このエゴノキの実で出来た石鹸液で
洗うことを試してみました
まず絵の具で汚した手を洗ってみると
きれいに落ちました。
Tちゃんが言うには
爪のところに入った(←わざと入れた)
絵の具まで
綺麗に落ちた❗️と
洗いあがりは
手がかさつく!と
どうやら
油分を洗い流す効果がある
ようなので
油のついたお皿を洗ってみたら
確かに落ちました❗️
心なしか漂白もされたような
体感したあとで色々と調べてみました
エゴノキはセッケンノキという
別名もあるとおり
昔から実の皮に含まれる成分
エゴサポニンを
界面活性剤の役割を果たす性質を
石鹸液にして使ったり
その魚毒性をいかした毒流し漁に使ったりと
人との暮らしに関わりの深い木だった様です
漁をする魚毒性ですが
毒で殺すというほどの強い毒では無く
一時的に動きを止めてしまう程度らしく、
その毒で捕った魚をまたきれいな水に放すと
元気に泳ぎ出すのだそうです😉
実を利用するだけでなく、
その木自体も
将棋の駒や和傘のロクロの素材として
使われていたそうです
エゴノキと和傘のロクロについては
伝統技術があればこそなんですねー‼️
こういう自然の恵みを生かして
なおかつ美しくそして日常で使える
日本の伝統技術は
日本人の宝物ですねー💕💕
話を石鹸液に戻します😁
Tちゃんがこのエゴノキの
花の香りが大好きで
この香りのシャンプーがあったらいいのにー
なんて話してましたが
石鹸液になるなら洗えそうねー❗️
なんて思った方‼️
エゴノキの石鹸液では
絶対に顔や口の中を洗わないように‼️
何故なら
このエゴサポニン、
粘膜に炎症を起こし
赤血球を壊す作用がある
毒でもあるんですって😱
なので実験で手を洗うときも傷など無いこと
目に入らないこと
確認して行いました!
植物でオーガニックなシャンプー
やってみたい方は是非こちら
子供のシャボン玉遊びにも
絶対やらないようにしましょう❗️
子供ってストローどうしても
吸っちゃうんですよね💦
吹くものとわかっても
そしてモコモコ泡立ってきたら口の近くに
シャボン玉が流れてくることもよくあります
なのでエゴノキの石鹸液で
口で吹くシャボン玉は
絶対しないでくださいね
エゴノキについて
面白かったので色々と調べてみると
このエゴノキで
人も虫も鳥も恩恵を得てるという
なんとも生き物たちに
たくさんの恩恵を与えてくれる木だ
と言うことがわかったので
エゴノキの実の毒性があるのは
皮のところだけで
中の実は虫や鳥の好む餌になるようです
中でも野鳥のヤマガラは
この熟した実を好んで食べるそうです
エゴノキの実の熟してはぜた皮でも
水に浸すと泡立つということは
毒性のサポニン顕在‼️
なのに
ヤマガラは危険を犯してまで
その実が好きなんだろう?
エゴノキの実につく虫
エゴヒゲナガゾウムシというのが
実に穴を開けて産卵し
幼虫が種の中を食べながら
成長するそうなんです
昆虫図鑑調べてみました
エゴノキの実を食べていてその周りには毒性のある皮に包まれてるんですもの
なんて安全な場所で餌に不自由することなく
育つ知恵を持っているんでしょう❗️
エゴノキのまた他の別名で
「チシャノキ」という名前もあるのですが
このエゴノキの実が熟して落ちてくる頃
実の中で大きく育った幼虫は
「チシャの虫」と言われて
ウグイやオイカワなどの川魚の餌として
売られているんですって
この幼虫(多分エゴヒゲナガゾウムシの)
出るところには
かなりの確率でいるそうなんです
そんな虫がいるなら
鳥にとってはごちそうですよねー‼️
それも
ちゃんと熟して皮が弾けて剥けて
中の実が出てくる頃に
ヤマガラはよく食べに来るんだそうです
実の中のご馳走も
大きくなってる頃ですよね😁
うまくできてますよね‼️
そんな豊かな生態系の多様性を
表してるかのような
エゴノキ
改めて自然との関わりがすごいんだなーと
見直しちゃいました✨
で、話はまたまた最初の石鹸液に戻ります😁
はい‼️
エゴノキの石鹸液試してみたい方で
幼虫とか苦手な方は
青い実が出来てすぐの頃
(まだ産卵されてない頃)
にやりましょう‼️😁😁😁
昆虫図鑑によると
エゴヒゲナガゾウムシの時期が
6月から8月ってなってるんだから
8月はきっとアウトかも?😁😁
是非お試しくださーい😁😁
みなさんにとっても
心(Heart)に花咲く(blooming)
季節でありますように🌺
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***Thank You***