「ご縁があった」「ご縁がなかった」という言葉って良く使いますよね。
これって「単なる便利な社交辞令」というわけではなく、本当にあるものなのです。
仲が良かったカップルが別れてしまったり、ええっ!?と思う二人が結婚したり、「『縁』という言葉でしか説明できないな」・・・と思うことは存在します。
西洋占星術では、2人のネイタル(出生図)を重ね合わせる「シナストリー」という技法があるのですが、シナストリーで見る、縁の強い組み合わせ、結婚しやすい組み合わせをいくつか紹介していきたいと思います。
これは、いわゆる「相性が良い・悪い」とは別物となります。
2人の太陽と太陽、月と月、太陽と月のいずれかがコンジャンクション(0度)またはオポジション(180度)
よく相性では火星と金星を見たりしますよね。火星と金星は、「オスとメス」というイメージで、恋愛関係になるには重要です。
しかし、燃え上がる感情というものは永続するものではないので、男女の関係は、年月を経る事に「人間同士」の関係になってきます。
太陽と月は人間の性質の軸となる天体なので、「人間同士」の関係となった時にはこの組み合わせはかなり重要です。
刺激は少ないのですが、一緒にいることがとても自然な組み合わせとなります。
「えっ、相性が良いのって、トライン(120度)とかセクスタイル(60度)じゃないの?」と疑問に思われるかもしれないのですが、縁の強さで言うと、2人が重なり合っているイメージのコンジャンクション(0度)、真正面から向かい合って必ず目に入るオポジション(180度)が上回ります。(特にコンジャンクションが強いです。)オーブ(許容度)も狭ければ狭いほど縁は強くなります。
ちなみに、男女以外でも、この組み合わせがある関係は強い縁があります。何十年も友達!という2人にもよく見られる配置です。
疎遠になる時期があっても不思議とまたつながりを持つようになったりします。
この中で「太陽と太陽」の組み合わせは、「生き方」や「仕事」の意味が強く、やや心のつながりの意味が弱くなるので、恋愛関係の場合には、他に精神的な意味を持つ天体の組み合わせがある方が望ましいです。
他の縁の強い組み合わせ