ホットコーヒーの値段 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 今回は車内販売で売られているコーヒーの話。
(本当は6月上旬に出したかったけど、つまらない用事で振り回されて、7月になってしまったのです。ご了承ください)


1】JR九州のコーヒーはおススメ
 車内販売の聖地・JR九州で、6月からコーヒーがリニューアルされている。
 今までも、JR九州のコーヒーは、他社より優れている点が目立っていた。(写真↓はJR九州の従来のコーヒー)
 
(1)車内販売のコーヒーは1杯310円前後が相場なのに、260円と安い値段で提供していた。
(2)列車が揺れても滑りにくい特製紙コップ。また、保温性能も他社のより若干優れている。
昨年、JR九州の紙コップは滑りにくいことを実際に確かめたのが、こちらの記事↓

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12014841537.html
(3)アテンダントさんの接客が、圧倒的に立派。コーヒーも美味く感じる。
こんなわけで、私はJR九州のコーヒーは大好きだ。

【2】JR九州のコーヒーが、リニューアル
 JR九州によると、車内販売のコーヒーがリニューアルされるとのこと。良い豆を使うのに伴い、少し値上げするとのこと。
(1)6月1日から開始するアイスコーヒーも含めて、料金は40円値上げして300円となる。
(2)使用するコーヒー豆は、メキシコ、コロンビア、ペルーで有機栽培された豆をブレンドしたものを使用。
(3)この豆を使用したコーヒーは、「九州新幹線」「九州横断特急」「あそぼーい」「A列車で行こう」「海幸山幸」「はやとの風」「指宿のたまて箱」で使用される。「ゆふいんの森」と「SL人吉」では、車内で豆を挽いて提供するため別のコーヒー豆になる。
(4)九州新幹線「さくら」「みずほ」では、アイスコーヒーも販売。1杯の値段はホットと同じく300円。
公式発表は、こちら↓
http://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/855/coffeerenewal.pdf
個人的には、300円に値上げされても、まだ他社よりは若干安いのだから、気にはしない。これで豆の質が上がるなら、むしろ歓迎するくらいだ。

【3】JR東日本でも
 JR東日本の中には、特別なコーヒー豆を期間限定で使用する路線がある。
 
 アイスコーヒーなら7月8月と、キリマンジャロブレンドになるとのこと。値段がそのままで、質の良いコーヒー豆になるわけだから、ありがたいものだ。
写真はスーパービュー踊り子のメニュー表。




【3】中小私鉄のホットコーヒーの値段・2016
 車内販売のホットコーヒーは、会社によって、豆の質も違うし、値段も違う。豆は比較しにくいため、単純にコーヒー1杯の値段を比較してみることにした。
 中小の私鉄で、ホットコーヒーを車内販売で売っていることは少ないが、値段をまとめてみた。


★富山地方鉄道「アルプスエキスプレス」200円
 
やや量は少なかったが、水戸岡車両を使った観光列車でコーヒー飲めて、200円は助かる。

★しなの鉄道「ろくもん」200円
 
あの観光列車「ろくもん」で、地元で人気のミカドコーヒーが飲める。それも200円の激安価格というのは、素晴らしい。安くても美味しい。

★京都丹後鉄道「あおまつ」250円
 
 京都丹後鉄道(当時は北近畿タンゴ鉄道)の「あおまつ」「あかまつ」では、ホットコーヒーの車内販売も行っていた。
 特に「あおまつ」は、1両編成の普通列車なのにアテンダントがホットコーヒーを販売しているわけで、すごく素晴らしい。

★会津鉄道300円
 
 上の写真はAIZUマウントエクスプレスで買ったコーヒー。日光発着の1往復には、車内販売がある。

 これ↑は、お座トロ展望列車が 芦ノ牧温泉駅での8分停車の間に、駅員が販売しに来た様子。小回りが利く鉄道だ

 中小私鉄は、コーヒーが比較的安く、300円以下となっている。写真はないが、くま川鉄道の「田園シンフォニー」でも、ホットコーヒーは300円となっている。


【3】JR・大手私鉄のホットコーヒーの値段・2016
 次に、JRと大手私鉄での、ホットコーヒーの値段だ。
★近鉄アーバンライナー300円
 
近鉄の難波~名古屋間を結ぶ「アーバンライナー」では、土曜休日のみ車内販売がある。貴重な存在だから、コーヒーを頼んだ。
なお、近鉄「しまかぜ」のワゴンサービスのコーヒーは、若干高くて350円となる。


★JR東日本310円(ラージサイズ400円)
 
私は一度もラージサイズを頼んだことはない。コーヒーは一口目が美味いからだ。いつもお世話になっているNREの310円が、私の中では高いか安いかの基準になっている。

★山陽新幹線310円(大360円)
 
 310円ではあるが、見せるだけで割引になる券を配布しているので、実際はもっと安いのがポイントだ。頑張っている販売員が多いのも、気持ち良い。

★JR東海「のぞみ」「ひかり」320円 
 
JR東海のコーヒーは、320円。良い豆を使っているらしい。素敵な販売員(パーサー)から買うと美味しく感じるが、いい加減な販売員から買うと不味くて高く感じるのは、なんでだろ~♪


★小田急ロマンスカー320円
 
ホットコーヒー、アイスコーヒーとも320円だ。VSEのシートサービスはなくなったが、ワゴン販売は現在も続いている。
販売員を余裕を持ってそろえて、必ず巡回するわけだから、人件費がかかるのは、理解できる。

★東武スペーシア330円
 
 ホットコーヒー、アイスコーヒー共に330円。東武と小田急は、特急料金は安いが、コーヒーとビールはJRよりも高い。基本的に両社は飲み物の自動販売機が車内にあり、選択の幅が広がるのも有難い。

 310円、320円のコーヒーが多いが、これはJRは消費税を転嫁できたためだろう。JR東日本なら、交通系ICカードを使う人が多いから、310円という端数が案外抵抗はないのかもしれない。