観光列車は、年々増加して、全国各地に広がっています。
鉄道ファンの子ども「子鉄」でない普通の子どもでも楽しめる列車は、限られます。
そこで、子どもが楽しめる観光列車を、主観をまぜて、ベスト10形式でまとめました。
【10位】富士登山電車(富士急行)
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山梨県の富士急行線を走る2両編成の電車。
水戸岡デザインの車両ですから、ソファーあり、本棚ありで、退屈しません。。
とはいえ、天気が良ければ、富士山が見えますから、車窓で十分楽しめそうですが。
子ども向けに記念撮影用の服もありました。
【9位】ばんえつ物語(JR東日本)
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新潟と会津若松の間を走る蒸気機関車に引かれた観光列車です。
子どもが遊べるスペースも用意されています。
奥の方には、すべり台があります。
展望スペースは、景色が良く見えます。
以前は、SL弁当を買いましたが、現在は車内販売がどうなっているか不明です。
【8位】お座トロ展望列車(会津鉄道)
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1つめの「お座敷」は、こちら↓。
2つめの「トロッコ」は、こちら↓
寒い時期は、風邪が入らないようにしている時があります。
3つめの「展望」は、こちら↓
特急のようなリクライニングシートで、前方がよく見えます。
更に先頭の質素に座席は、完全かぶりつき席になっています。
「お座トロ展望列車」は、旅行会社のツアーで一部区間だけ乗る客が目立ちますが、団体客で混んでいなければ多くの日は空いています。
その際は、車掌さんの許可で、全部の種類の車両に移動することができます。
子どもは、同じ席にじっと座っているのは変化がなくてつまらないと感じるかもしれませんが、いろんな車両に乗れれば、退屈しません。
【7位】つどい(近鉄)
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近鉄の不定期に運転している列車で、主に旅行商品としてツアー客対象です。
特色は子供の遊び場があること。
座席も、窓側を向いている斬新な造りでした。
そして現在は、私が乗った時とは、大きくリニューアルしました。
いくつか変更があって、何と「足湯」があるのです。
足湯は、「とれいゆつばさ」だけの専売特許ではないのですね。
6位からは、一気に子どもが楽しめる要素が増える列車です。
【6位】ハローキティー新幹線(JR西日本)
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山陽新幹線の「こだま」として運転されている500系車両の1編成が、「ハローキティー新幹線」になっています。
普段は1日1往復、博多(博多南)と新大阪の間を走っています。
2号車自由席は、ブラインドがキティー、枕カバーにもキティーです。
女の子だけでなく、男の子も楽しんでいます。
仕事で乗っているお父さんもスマホで撮影しています。
1号車では車内販売もあります。(6/15現在は休止中)
記念撮影スペースもあります。
【5位】あそぼーい(JR)
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JR九州の観光列車の中では、「あそぼーい」が子ども向けの要素満載です。
親子で乗る際は、子どもが窓際に座りやすい特別な座席が用意されています。
(転換クロスの一種ではありますが)
水戸岡車両で見られる木のプールも導入されています。
現在は、感染防止のために使えないという話を聞きましたが。
カウンターには、アテンダントのおねえさんが、笑顔で話をしてくれます。
キャラクター犬・くろちゃんの弁当も、この時は売られていました。
8月8日に、豊肥本線が水害から復旧します。
そのため「あそぼーい」は8月8日から運転再開予定です。
【4位】ゆうゆうアンパンマンカー(JR四国)
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徳島と阿波池田の間を走る特急「剣山」、そして一部は高松から徳島の「うずしお」として運転される車両が、「ゆうゆうアンパンマンカー」です。
車両は、大きなアンパンマンのキャラクターで埋まった柄です。
子どもが遊ぶスペースが最大の魅力です。
揺れて倒れても、床や壁は柔らかくて痛くありません。
車内販売もあるようです。
座席もアンパンマンで埋まっています。
注意点は、運転日が限られている点。
そして、同じ車両の指定席20席の客だけしか遊べない点です。
【3位】アンパンマントロッコ(JR四国)
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アンパンマントロッコは、瀬戸大橋や香川県を走るトロッコ列車です。
景色が良い瀬戸大橋を、風を受けながら渡れるのが魅力の列車です。
私も2度乗りましたが、小さい子連れの家族で埋まっていました。
鉄道マニアには、若干敷居が高い列車かもしれません。
トロッコ車両と、冷暖房完備のふかふかの車両の2隻が使用できます。
風が強かったら、トロッコから避難することもできます。
車内販売もあります。
床の一部が透明になっていて、非常に高い瀬戸大橋で透明の場所に立つのは、足が震えそうです。
でも多くの子どもは、笑いながら透明の板に乗っていました。
記念撮影もできます。
【2位】おかでんチャギントン(岡山電気軌道)
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大きな顔の車両が、街中を進むのですから、注目度抜群です。
特別料金を払って乗車しましたが、子ども向けのあり、車内のイベントもあります。
おねえさんが車内を盛り上げてくれます。
車内はキラキラして、子どもには別世界に映りそうです。
【1位】ポケモントレイン(JR東日本)
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ポケモントレインは、普段は岩手県の一ノ関と気仙沼の間を走っています。
車内はピカチュウで埋まっています。
2両のうち、座席は1両だけです。
残る1両は、車両全部が遊び場になっています。
上の写真は、終点に近づいて、お片付けしたくなって、部屋に散らかったピカチュウを集めた状態。
座席は、ボックスシートですが、黄色いピカチュウの色に合わせた柄になっています。
それぞれの列車の詳細は、私が乗った時の記事をご覧ください。
写真入りで詳しく解説しています。
感じたこと【1】子ども向け列車は案外少ない
10位から6位は、子どもも楽しみやすい列車で、「子ども向け」と言ってよいか微妙です。
本格的に子ども向けにした列車は、こうして見ると、少ないと言える。
子どもするには、遊ぶスペースなど場所の確保と手間がかかり、その割には6歳までは運賃取れないという事情があるからなのかなと感じます。
感じたこと【2】対象は小学3年くらいまでか
多くの子ども向け列車にも載りましたが、子ども向け列車で遊ぶ中心は、小学校入学前の小さい子どもです。
小学5年生くらいの子どもは、ごく一部です。
多いのは、2~3歳とか幼稚園生で、小学1年生2年生くらいも多いかなという印象です。
感じたこと【3】保護者の譲り合い精神が素敵
子連れの親子が大半の列車ですから、小さい子が泣いても、さほど周囲に迷惑がる人はいません。
その面では気分的に楽でしょう。
「みんな仲よく」「遊び道具は譲り合って順番に」といったマナーが、ほとんどの列車で徹底していました。
こういう光景は、見ていて気分良いです。
一部、小学校低学年の子だから、親が目を離しても問題ないだろう、と考えたらしく、放置していた親もいましたが・・・。