づいて、漢字テストにおいて、はねてもはねなくてもどちらでも○をつける先生はまだ良いですが、


教科書がはねていないから、くっついているから、という理由で、本来の正しい書き方をしているにもかかわらず、×をつける先生も多いようです。


文科省のほうでも、、


「『木』について、教科書体にもとづいて、『はねない』ように指導するが、本来は『はねて』書くものなので、漢字テストではねて書いてもバツにはしないでほしい」


と言っているので(文部科学省後援 硬筆書写技能検定の手引きと問題集より)、


やはり、文科省や県は、小学校の先生にきちんと研修をさせたほうが良いと思います。


その場合は、はねてもはねなくても良いことになった理由と経緯について、


本来はどちらが主流だったのか、についても、きちんと指導してほしいです。


(*教科書体とは、明朝体よりも手書きに近い活字体です。しかし、あくまでも活字体なので、バランスや細部に及ぶまで、手書きの文字とは大きく異なります。)


小学校の先生が、小学生に指導する場合、


数種類ある書き方をすべて教える必要はないと思います。


小学生は、かえって混乱してしまいます。


教科書体にもとづいた書き方で良いと思います。


しかし、漢字テストで○×をつけるとき、このような知識が必要になってきます。


はねてもはねなくても○をつけて、とくに質問がない限りは説明しなくても良いと思います。


でも、児童や保護者から説明を求められたときには、きちんと説明できたほうが良いのではないでしょうか。


そして、活字体と手書きの文字で、大きく違いのある文字は、


「明朝体活字と筆写の楷書との関係について」にもとづいて、


きちんと指導する必要があります。


細かいことのように思えるかもしれませんが、


現場の先生だけでなく、家庭で指導するお母さんも混乱しています。


そして、一番混乱しているのは、こどもたちです。


教科書体の活字についても、教科書会社によって、漢字の細部に違いがあったり、できるだけ手書きに近い形をと生まれた教科書体なのに、改訂するたびにどんどん明朝体よりに変わってしまっている教科書会社もあります。


去年までは「はねちゃだめ」と指導してきたのに、教科書が改訂されたらば突然はねたりしているようで、現場の先生もとても困っています。


こういった混乱を少しでも避けるため、


小学生のお子さんがいるお母さんむけに、


ただいま、講座を準備中です。


本当は、小学校の先生に講演や研修をしたいところですが、、、まずは、身近なお母さんからと思っています。



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