前回に引き続き、広島県を走る観光列車「エトセトラ」の話。
【1】乗りに行く経緯
尾道行の上り「エトセトラ」は、広島駅を9:32に発車します。
これに乗るためには、その日の朝に東京を出ては間に合いません。
品川6:00発の「のぞみ99号」や、羽田発の航空機では間に合いません。
そこで、景色の良い呉線経由ではありませんが、午後の尾道発の「エトセトラ」に乗ることにしました。
福山方面から、普通列車で尾道に向かいます。
すると、備後赤坂駅で「エトセトラ」が停車していて、発車を待っていました。
【2】1週間前は運休
実は1週間前の7月17日に、「エトセトラ」に乗りに行ったのです。
ところが、運休で乗れませんでした。
7月8日に大雨が降り、呉線にも被害があったのは聞いていました。
午後の下りは呉線を通らないし、7月14日に指定券が買えたし、運転されることは疑っていませんでした。
でも、尾道駅に行ってみると、列車が入線する気配がありません。
駅員に尋ねると、運休とのこと。
この日は松山空港に着いてから、今治~福山のバスを利用して尾道まで行きました。
JR西日本区間は「無賃送還」扱いでしたが、バス代と松山~今治のJR四国の費用8200円が無駄になってしまいました。
お金よりも、他の観光列車に乗れたハズの貴重な1日が、もったいなかったです。
【3】尾道駅から乗車
1週間後に、再び乗りに行くことにしました。
全車グリーン車指定席ですが、一番乗りして、誰もいない状態の車内を撮りたかったのです。
そこで、10分以上前から並びました。
この日の指定券は完売でしたが、2号車にすぐ乗り込む人は3人だけで、更に隣の1号車の多くは三原駅からの乗客だったため、慌てる必要はありませんでしたが。
なお、この10月からは、午後の「エトセトラ」は呉線経由の広島行になります。
宮島口行は、あと少ししか見られません。
尾道駅の駅員さんは、横断幕で見送ってくれました。
【4】販売カウンター
販売カウンターは、2号車にあります。
アテンダントさんが2人乗務して、飲み物などの販売を行います。
ワゴン販売のように、座席に販売して回ることはなかったです。
グッズの販売は、木製コースター1100円、木製キーホルダー880円など。
クリアファイルも置いてありました。
お菓子類は、ワゴンの上に載っていますが、ワゴンは移動しません。
午前中の広島発「エトセトラ」では、予約制のスイーツがあります。
午後の便にはありませんが、その代わり、アルコールのメニューが充実します。
【5】車内販売で買った品
車内販売で、5品を購入しました。
★カクテル
一番人気ともいえるお酒が、こちらです。「SETOUCHI BLOSSOM」700円です。
果実も入っていて、見栄えも良いですが、本格的で美味いです。
ストロー2本で、かき混ぜられるようになっています。
★塩かりんとう
地元竹原のかりんとうです。
他に「竹炭かりんとう」「醤油かりんとう」もあり、いずれも380円です。
パッと見たらサッポロポテトか?とも感じましたが、味はかりんとうです。
★島ごころレモンケーキ
瀬戸内レモンケーキ250円です。レモンの形をしています。
弁当は売ってなかったので、腹の足しにしました。
★日本酒3点
全国的にも知られている日本酒を3つ選んで飲み比べできます。
左から、安芸津、三原、西条の地酒にしました。
説明読んでも分からないので、癖のない無難な酒をテキトウに選んでもらいました。
3種飲み比べで800円なら、安いほうでしょう。
★スマック
微炭酸のクリームソーダ「スマック」です。
地元の人なら知ってて当然の飲み物らしいです。
130円と安いこともあり、飲みたくなりました。
【6】メニュー
参考までに、メニューを載せておきます。
こちらは尾道発限定のアルコールです。
【7】思うこと
以前の「瀬戸内マリンビュー」と比べると、車内の設備や座席は大きく向上しました。
車内販売も充実してきたと思います。
可近郊列車の定番となった「記念撮影用のボード」も、アテンダントさんが持って巡回するようになりました。
対岸の「伊予灘ものがたり」と比べるのは酷ですが、無理ない範囲で頑張っていると思います。
前回の記事はこちら↓
新型コロナが深刻化してきました。
東京周辺に緊急事態宣言が出ている8月中は、遠出は厳しそうですね。