三種飲み比べセット | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

観光列車で、よく見られるお酒のメニューが、「三種 飲み比べセット」です。

地元の日本酒を三種類セットにして、味わいを比較できるのです。

今回は、この「三種 飲みくらべセット」について。

【注意点】

※商品内容の変更、消費増税等に伴い価格の変更をした列車もあります。

※現在は、新型コロナの影響などでお酒の販売停止している列車があります。

 

 

【1】くろまつ (2020年9月)

京都丹後鉄道のレストラン列車が「丹後くろまつ号」です。

現在とは食事の中身が違いますが、昨年9月まで「丹後地肴コース」が夕方に運転されていました。

3種類の地酒が飲み放題のコースでした。私は日本酒がさほど得意でないので、おかわりは1杯だけでした。

「い」「ろ」「は」と記号を振って、分かりやすくしていました。

凄腕アテンダントさんが、私の撮影に配慮して一升瓶を持ってきてくれました。素晴らしい!

半年ごとにメニューは大きく変わります。

また乗りに行きたくなります。

 

 

【2】青の交響曲(2017年2月)吉野地酒セット1200円

近鉄の観光列車「青の交響曲(シンフォニー)」では、2号車がラウンジ車両となっています。

カウンターで飲み物・食べ物を買って楽しむことができます。

奈良県の吉野地方のお酒、3種類が「吉野地酒セット」(現在は1230円)で同時に味わえます。

青の交響曲と書かれたお猪口もポイント高いですし、それぞれのお酒の説明も良いですね。

「吉野の地酒セット」の他、「御所・葛城・橿原の地酒セット」もあるそうです。

 

 

【3】伊予灘ものがたり (2019年2月)現在は1200円

「伊予灘ものがたり」にも、飲みくらべセットが販売されています。

やはり、どの地域のお酒かという案内が不可欠です。

初期の頃は、ピンク色のかまぼこも付いていました。

私のような地酒に詳しくない者にとっては、アテンダントさんにお任せしたり、「口当たりがいいやつ」とか言えば、選んでくれます。

(ちなみに私は山陽新幹線の車内販売で「獺祭」が売られているのを、何と読むのか知らない地酒としか思わなかったレベルです)

 

 

【4】四国まんなか千年ものがたり (2017年5月)

「千年ものがたり」の「三種飲みくらべセット」は、何と2200円です。

高いのは、お酒の質もありますが、人間国宝の方が作った香川漆器に入れて飲めるのが大きいです。

おつまみもついています。

貴重な漆器で飲めるわけです。

 

 

【5】志国土佐時代の夜明けのものがたり(2020年8月)

「夜明けのものがたり」の飲みくらべセットは、列車にお酒が乗っているのがユニークです。

常連さんの中には、この紙製の列車を何十個も大切に持ち帰る人もいるとか。

1500円ですが、他の列車の飲みくらべセットより、お酒の量が少し多いような気がします。

私は日本酒はさほど得意ではありませんが、それでも料理と一緒だとお酒がはかどります。

 

 

【6】エトセトラ(2021年7月)

広島~尾道を走る「etSETOra」です。

3種飲みくらべセット800円です。

どの酒が分かるように紙に印がつけられています。

広島の日本酒って、有名だったのですね。

 

 

【7】越乃Shu※kura (2014年6月)

「越乃シュクラ」は、新潟県を走る観光快速です。

米どころを走る列車だけあって、地酒の試飲ができる日が多いです。

(早く新型コロナが収束して、地酒イベントが復活して欲しいところです)

3種飲み比べセットを2014年に購入しました。

販売カウンターで、このような↓光景を見ると、お酒を飲みたくなってしまいます。

 

 

 

【8】きらきらうえつ (2015年3月)

現在は運転されていない羽越線の「きらきらうえつ」でも、3種飲み比べセットがありました。

地元の3種類のお酒と、鮭のつまみがセットになっていて1250円でした。

新潟周辺(そして山形庄内地方)は、米どころですから、お酒も美味いです。

派手な外見の車両は、印象に残っています。

 

 

【9】やませみかわせみ焼酎(2020年8月)

肥薩線が水害で運休していますが、現在「やませみかわせみ・いさぶろうしんぺい」は、博多~門司港を運転しいてます。

その区間で、焼酎の飲み比べセットを頼みました。

庶民の酒「焼酎」とは言っても、500円は安いです。

水もついているのは、焼酎初心者にとっては有難かったです。

 

 

【参考】べるもんた (2016年4月)

頼みはしなかったのですが、富山の「べるもんた」でも、地酒3種飲み比べセット1500円がありました。

毎回目玉となる握りずしに金を使ったので、飲み比べセットまでは手が出ませんでした。

 

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

 

【感想】初心者に易しい3種飲み比べセット

「3種飲み比べセット」は、日本酒に詳しくない乗客にとって、ホントに助かります。

日本酒の銘柄に詳しい人なら、置いてある酒の中で、これにしよう!と好きな日本酒を選ぶことができます。

でも詳しくない人なら、何を頼んで良いか分かりません。

3種にすることで、ひとつ口に合わない酒があっても、大量に残すことはなく、リスクを防げます。

そして3種類ですと、乗客が「いろいろ味わえた」という満足度アップにつながります。

そして、1000円以上になりますから、売り上げもアップにもなります。

3杯注ぐ手間はかかりますが、体制が取れるなら素敵なメニューだと思います。

 

 

【参考】車内で飲めるビールをまとめた話です↓