会津鉄道に車内販売を利用しに出かけたが、今回は2回とも「お座トロ展望列車」に乗車した。お座敷車両、トロッコ車両、展望車両の3両で運転される観光列車だ。
10月17日19日と2回とも、芦ノ牧温泉駅から会津田島行に乗車した。
芦ノ牧温泉駅では、猫の「バス駅長」に会えるようにするため、8分間停車するダイヤだ。事務室の奥でお休み中で会えなかったので、下車する人は少なく、乗ったまま発車を待っていた。
すると、駅員さんが乗り込んできて車内販売を始めた。
やや涼しかった金曜日は、ホットコーヒーだ。列車の到着に合わせていれたホットコーヒー300円、これは美味く感じた。
日曜日は、気温が上がったためか、ホットコーヒーではなく、130円のアイスの販売だ。十数個載っていたアイスが、団体客がどんどん買っていった。販売をする駅員さんは、発車時間になっても団体客の相手をしていた。急いで降りる時に、私は「130円ですよね」と言ってアイス1つ取って、何とかアイスを買えた。
この列車は3つの車両からなる。
【1】お座敷車両
タタミと掘りコタツのような車両だ。写真はタタミの上に座布団が乗った状態。
スリッパが入った下駄箱もある。
【2】トロッコ車両
夏は窓ガラスを撤去して風を受けられる車両になる。
座席の背もたれの部分には、バス駅長のイラストが描かれている。
【3】展望車両
特急車両のように、リクライニングシートで、テーブルもある。
先頭からの展望は最高だ。
列車は湯野上温泉駅に着いた。19分停車する。この時間で、観光客は売店でお土産を買えるし、足湯に入ることもできる。
私は足湯に直行して、5分ほどつかる。たいして歩いていないが、疲れが取れるようだ。
車内販売のスペースがこちら↓。短い3両だ編成から、客が売店に来て、飲み物やグッズを買う形だ。
列車は、塔のへつり駅に到着した。私も下車して観光しようか迷っていたが、金曜日は、塔のへつり駅で降りる団体以外は、私しかいない状況だった。このまま乗れば3両編成の観光列車を独占できる訳だから、乗り続けることにした。車両の内部の写真がじっくり撮れたのは、他に乗客がいなかったからだ。
2日後の日曜日には、塔のへつりで下車して、たった20分で、塔のへつりの観光したが。
素晴らしかったのは、会津鉄道の車掌さんだ。
私がトロッコ車両を撮っていると、トンネルに入った。すると、車両からトンネルに映像を移すスイッチを入れてくれた。私一人のために!
トロッコ車両の天井の、ここから映像が出されて、トンネルに映る仕組みになっている。
お座トロ展望列車にも、記念撮影用ボードが置いてある。猫の駅長のボードもあった。
非常に多くの特色が詰まっている列車だが、乗車券以外に必要なのは310円の乗車整理券だけというのは嬉しい。
子供用の帽子と服もある。やや大きめで、小学5年生でも十分着られるサイズだと思う。
列車内にポストも設置してある。会津田島に着いたら、車掌さんが扉を開けて、投函された郵便物を取り出していた。
トイレも広く快適だ。
お座トロ展望列車について書いていたら、何と写真が19枚に達した。これだけ魅力がある列車だ。
前回乗車した時の記事はこちらをご覧ください。
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11781005271.html