お問い合わせをいただきましたので、記事にしたいと思います。
一言に師範と言いましても、さまざまな書道会があり、師範の上にもいくつかの資格のある書道会や、小中学生の部でも師範という資格のある書道会もあるようです。
こちらでは、私の所属している書魁社の師範への道についてご説明したいと思います。
まず、その前に、たとえば、小中学生の三段と大人の部(一般部)の三段ま全く違うものです。
小中学生の部で、初段~十段→準特待生→特待生になると、高校生くらいから、大人の部の10級から始めることができます。
そして、大人の部で、10級~1級→初段~十段→準師範→師範格→師範となるわけです。
大人の部で、10級から3級くらいまでは、毎月の課題を提出し、上位に選ばれると進級します。
なので、10級から3級までは、最短で7か月かかります。
3級から1級までは、かなり上位に入らないと進級できないので、昇格試験を受ける方が多いのですが、仮に月例課題で進級できたとして、最短でプラス2か月かかります。
初段以上は、年に2回ある昇段試験を受けないと昇段できないので、仮に毎回合格できたとして、初段~十段→準師範→師範格→師範なので、6年半かかります。
全部合計すると、最短で7年3か月かかります。
もちろん、10級から毎月進級できるとも限りませんし、1級になってすぐ翌月が昇段試験の月ともかぎりません。
1級になってからも試験を受けるまでにあと5か月かかることもあるわけです。
昇段試験も、毎回合格できるともかぎりません。
楷書・行書・草書・条幅創作のほかに、各段ごとに、課題の古典臨書が決まっていて、その古典の用筆をきちんとマスターできないと合格はできません。
10級から師範まで、実に14種類以上の古典を学ぶので、少々厳しいかもしれませんが、実力がつくことは間違いないと思います。
創作部にも力を入れているので、徐々に、創作の仕方も学びます。
創作とは、手本を見ながら書くのではなく、活字から文字をデザインすることです。
そのためには、数々の古典の学びが必要になるわけです。
私の場合、小学生で特待生になり、中学1年生の秋に大人の部に入りました。
2級まで毎月進級し、昇段試験も毎回合格。
でも、師範試験に4回落ちたので、師範に合格したのは23歳の秋です。
ちょうど10年かかりました。
だいたい10年くらいはかかると思っていただいたほうがいいかと思います。
師範になれたからと言って、師範がゴールではありません。
師範からが本当の勉強です。
師範になってからは、更に古典の勉強も続けつつ、創作の勉強が本格的になります。
試験はもうないのですが、ご希望で展覧会入選・入賞を目指し、さらに精進することもできます。
小学生のための書道教室を開くことが目標であれば、師範になる前にも、教室を開くことは可能なようです。
書道は奥が深いとよく言われますが、始めてみると、奥深さを実感しますよ!
緑風会では、師範を目指す方、その上の展覧会作家を目指す方、「五段くらいまででいいわ」という方、実用書が上手に書けるようになることをゴールに考えている方、短期のコースをご希望の方、1回ごとの体験コースごご希望の方、それぞれご希望に合わせたレッスンを展開しております。
もちろん、小中学生の部もございます。
お気軽にお問合せお待ちしております。
書道教室緑風会では生徒を募集しています。
詳しくは こちら
をご覧下さい。
■場 所■
ひたちなか市市毛
市毛小学校裏、ゴルフ練習場・ティールームポプ近く。
お申し込み・お問い合せは・・・
090-7406-2549
029-275-3565
お問い合わせ専用公式ラインよりお待ちしております。
*電話に出られないことが多いので、公式ラインにてお申込みをお願いいたします。
http://syodo-ryokuhu.jimdo.com/
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教室で使っている筆と同じ筆はこちら↓から購入できます。
日本書作院同人・書魁社師範 佐久間 しょうげつ
プロフィール「私と書道」 「教える」ということ
レッスン案内
<自宅教室>
月曜・水曜・金曜10:00~11:30
土曜 10:30~12:00・14:10~15:40・17:00~18:30
小中学生の部
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水曜 16:05~・17:00~・18:00~・19:30~
金曜 16:05~・17:00~・18:00〜
土曜 9:00~9:55(小中学生)
土曜 10:30~12:00 (中学生のみ)
土曜 13:00~・14:10~・15:15~・16:20~・17:30~
お知らせ
モデルハウスにて美文字お茶会
よくあるご質問
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