スザリーナ・ジョリーのブログ -8ページ目

斎藤光正監督 捜査網その7

斎藤光正監督の「太陽にほえろ!」初登板回

第43話「きれいな花にはトゲがある」

勝手に解説 その7回目!


一係の仲間が聞き込みしても

ゴリさんに不利な証言しか出てこなかった

『俺と彼女は無関係です!』

目と目の間に火花が見えそうなガンの付け合い

斎藤監督お得意の睨み合う2人の切り返しの繰り返し!

切り返すたびに寄ったサイズになる!

緊張感を煽る斎藤監督!

『自分のことは自分で始末します』

出て行こうとするゴリさん

『おい待てっ!』ボスが呼び止める

我慢の限界のゴリさん、ボスの机の上に

拳銃、手錠、警察手帳を置く

ボス、マカロニ、殿下の驚き顔がフラッシュカットで入る(写真掲載は省く)

そして何と辞職願まで!(いつの間に書いた!?)

面食らう殿下、マカロニ、長さん

奥でタバコの煙を揺らす山さん

ボス『石塚誠、逃亡及び証拠隠滅の恐れがあるので、お前を逮捕する』

と言い、奥にいる山さんに

『山さん、ゴリを留置所に入れてくれ』と命令

最初は驚く山さん!

ボスの顔を【マジか?】という顔で見る

ここからしばらくワンカット開始

しかし、ボスには何か考えがある、と考える顔

よし!と心を決めた顔

山さんのこの短時間の心の変化の演技が素晴らしい

すっくと立ち上がり山さんはゴリさんの方へ

部屋を出ようとしていたゴリさんを

掴んで連れていこうとする

抵抗するゴリさん

だが山さんは連れ出す

と、ここまでワンカット!


まだまだ事件の全貌が見えないが

このあとゴリさんは留置所にブチ込まれる


今回の山は

山さんの微妙な顔の良い演技


次回に続く


斎藤光正監督 捜査網その6

斎藤光正監督の「太陽にほえろ!」初登板回

第43話「きれいな花にはトゲがある」

勝手に解説 その6回目!


ゴリさんを訴えるという女の代理で

署長室に弁護士がやって来た

署長はゴリを処分する前に猶予をくれた(嫌味な顔で)


署長『東堂くん!すぐに石塚刑事を取り調べたまえ!』

署長の振り返りのアクション繋ぎでボスの肩ナメアオリshotに

『君が出来ないなら誰か他のヤツに…』

ボスの顔にクイックズームイン!とともに

『いえ!私がやります!』

なにげにマカロニ刑事編はボスが捜査に加わる事が多い

後期は窓からブラインド越しに外を見てる印象だが

ボス、山さん、マカロニに囲まれてゴリさんを取り調べ

名前や出身地を聞いたりとセオリー通りの取り調べにゴリさんが怒りだす

『なんでこんな事やらなきゃいけないんだ!』

『こっちもやりたくないよ!』

そりゃごもっとも(笑




弁護士からの情報で

ゴリさんは2月13日に、経堂の「ジュリー」というスナックでプロポーズ

その後に5万円を貸したと言う

さらにゴリさんとベッド(寝具)の予約をしたと言ってる

ボスは女のことを徹底的に洗えと指示

いてもたってもいられないゴリさんに

『待ってろよ、俺たちの腕の良さは知ってるだろう』

と、頼もしい山さん


取り調べのあと一係のメンバーは聞き込みをするが

全員が口裏を合わせたように

女とゴリさんの仲を証言する

銀行では、女の通帳と印鑑をゴリさんが持参して5万円引き出したという証言

家具店では2人で店に来て確かにベッドを予約したという証言

スナックのバーテンは

『確かにプロポーズしていましたよ』と証言して

女の写真を見ながら

『この体で迫られたら、そりぁねえ』(エロいなコイツ)

筆者注⚠️そんなに言うほど豊満な体ではない

ゴリさん、聞き込みから帰って来た仲間たちに

すがるように結果を確かめる

また、ここから長尺のワンカット開始

『ボス!本当にあの女の事は知らないんですよ!』

黙っているボス

仕方なく画面右側にいる山さんの方へ移動

カメラもゴリを追う

山さんにすがるように話しかけるが

有力な情報がない山さんは無反応

踵を返して画面左方向へ移動

カメラはずっとゴリを追う

殿下にもすがるゴリ

しかしこちらも女の言う通りの証言しかなく

力になれない

諦めきれないゴリはまた踵を返し

今度は長さんへ

しかし、長さんも同じくなので仏頂面

もうゴリさんには手立ては無い

訴えられる側のゴリ自身で聞き込みなど

捜査が出来ないからだ

この左右に行ったり来たりのワンカットで

うろうろしてるところをそのまま見せる事で

ゴリの焦りと手詰まり感を演出!

