おかいもの♪おかいもの♪
エビリファイを飲むと、ハイになるような気がします。
落ち着かせるための薬が必要な方もいるようです。
(私もその一人)
そして、エビだけでお買い物に行くと、
それはもうおそろしいことに~~
「ミニマムミニマム」のカットソーを買って、
「INDIVI」でジャージー素材のワンピをもひとつ。
所要時間、各10分。
そんなに貯金、残ってないって!
いつもは迷いにまよって買うのに一週間ほどかかる私。
(↑かかりすぎ)
これがエビちゃんマジックか!
おそろしいです。
でも、柄物のワンピかシャツと、
薄手の黒タートルと、グレイのカットソーもまだほちい…
……エビ、関係ないでしょうかね。
でも、この前、リスパダール飲んでた時は、
全然物欲なかったんですけど。
化粧とかもしてなかったんですけど。
どっちがいいでしょう。
身の回りがダメだけど貯金できる女(リスパダール)、
小ぎれいにできるけど貯金できない女(エビリファイ)…
個人的には小ぎれいで貯金のある自分が好きです。
やっちまえるか? Part4
「現代の名工」に指定された職人さんの教室へ
うかがった母と私。
作業場に穏やかな笑顔で迎えていただきました。
何気ない会話から始まり、次第に座は和んできました。
そして、長期的にお世話になるならば、
どうしても言っておかなくてはなりません。
母が、やっと、という感じで切り出しました。
「ウチの娘、精神的にちょっと…病気なんです。
それで、会社もだめになって、
せめて楽しみのためにこれをしたいんです。
それでも、大丈夫でしょうか?」
私は先生の手ばかりを見ていました。
「大丈夫ですよ。」
先生は、あっさり言われました。
思わず見上げると、先生はにこやかに笑っていました。
「近頃、社会だっておかしいんですよ。
少し鋭い感覚の持ち主ならば、
病気になってしまっても
当然なんじゃないでしょうか。ねえ?」
母が、ぽろっと涙をこぼしたのが見えました。
「ここを知っていらっしゃったのも、
何かの縁でしょう。どうぞいらしてください。」
……さて、それから私はバリバリ修行をしています。
とか書ければとてもイイ終わり方なのですが、
変薬&増薬&減薬が重なって体調を崩し、
ほとんど全然教室には行けてません。
でも、修行は逃げないし。
のんびり極めていきたいと思います。
どんなに時間かかっても、
止めなければ何かになれるのではないでしょうか。
きっと。
やっちまえるか? Part3
○やっちまえるか? Part3
母に、工芸を習うことを勧められたぽこ。
でも、イマイチ気がすすみません。
今日もぼんやりテレビを見ています。
若き芸術家たちを取材する番組が
流れていました。
『では、△△さんは、まったくの素人から織物を
始められたんですね~』
『はい。始めてから3年です。』
『今度が初の個展ということですが。』
『はい。今、作品作りに追われています。』
テレビに映されたその人は幼い顔立ちです。
(こんなスピードで何かを成し遂げるなんて
若さのなせるワザだよな…)
すると、テロップに名前と年齢が出てきました。
その年齢は私より3歳年上だったのです。
彼女のこれまでの3年と、
私のこれからの3年を思いました。
3年て、個展を開くのに長いのか、短いのか。
個展を開いたとして、お客様がつくのか、どうか。
わからないけれど。
『織物を織るのが楽しくてたのしくて、
寝る時がない事もあるけど、今とても幸せです。』
その人の服は新品そうではなかったけど清潔だった。
そして嬉しそうに微笑み、頬がつやつやと輝き、
はにかみながらもリポーターをしっかり見ていました。
きゃー、単純。
ええ、単純です!
でも、このタイミングでこの番組を見られたのも
縁ではないでしょうか!!
「お母さん、私、あの名工さんの所に行ってみたい。」
そして私と母は出かけてゆくことになるのです。
次で最後です。
付き合っていただいていてありがとうございます。
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やっちまえるか? Part2
『現代の名工』の記事を読み流していた私。
その横に座っていた母が言いました。
「お母さん、この人の弟子が作ったもの持ってるよ。」
ええ?高かったんじゃないの?
