統合失調症の海をゆく -22ページ目
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あわてなくたっていずれ僕は消えてしまう話 Part2

当面のところ、

お医者様から働くのを止められています。

働いてお金もらうのがスキなので凹んでいます。

まだ割り切れない。

制服

仕事はもちろん嫌なこともあったけど、

友達にグチ聞いてもらってありがたかったとか、

同僚と仲良くなって遊びに行ったとか、

悪くないこともあったから。

会社の先輩に

「嫌なことするやつはほっといて、

味方を少しずつ増やしていけばいいんだよ」

先輩

と、言われたことがあります。

でも、実行するとなると難しいんだけどね~。

どうでしょう?


「バイトを始めるにしても、

一生仕事をしない道を選んだとしても、

 あなたをサポートします」

と、お医者様には言われました。

ありがたいです。

先生

症状が落ち着いてきたら、

軽いバイトから始めてみようと思っています。

って不景気な話でごめんなさいっ。

お付き合いいただいて

ありがとうございました☆

慌てなくたっていつか僕は消えてしまうけど

私の予後はいい方です。

というか、予後が良かったのと、

アホの子でこの病気と向き合うのがイヤで

「精神科に通っているけど、

これは何かの霊現象に違いない」

(これでも国立大を出ているのだ。無駄な学歴。)

くるしむ

と決め付けて、お墓参りや百日詣でなんかをして(笑)

治った気になって2回も再就職をしちゃったんです。

統失になる前は、徹夜もあるような仕事をしていたので、

普通の事務職なら大丈夫って思っちゃったんだよね。

甘かった。

会社

三回倒れてやっと、

「これは病気なんだわ」

って病識ができた。

お医者様は私の病名をずっと言わないでいてくれたしね。

精神病について本やネットで勉強して初めて、

自分の症状から見て統失なんじゃないかということ、

自分がやっていた就職が危険で無鉄砲なことだったと

が分った訳です。遅いわっ。

納得

でも、それと同時に自分の感じていた幻聴や幻覚が

自分ひとりのことではなくて、

いろんな人が体験して苦しんでいる事だとわかったので、

ものすごくほっとしました。

私だけじゃないんだって感じたのです。


読んでくれてる方、ありがとうございます。

長いので続きます。

火の国の男 その2

うちの父はお酒を飲むと言葉がアヤしくなります。

先日、おでかけしてご飯を食べました。

「うのうがキレイやねえ」

右脳!?

何でご飯屋さんでイキナリ右脳?

しかもキレイってなんだ。

「ホントにほのおはいいねえ」

あっ、炎ね……

お店にはたくさんのキャンドルが灯されていたのでした。

「ただのご飯屋だけど、もっと高級に見えるね」

そうだね、ロマンチックだね。

でも、その言葉を思いっきり大声で言っちゃダメ。

ホールどころか厨房の人もこちらを見ています。

さらにウェイトレスさんに伝えちゃダメ。

困ったような笑顔で私と母を見ます。すみません。

さらに、食事が終わった後、

「もうこれいらんやろ」

って、うちのテーブルのキャンドルを手で消そうとして

「あちっ!!」

やけどしてるし。

何十歳児なんだ!!!

お父さんとは、ちゃんとしたお店で食べたくない、わ~

などと、思春期の娘みたいなことを考えていた時、

「ごちそうじゃったな」

と、満足そうにお父さん。

「そうね」

と、テンション低く私。

「まあ、家族で食べたら何でもごちそうやけどね」

……火の国の男は、情が深くあるのです。

火の国の男

父は「あたしんち」のお父さんと同県出身です。

ここの県のヒトっていうのは、

男らしいっていうか、何というのか…

母が美容院に行ってきました。。

「夏だからショートにしましょうねって言わたの」

信頼している美容師さんにパーマを活かした

スタイルにしてもらって、大満足のご様子。

その後すぐ、家族で温泉に行きました。

露天やらジャグジーやら楽しんで、再び集合。

全員、湯上りホカホカのいい顔になっています。

その時、父は言ったのでした。

「お母さん、顔の横に黒いヒモがついとるごたある。」

笑顔を引きつらせる母。

「ヒモなんてつけとらんよ。何言いよると」

すると父は、

母の髪の乾いていないひとふさをにぎり、

「これよ!」

と、力強く言いました。

……パーマをかけたことがある人ならお分かりになると

思うのですが、

パーマは、濡れるとちぢれて束になります。

そして、母の髪には乾きのこしがあったのです。

(って、こんな大層に書くことでもないけど)