単なる長尺ワンカットではなく

ちゃんと意味があってワンカットにしている

まだまだカットを割らずに続く

思い詰めたゴリさんは

ボスの机に戻り

『ボス!まさか俺の事を疑ってるんじゃないでしょうね!』

『俺は事実だけを尊重する』


と、ここまでがワンカット


目が離せん展開になってきた(カット割りの演出も含めて)



このあとボスとゴリさん2人で

晩御飯を食べに行くと

(ゴリが食べるケチャップスパゲティが美味そう🍝!)

何故かその様子を写真を撮られ

「七曲署 悪徳刑事をひた隠し 女を欺した上暴行傷害」と新聞記事に掲載され

翌日、ボスは署長から大目玉

『石塚刑事をただちに謹慎させろ!この件はニ係に捜査させる!』

と、打つ手無しとなる

(※この辺は長くなるので写真掲載無し)


このあと、ゴリが辞職願を出して

意外な展開に!


次回につづく






斎藤光正監督 捜査網その5

斎藤光正監督の「太陽にほえろ!」初登板回

第43話「きれいな花にはトゲがある」

勝手に解説 その5回目.


ゴリさんを誠さんと呼ぶ謎の女

しかも、ゴリさんにプロポーズされて

結婚の約束もしていると言う


覚えが無いと、必死に否定するゴリさん

怒って立ち上がった女を止めようと

女の腕を掴んだら体勢を崩して

テーブルに倒れ込む女

唇の端に少し出血してしまった女

ざわめく他の客達をロングshotで見せる

場面変わって

ボスの背中ごしでドアを開けて入室する

ここから長尺のワンカットが始まる


ノックして中に入ると署長が立ち上がる

『お呼びですか?』とボス

画面左側に立ち位置を変えて、署長は画面右側へ


舞台演出上では上手(右側)が優位な立場

下手(左側)は抗う劣勢な立場

その決まりをキチンと守っている

『えらい事をやってくれたな』

『はあっ?』

近づいてきてボスにプレッシャーをかける

『こちら、弁護士の沢村さんだ』

と言うと、弁護士が立ち上がって下からフレームインして

署長のさらに右側の位置へ

最優位という意味だ

署長『西田とも子さん(花束の女)の代理で石塚刑事を告訴する』

と、言うと署長は上手(画面右側)にフレームアウト

次は沢村弁護士のターン

ボス『石塚刑事を告訴?一体何の容疑で?』

沢村『結婚詐欺と並びに暴行傷害罪だ』

ボス『(とまどう)』

すると、再び上手から署長がフレームイン!

UPめでプレッシャーをかける!

『その傷害の現場に君もいたそうだね?』

『いや、しかし…』

『いたんだね?!』

『おりました』

と言い争いの間に署長の後の弁護士が画面左側へ歩き出す

手前の2人をフレームに入れたまま

後の弁護士を追うようにカメラが右→方向に回り込む

画面奥に次のセリフの番を待つように待機する弁護士

この流れが非常にスムーズ

署長『東堂くん!係長の君が付いていてなんたる事だ!』

ボス『石塚は引き止めただけです』

ここで沢村弁護士が割って入る

沢村『倒れた時に机の角に背中をぶつけて、口の中を切って出血、これは紛れもなく傷害だ!』

ボス『(とまどう)』

沢村『結婚の約束をした時に5万円を巻き上げている』

ボス『これは何かの間違いです!本人同士で話しをさせてください!』

と言ってる間に署長は後ろへ

代わりに弁護士が前へ

上手側に位置する攻め手が次々に入れ替わり

ボスに波状攻撃を仕掛けてくる

沢村『それは無理だ!彼女は死んでも示談には応じないと言ってる!水商売の女だと思って甘くみたな?』


沢村『覚悟しておくんだな!じゃあ私はこれで』

と言い残して画面左側へフレームアウトする弁護士

睨みつける署長

『東堂くん!ただちに石塚刑事の取り調べを始めたまえ!』

と、ここまでがワンカット!

攻め手は画面右側

受け手は画面左側

このポジションを守りながら

うろうろ歩く動きとカメラ移動で

飽きさせず見せられるし

ワンカット特有の緊張感の維持


素晴らしい演出!


また、全然進まなかった

続きは次回










斎藤光正監督 捜査網その4

斎藤光正監督の「太陽にほえろ!」初登板回

第43話「きれいな花にはトゲがある」

勝手に解説 その4回目


女が置いていったマッチの店

高級クラブ「デロワ」にやって来たボスとゴリさん
ボーイに『ご指名は?』と聞かれるが

女の源氏名を知らないし、本名(花束のカードに書かれた名前)を店で言う訳にもいかず

ボスは『いや、いい』と濁す

ゴリ『どこにその女がいるんです?』

と、キョロついていると目線の先に

一係に来た女が!