「いや、いただいたの。
普通の主婦が作ったんだよ。でも、気に入ってるの。
あんたも知ってるアレよ。」
思い出した。素朴ながらも、上品なものです。
「一般の人に教えてくれるらしいんだよ」
ふーん。
「あんた、それやってみたら?」
えっ!
私は、手先が不器用です。
家庭科の宿題は母に作ってもらってました。
粘土や細工物も得意とはいえないし。
美的感覚だって、ふつうです。
それで、モノを作るって、
ちょっと、ムボウじゃない?
「別に今すぐ売り物にしようって言うんじゃ
ないからいいじゃないの。」
将来、モノにならなかったらどうするの?
「趣味なんだから、
そんなこと考えなくていいのよ。」
仕事につながらなくてもいい、
それは、主婦の習い事の発想だよね。
私はそれより、仕事につながる資格を取りたい。
「なに言ってんの。あんた病気になる前
簿記試験3回も落ちたじゃないの。」
……私は、センター試験で13点取ったくらい
算数が苦手なのでした。
でも、何かがしたいよ~。
「社会に参加」したいよ~。
迷走する私はどこにたどりつくのだ!
また長くなってしまってすみません。
どうか続かせてください。
やっちまえるか?
以前の私はものすごくシンプルでした。
「仕事して、稼いで、
そのお金で買い物して友達と彼と遊んで、
いずれは家庭を築いちゃったりして!」
この病気になってからの私すごくあやふやです。
「仕事…は、もうバイトしかできない。
少し貯金はあるけど、贅沢はできない。
友達と遊ぶだけの心と体の力がない。
(これは今だけだけど、我慢ができなーい!)
彼には、病気が原因でふられた。」
そんな私に主治医のお医者様が言いました。
「なにか趣味を見つけられるといいんですがね。
自信につながるような。」
そんなカンタンにはいかないです、先生。
ぶーぶーぶー。
ぶーたれながら新聞を読んでいると、
『○○さん、国の「現代の名工」に認定』
という記事が目に入りました。
(「現代の名工」というのは、国が認定した、
優秀な技術者のことらしいです)
我が家の近くに住んでいる方のようです。
「こんなに近くに住んでて、病人と名工かぁ。
こんなに立場がちがうなんて…」
ちっ(←したうちはやめなさいって)
しかしこの方が私の運命の人になるとは
(ロマンチックな言い方ですが、この方は既婚者です)
思いもしなかったのです。
毎度続きっぱなしでスミマセン。
さまよえる統失人 後編
話題の新薬に期待を寄せて使用するも
なんの副作用か考え方が暗くなり、
最後には死にたくなってきたぽこ。
どうなる?どうする?
「おなか気持ちワルイの治す
だけでも違うかも…」
ヨロヨロしながら内科に行き、
「ちょっと統合失調症で、
変薬したばかりなんですけど、
とにかく気持ちがワルイんです」
と、先生にお願いし、
効き目がソフトな漢方の胃腸薬をもらいました。
でも、改めて考えると、
「ちょっと統合失調症」っておかしいよね。
5年ほど通いつめて仲良しになってた
先生もちょっとビックリしてたもんね。
いらんこと言っちゃった~。
でも、とにかく体が楽になって、
気持ちが少し上むきました。
更に肩や腰が痛かったので、
針灸・整体に通おうとしていました。
これで体が快適になると、心が落ち着いてくるのを
体験したことがあったもので。
保険利用できる所なら450円だし。
しかし、母が私に言いました。
「病院で薬をもらいましょう。」
(↑やっと理性的な判断…)
結果的に、これが一番効いたようです。
睡眠薬が一番。
9時間ぶっつづけで眠れて、
2日目に感じました。
(頭がイヤな感じがしない……)
そして、ぜんぜん食べられなかったごはんが
食べられるようになったのです!
「栄養と睡眠が
治療という車の両輪です。
バランスが崩れないように、
気をつけて。」
と、お医者様は言いました。
試しに「毎日かあさん」を、読んでみました。
(あっ、ちゃんとおもしろい……!!!)
涙は、もう出ませんでした。
でも、肩痛や頭痛になったら、今度は
針灸にも行ってもみようとおもっているのでした。
(こりないあほの子)
漢方薬は途中で調子が良くなったので
やめたけど、最初キツイときには助かった!
