手ぶらで通える書道教室 佐久間しょうげつです
今日は、私の書道史について書きたいと思います。
私が、初めて書道に触れたのは、小学1年生の夏休みです。
夏休みの宿題を書こうと思ったのがきっかけです。
私の母方の祖父は、書道教室を開いていました。
その祖父に、自宅に来てもらって書いたのが書道との出会いです。
書いた課題はJAコンクールの「こめ」。
初めてのお習字で、「め」を書くのはとても難しかったのをおぼえています。
何度も同じところを注意されるのだけれど、なおしたくてもなおせない・・・。
毎回おんなじバランスになってしまうのです。
それでも、なんとか課題を完成させました。
そして、せっかくだから・・・ということで、その後も毎週書くことにしました。
同じ町内(美野里町)に住んでいた祖父は、毎週土曜日になると、午後から来てくれました。
当時は、土曜日も学校でしたからね。
学校から帰ってきて、お昼ご飯を食べ終わるとお習字に時間になりました。
幼なじみの友達も加わり、妹、友達の弟、そのまた友達・・・などなど、人数はしだいに増えていき、私の家は書道教室になりました。
シートを敷いたり、机をならべたり、終わった後の後片付けは、私の仕事になりました。
小学生の頃は、ただ毎週お習字をしているというだけで、たいして上手なほうではありませんでした。
でも、書くのはとても好きでした。
幼い頃は、どちらかというと「怖い」イメージの祖父だったのですが、お習字を通して、祖父との距離はどんどん縮まっていきました。
私の祖父は、今は亡き吉澤鉄石先生 の弟子でしたので、私は臨池会に作品を出していました。
確か、小学6年生くらいのときだったでしょうか、鉄石先生が病に伏し、祖父は、鉄石先生の息子さんである吉澤鐵之先生 が創設した書魁社 にうつることになりました。
鉄石先生からのお導きだったそうです。
私も同時に書魁社にうつることになりました。
当時の私は、まだ小学生でしたから、「何で変わるの~!!」などと思っていました。
うつったことで、多少段級が下がってしまいましたからね・・・。
中学校入学とともに、我が家は水戸市に引っ越しました。
最初は、祖父も水戸まで教えに来てくれていたのですが、祖父も体力的に大変になってきたので、私が美野里の祖父の家まで通うようになりました。
中学生になった私は、特待生になっていたので、一般の部(大人の部)に入会しました。
「そのままずっと昇格試験もないまま特待生でいてもあまり上達しないかもしれない」
と言われたからです。
一般の部の勉強は、とても新鮮でした。
楷書のほかに、行書や草書、そして臨書(古典)の勉強もあります。
祖父は、中国の書家の話もしてくれました。
練習が終わった後に、祖父と話をするのも1つの楽しみになり、どんどん書道にはまっていきました。
土曜日は、中学校の授業が終わった後、部活をし、
部活が終わるとそのままバスに乗って祖父のもとに通いました。
そして、夕方になると、母が妹と弟を連れて祖父の家にやってきます。
妹と弟も少しだけお習字をしてから一緒に帰りました。
一般の部に入会した私は、課題も増えましたし、もっともっと書きたくなったので、
日曜日も朝7時半のバスに乗って、祖父のもとに通いました。
最初の頃は、母が迎えに来てくれていたのですが、
私がいつまでたっても書いていて帰らないので、迎えに来てくれなくなりました。
そして、帰りもバスで帰るようになりました。
朝8時頃からお昼までひたすら書きます。
お昼になると、祖父と2人で食事に出かけます。
帰ってくるとすぐにまた書き始め、18時頃まで書きます。
日曜日は、ほとんど祖父と2人ですごすようになりました。
中学3年生の頃には、すでに、九成宮れい泉銘を1年以上、
孔子廟堂碑、孟法師碑、集字聖教序を半年ずつ学び、
一般の部の四段になっていました。
小学生の頃は、お習字をならっていても、たいして上手な方ではなかったので、
中学生になったその頃も、あまり自信はありませんでした。
ところが、中学三年生の書き初め大会で、学校代表に選ばれ、
JAコンクールで賞をいただいたり、成田山書道コンクールでも推薦賞をいただきました。
そのときに、「やっと力がついてきたのかな??」と思うことができ、
ますます書道が好きになりました。
高校に入学するときに、芸術の選択がありました。
迷わず書道を選びました!・・・と言いたいところですが、かなり迷いました。
美術も音楽も大好きなんです。
全部やりたい!!理科はいらないから・・・なんて思っていましたよ。
迷って迷って、結局、一番良い成績がとれそうな書道を選び、
美術部に入部する道を選びました。
ところが、、、書道の先生に半ば強制的に書道同好会に入会させられ、美術部は断念しました。
・・・と、長くなってしまったので、続きは次回にしたいと思います。
続きは こちら
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日本書作院同人・書魁社師範 佐久間 しょうげつ
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