やっちまえるか? Part2
『現代の名工』の記事を読み流していた私。
その横に座っていた母が言いました。
「お母さん、この人の弟子が作ったもの持ってるよ。」
ええ?高かったんじゃないの?
「いや、いただいたの。
普通の主婦が作ったんだよ。でも、気に入ってるの。
あんたも知ってるアレよ。」
思い出した。素朴ながらも、上品なものです。
「一般の人に教えてくれるらしいんだよ」
ふーん。
「あんた、それやってみたら?」
えっ!
私は、手先が不器用です。
家庭科の宿題は母に作ってもらってました。
粘土や細工物も得意とはいえないし。
美的感覚だって、ふつうです。
それで、モノを作るって、
ちょっと、ムボウじゃない?
「別に今すぐ売り物にしようって言うんじゃ
ないからいいじゃないの。」
将来、モノにならなかったらどうするの?
「趣味なんだから、
そんなこと考えなくていいのよ。」
仕事につながらなくてもいい、
それは、主婦の習い事の発想だよね。
私はそれより、仕事につながる資格を取りたい。
「なに言ってんの。あんた病気になる前
簿記試験3回も落ちたじゃないの。」
……私は、センター試験で13点取ったくらい
算数が苦手なのでした。
でも、何かがしたいよ~。
「社会に参加」したいよ~。
迷走する私はどこにたどりつくのだ!
また長くなってしまってすみません。
どうか続かせてください。