でもやっぱり、こういうのはあくまで補助ですね。
その後も振り子のように調子は揺れ、
さらに気持ちの落ち着く薬などを出していただいて、
どうにか落ち着いて…まだ、ないんですけど。
かなり長い文章、
おつきあいいただいてありがとうございました。
またお暇がありましたらどうぞよろしゅう。
さまよえる統失人
リスパダールで半年ほど快適に
過ごしていたのですが、ある事情があって
エビリファイに変えてもらいました。
そしたら最初のころが最悪でした。
頭が重く感じたり、吐き気がして食欲がなくなり、
さらに何日か眠れなくなってしまったりと、
全然体に合わなかったのです。
でも、ネットではかなり評判の薬。
我慢して使い続けていたら……
ソフトに死にたくなってきた。
おぎやはぎやドランクドラゴンを
見ながら涙が出てきてしまうなんて!
ハーゲンダッツがおいしくないなんて!
窓からダイブしたくなるなんて!
どうやって立て直せばいいのでしょう?
カンタンにまた変薬、はイヤでした。
あほのこ炸裂ですが、
まずは自己流で状態を変えようとしたのです。
それで大丈夫と思ってたのか~。
(↑私の中の理性の声)
すみません、長いので続きます。
良かったらまた見に来てやってください。
水色時代
朝、早く目が覚めたので、散歩に行ってみました。
ちょうど朝練の中学生の登校時間と重なった模様。
(毎朝大変やね~。)とか思いながら眺めてたら、
私の前を二人の中学生が道を歩いていたのでした。
道の右端と左端を。
会話の雰囲気からして、
仲が悪いわけではなさそうな2人。
何でそんなに離れてるの?!
ハッ、人に見られたら恥ずかしいとか、
男子(または女子)と
そんなに近づいて歩いたら
やばいじゃんとか思ってる?!
かわいい~!
で、じーっと見てたら、2人は振り返り…
(やべっ、見すぎた?なんか言われるか?)
「おはようございます!」
2人は澄んだ声で私にあいさつし、
だだだっと駆けて行ったのでした。
最後までかわいかった……
たしなめられる Part3
先生は、ふっと話題を変えました。
「あなたはご存知だけど、僕には持病があります。
医者に、
『このままの生活を続けると死ぬよ』
と言われました。」
困ったように、笑います。
「毎日薬を飲まないといけません。
食べられないものだらけです。
飲み会の席で、ちくしょうってなりますよ。
それも、受け入れるしかないでしょう。
そうすればまた、
いずれ好きなものを食べられるように
なるかもしれないでしょう?」
「今のあなたには仕事はすすめられない。
いずれしたいというのであれば、
週2回、3時間程度の仕事をすすめます。
そして状況を見て、
さらに増やせるかどうか判断もします。」
ああ、これも、受け入れないと。
先生と私は、顔を見あわせて微笑みました。
気づけば、診療時間は1時間を越えていました。
お付き合いいただいてありがとうございました。
みなさんも、先生にも。
たしなめられる Part2
一生仕事しないと言ったら
先生にたしなめられはじめたぽこ。
私は教職免許を持っています。
教育実習をやりました。
大変だった~!!!
それでも、実際に教師になった知り合いは言います。
「あんなもんじゃないよ。実習は天国。」
先生は続けます。
「確かにあなたの病気は一生治らないかもしれない。
でも、統失がありながら仕事をしているという人は
沢山いらっしゃるんですよ。
トラックの運転手や、主婦だっています。」
(私は主婦は大変なお仕事なので、
自分にはできないかもと思っていました。)
ネットで知り合った方で、
看護婦をしていらっしゃる方もいらしたっけ。
「でもまず、ストレスのかかりにくい、
皿洗いやゴミひらいなんかの仕事から
始める方もいらっしゃいます。」
そして、厳しい言葉が耳を打ちました。
「あなたはまだ若くて、
正社員にこだわりを持っている。
でも、この状況を受け入れないと。」
私はきっと、
引きつったような顔をしていたでしょう。
先生は、ふっと話題を変えました。
長い!
でも次がラストなので読んでやってほしいです。


