女『おしぼり 頂戴』とボーイに言って

目線を客に戻す時に

ボスとゴリさんに気づいて会釈する女

カメラは瓶ナメshotのまま女の顔が分かるサイズまでズームイン!

決してUPまで寄らず、ボスとゴリの目線だという意味を保持

しかも、ビールを注ごうとした瓶の先が

女の顔の前を通過して

かなり離れている感を演出

いちいちカットの意味が細かく決められている!

女が立ち上がって歩く1shotでカメラは付けPAN

(カット頭が1shotとか手元UPが好きな監督❤️)

ボス&ゴリさんのボックス席に座る女

テーブルには大量のビール瓶とウイスキーグラス🥃

(どんだけ酒飲んでるんだこの2人)

この酒の量で、この女を見つけるまで2人が粘っているという演出!

イチイチ言わないのが良い!

ゴリさんに馴れ馴れしい女

しかし、ゴリはこの女の事は知らない

『店には来ないでって言ったじゃない』

ボスとゴリさんの間に割って入る女

『飲むでしょ?』とビールをゴリさんに薦める女

無駄にカットを割らず、いけるところはワンカットで

指名のないフリーでテーブルに付いてる雑魚キャストが

その女に言う

『この人が噂の鬼刑事さんね〜なんでもっと早く紹介してくれなかったの〜?』

『ねえ^_^』雑魚キャスト2人で冷やかす

何故か店の女達にもゴリの事が知れ渡っている

何というしたたかな女だ

『君なんて知らないよ!今日初めて会ったんだ!』とゴリゴリに怒るゴリさん

こういう重要な記憶に残したいコメント時は

しっかり顔のUPで印象を強くするテクニック!

怪しんでいるボス

(この顔と目👀!)

女が雑魚キャスト2人に

『アナタ達、外してくれない?』

『お邪魔でした(笑)』

雑魚2人がフレームアウトするとともに

カメラは3shotにゆっくりズーム

カメラの動きに無駄が無い!

しかし、テーブル上に酒が多いな

とてもシラフとは思えない(笑


嗚呼、もう掲載枚数に達してしまった


次回に続く





斎藤光正監督 捜査網その3

斎藤光正監督の「太陽にほえろ!」初登板回

第43話「きれいな花にはトゲがある」

勝手に解説の続き


ボスに促されて一係の応接スペースへ

『ゴリ…、石塚がなかなかアナタの話しをしてくれなくて』と探りを入れるが

『本当は、誠さんに来ちゃいけないと言われてるんですけど、

 たまたま近くに来たものですから…』

と、上手くかわす女。高価な持ち物で「夜の女」感を匂わす

タバコを咥えるボス

すかさずマッチを出して

ボスのタバコにごく自然に火をつける女

『あら、つい、いつもの癖で』

と、はにかむ女

そのままマッチをテーブルに置いて去る女

マッチには「CLUB deroi」の文字

マカロニは『クラブ デ、デ、デロイ?』と読み

ボスが『デロワだな』と言う

フランス語で「王様」という意味なのだが

さらりとフランス語が読めてしまう教養があるボスと

マカロニの違いを出すところが上手い

ちなみに筆者もマカロニと同じ読みをしてました(笑)


そして、夜の街の画が2カット挿入されて

場面転換したと視聴者に分からせて

外国人ボーイが『いらっしゃいませ』と出迎えるところで

高級クラブ感を演出

とにかくイチイチ説明しないのが良い

気づく奴は気づけよ、とこちらが試されているのが

昔の作品の良いところ


この外国人ボーイの1shotから

画面右にボーイが案内するようにフレームアウト

あとに付いていくボス

そしてゴリさん

そのままバックshotまでワンカット!

斎藤監督は手元とか1shotから入るカットが多く

まるでUPのカットを挟むアニメ的なカット割りが

筆者のリズム感に合致して気持ち良いのかもしれない


画面奥に焦点が合った画面左に酒の入ったグラス

それを取る手が画面右からフレームイン

ここも手元UPのカット!

手がグラス掴むぐらいで

奥にボスとゴリさんフレームイン!

タイミングが絶妙過ぎるのと

酒席だと一発で分からせる画作り!

しかも奥に向かって歩くカットの向かう先が

この場所だと分かるよう背景がちゃんと繋がっている!位置関係も計算されている!

ゴリさんが『本当にこの店にその女がいるんですか?』

ハッキリと答えないボス

マッチを頼りに来てみたが確証は無い

だがあのマッチ箱を置いていったということは

女がこの店に誘っていると見るのが正しい


店内の広い画で

ボックス席に案内されるのを

自然に見せる

とにかくカット割りに無駄が無い!

全カットが気持ち良く入ってくる


全然 話しが進まないが次回に続く