■ホットコーヒーが買えない!
現在、車内販売でコーヒーを買うのが難しくなっている。
年々、車内販売そのものが廃止・縮小され、JR北海道・四国・九州では、観光列車以外は全廃となってしまった。
さらに、今年2019年7月からは、JR東日本でホットコーヒーの販売が取り扱い終了。
「はやぶさ」「こまち」「かがやき」でも、ホットコーヒーが買えなくなってしまった。
車内でホットコーヒーが、買える列車は
《1》東海道・山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」「さくら」「みずほ」
→→「さくら」「みずほ」の九州新幹線区間は車内販売ナシ
《2》一部の観光列車「ゆふいんの森」「ラマルしまなみ」「べるもんた」「越乃シュクラ」など
《3》一部の私鉄「小田急ロマンスカー」「東武スペーシア」「近鉄しまかぜ」など
よーするに、「はやぶさ」「かがやき」等のJR東日本の新幹線、「あずさ」「ひたち」などの在来線特急では、ホットコーヒーを買えないのである。(「サンダーバード」や「かもめ」は、車内販売そのものが廃止)
では、車内販売でホットコーヒーが買えないなら、どうすれば良いか?まとめてみた。
【1】駅の売店で、淹れ立てコーヒー
ホットコーヒーを、駅の売店に設置してあるコーヒーマシーンで、買える箇所がある。
コンビニと同様に、100円の店が多い。
ホームの売店で、100円コーヒーが販売されたら、車内販売のコーヒーは、値段では太刀打ちできない。
席で飲みたい時に飲めるという利便性では対抗できるけど。
改札内のコーヒーマシーンの画像を探したら、2年くらい前の半額セール中の画像が出てきた。
何と1杯50円! 安いけど、車内販売の売り上げダウンにつながるかと思うと、複雑だなあ。
【2】ホームのコーヒー販売機
なかには、ホームのコーヒー販売機で、淹れ立てのコーヒーを買うことができる。
上の写真は、岡山駅の新幹線ホーム(2019年6月撮影)。
上りも下りも、広島寄りに設置されている。
これなら、フタも付くから、そこそこ保温もできるし、こぼれにくい。
ホームにあれば、列車に乗るまでの移動距離も短くて、非常に便利だ。
上の写真は、新幹線の盛岡駅の上りホームの販売機。(2018年6月撮影)
ホームの待合室の中に設置されてあった。
淹れ立てで、値段も150円とか200円だから、手ごろだ。
「こまち号」の連結・切り離しの時間に向かうのは、怖いからやめた方が良い。
2018年の6月に、向山駅のイベント帰りの「やまびこ」は、車内販売が無かった。
売店も閉まっていた時間帯だったため、コーヒー販売機は、すごく有難かった。
このコーヒー販売機は、屋根がある場所でないと設置できない等の規制があるそうだが、車内販売のコーヒーが廃止された東日本では特に、ホームに設置してほしいと願う。
長距離移動をするのに、JALやANAだと無料でコーヒー飲めるのに、新幹線だと金を払っても簡単に買えない状況になっている。航空機との対抗を考えても、ホームにコーヒー販売機は、一気に増設すべきだと思う。
繰り返しになるがメリットが大きい↓
《1》「200円前後で安いのに、淹れ立てで美味い」
《2》「販売機から列車までの移動距離が短い」→運びやすい、温かいまま
《3》「人件費がかからない」→導入費用は必要だが、人件費が不要でサービスを提供できる
【3】駅外の本格コーヒー店
主に駅の改札外にある「スターバックス」等のコーヒー店から、コーヒーを持ち込むこともできる。
ただ、特急に乗る際は、両手に荷物を抱えることが多く、片手をコーヒーを持ち続けるのは、大変だ。
(場合によっては、傾かないように袋に入れてくれることもあるようだけど)
私は、車内販売の350円のコーヒーは高いとは思わないけど、400円前後の本格的コーヒー店のコーヒーは、何か高い気がしてしまう。ゆがんだ価値観なのだろうけど。
【4】やむを得ずホームで缶コーヒー
缶コーヒーでも、結構美味しいものが販売されつつある。
缶コーヒーでもいいや、と考えれば、ホームの自動販売機が利用できる。カバンの中に横にして入れられる利便性もある。
1990年ごろの東海道新幹線のホームでは、真冬でも温かい飲み物は、自動販売機に入っていなかったように記憶している。その頃に比べると、冬なら温かい缶コーヒーが買えるのは、一歩前進だと思う。
【5】列車内に販売機を
東北新幹線「やまびこ」などJR東日本では、一気に車内販売廃止が進んだため、それに代わる代替措置が追い付いていない。
JR九州「かもめ」、JR東海「しなの」、JR四国「しおかぜ」等は、車内販売が廃止されたものの、飲み物の自動販売機が設置されている。夏に3時間乗車しても、水分補給が可能だ。
(写真は「しなの」の自動販売機。2018年12月)
最低限、2時間以上走る特急には、飲み物の販売機を設置してほしい。
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