おれんじ食堂に乗る2020 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

食事が出来る観光列車は、現在多くの地域で走っています。

その中で「元祖」と言える列車のひとつが、『肥薩おれんじ食堂』です。

九州新幹線開業に伴って、第三セクターとなった路線です。

 

【1】「モーニング」に乗車

この「おれんじ食堂」に、この3月に乗車してきました。

「おれんじ食堂」に乗車したのは、2015年、2016年に続いて3回目です。

いずれも朝食ですが、理由は簡単、朝食は安いからです。

スペシャルランチ21000円は、簡単には乗れない金額ですから、今回も4000円で気軽に乗れる朝食の「モーニング」にしました。

時間的に、「モーニング」なら乗車した後に、他の観光列車に乗れるという事情もありますが。

★「モーニング」4000円

出水8:26→新八代10:14

★「スペシャルランチ」21000円

新八代11:10→川内14:56

最も豪華な食事です。

★「スウィーツ」6500円

川内15:24→出水17:17

スウィーツとサンセットを組み合わせた乗り方もできます。

★「サンセット」9000円

出水17:35→新八代19:07

(9月から一部時刻は変更されます。区間も変更されることがあります)

 

 

【2】1号車の座席

「おれんじ食堂」は、2両編成です。

そのうち、私が乗ったのは、1号車です。

おなじみ水戸岡風のテーブルと木製のイスです。

テーブルの上のライトも、水戸岡デザインです。

 

【3】2号車の座席

2号車の方が、どちらかというと豪華な気がします。

ソファー席には、カーテンがついています。

ソファーは海に向かって座れる席です。

窓が大きめですし、海のすぐ近くを通りますから、座りながらでも海を見ることもできます。

今回は、2号車に他のお客さんが2人いました。

もともと「モーニング」は、乗客が少なめですが・・・。

2人用テーブルの席もあります。

よく見ると、イスが窓の方に少し向いています(下の写真の赤矢印に注目)

テーブルで食事をしながら、車窓を楽しみやすく工夫されています。

元祖「おれんじ食堂」の後から、全国に様々な観光列車が誕生しました。

先発の車両ですから、オーソドックスな豪華さと言えます。

もっと目立つ車両が登場してきた現在では、観光列車に乗り慣れたものにとっては、車両だけ見て驚くほどのことではないです。

でも、車両以外の「おもてなし」など他の面が、より強く客を感動させますから、オーソドックスな豪華さがむしろ望まれると感じます。

 

【4】様々な設備と備品

★記念撮影ボード、置き傘、消毒液

先頭には、子ども向け展望席があります。

その近くに、いくつかの備品があります。

このご時世ですので消毒液。これは必須ですね。

その下にあるのはは置き傘。下車観光する時に雨が降っていれば、乗客が使えるようです。

 

★停車駅・時刻案内・発車の鐘

「オレンジ食堂」の停車駅を案内するのに、ローテクな方法を利用している。

駅名のところに札をかける形式です。

そして、次の駅を発車する時刻を、掲示しています。

「水俣8:54」と表示しています。

これは乗降扉の前に置かれていて、分かりやすいです。

下車観光する駅を発車する際には、鐘を鳴らします。

液晶画面や電子音でなくて、こういうの、雰囲気が良いんですよね。

 

★カウンター

飲み物や料理を配膳するカウンターです。

出発前の様子ですが、準備が始まると、この上には料理で埋まります。

私は、カウンターの動きが見たくて、カウンターのすぐ横の席を指定しました。

 

★特産物紹介の棚

水戸岡車両の定番とも言える棚です。

地元の名産品、伝統工芸品を展示する棚です。

 

★のれん

1号車と2号車の間に、下げられている「のれん」です。

ロゴが入っていて、カッコ良いですね。

 

★清掃中の案内板

1日4本運転される「おれんじ食堂」ですから、折り返し運転する際には、掃除と車内整備を行います。

その際に使う案内板です。こういう案内、丁寧で好きです。

 

【5】海が見える

肥薩おれんじ鉄道は、海沿いを走る区間が多くなっています。

景色が良い海岸沿いを走るのですから、観光列車としては有利な路線と言えます。

写真のように、海の近くを走るのは、非日常感を十分感じられる。

いいなあ。

 

朝食の内容、おもてなし等は、こちらの記事

 

※2015年に乗った話は、こちら「車両」「食事」「下車観光

※4月13日現在、「肥薩おれんじ食堂」は、新型コロナの影響で、他の観光列車同様、運転を休止しています。