「びろ~んてなっとるぞ。」

もう、容赦ない父。

『お母さんのおしゃれゴコロ』、だいなし。

まだほかほかしながらも、一同びみょうな雰囲気。

母はちょっと不機嫌になってしまいました。

間に挟まれた私も微妙な表情。

そしてやっぱり火の国の男っていうのは……

目覚めの後

今年の2月に再発して1カ月入院し、

その後1ヶ月の自宅療養。

その間、お医者様からのアドバイスで

友達と連絡を絶っていました。

(何を口走るか分らないから)

ウチまでお見舞いに来てくれたけど、

それも断りました。

そう、面会謝絶の音信普通だったのです。

……そして、6ヶ月ぶりくらいに再会。

友達が、私を見るなりのけぞりました。

ちょっと!ロコツすぎるでしょ!

何の病気なんだ!と、噂になっているらしい。

見舞いに来てくれた子が広げたらしい。

ばれたも同然か(イヤ、それは気が早いでしょ)

くそう、どうしてくれよう。

こういう時どうやってやり過ごしてますか。

……私は、

「胃腸炎になった」

と、大嘘ぶっこきました。

胃腸炎で2ヶ月音信不通は苦しいなーって

正直思ったけど、これで行きました。

聞かれるたびに入院期間が一週間になったり

二週間になったりするワキの甘い言い訳ですが、

勢いと雰囲気でゴリ押ししています。

みんな敢えてだまされてくれているのかも

しれないですけどね。

ちがう世界をのぞいてみました

久しぶりに妹に会いました。

出不精な私と違って妹は行動派。

大阪のアパレル会社に勤めています。


なんか変わったことあった?

「あ~、Wの長い方とコンパしたよ」

ああ、長いのは髪ね。

「友達と付き合い始めたけど、

東京進出して“いいとも”とかに出るようになったら

捨てられてた。最悪やわ」


そ、そうかい。他には?

Nと二人きりでごはん食べた。」

おお。エンタで見てるよ。いいじゃん(?)

「よくないで。ファミレスやで。

しかもごはんの後アイツのうちにめっちゃ誘われたわ。」

ふぁみれすかー。

「しかもテレビよりおもんないし、よりブサイクやし。しょーもないわ。」

き、きびしいね……

でも、我が妹はきっとまたお笑い系の方とコンパしたり

しちゃうのでしょう(大阪だからね)。

いいなー。私も行ってみたいよ。

っていうか、隣の席からのぞいてみたい。

毎度くだらないお話で

氷上の芸術、フィギュアスケートを見ていてふと思ったこと。


「オレ、高橋大輔くんを目指してるんですよね~」

ってホストがいそう。

全国にいそう。

あごひげはやりすぎたと思うんだよね。




そこがアヤシイんですよ


抗精神薬の副作用のひとつに、

薬疹 発疹、吹き出もの等があるんだそうですね。

私はだいたい足か、首筋に出ます。


足はいいんだよ、足は。

問題は首筋です。

首はもうね、すごーくそっくり。キスマークに。


OLとして勤めてたとき、上司に、

「近場でも彼氏ができたのか?」

としつこく聞かれて、


(なんて失礼なことを聞く人なのだ!)

↑当時の彼氏とは遠恋だった。


と、フンガイして、トイレに行った帰りに鏡を見たらば

すんごいリアルな感じで首筋が赤かったので、

(これじゃ私でも聞くわ~~)

と、がっくりしてしまった事がありました。


何回もあった。

途中から「じんましんです」で押し通しました。

あまりにも男っ気がないので周囲も納得してくれました。

っていうのもなんか悔しかったりして。

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