アサヒビールと農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は13日、環境対応型の自動車燃料「バイオエタノール」の原料サトウキビの生産性を、従来の1・5倍に高めた新品種の開発に成功したと発表した。
5月に、国に品種登録の出願を行う。単位面積当たりの収穫量が向上するため「耕作地面積当たり5倍以上のバイオエタノールの生産性が見込める」としている。今後、アサヒは鹿児島県の種子島実証実験を進め、向こう2年間で実用化に向けた技術的な検証を行う。
アサヒは、ビールで培った酵母の技術を使い2006年から沖縄県の伊江島の実証プラントで原料とバイオエタノールの製造プロセス技術の研究を進めてきた。
サトウキビといえば、C4植物といい、太陽光が当たれば当たっただけ光合成ができる植物であるため、日照が多い沖縄などで有機物をよりたくさん生産することができます。サトウキビならば、それがより利用しやすい糖として回収できる。
それにしても、耕地面積当たりのバイオエタノール生産量が5倍にできるとは凄いなあ。
これが緯度の低い地域で応用できるようになれば、本当に新しいエネルギーとして利用可能かも。
しかし、それに伴って発酵かすが大量に発生するはず。
そちらの処理が今後は問題になるかもしれませんね。
なにを作るにおいても、産廃は非常に問題が多いです。
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