スザリーナ・ジョリーのブログ -6ページ目

斎藤光正監督 捜査網その17

斎藤光正監督の「太陽にほえろ!」初登板回

第43話「きれいな花にはトゲがある」

勝手に解説 その17回目!


女を連れ去った「黒い車」とゴリさん車の激しいカーチェイス!

砂煙を巻き上げながら

グルングルン車が回る



それにしても砂煙が多すぎる(笑

煙が出やすい何かを撒いてあるのか

運転席アオリで激しくハンドルを回すゴリさん!

カメラはブレまくって振動を表現

これどうやって撮ったんだ?Goproもない時代に

運転席セットとかあるんですかね?

ウルトラシリーズの操縦席セットみたいな

キュキュキュキュキュキュッと

スキール音がずっと付けられている

直線を走っていてタイヤが軋んでいない場面でも

とりあえず付けとけってなもんで

カーチェイスの間は、ずっとキュキュキュキュキュキュ

これがメリハリ無くなる原因か、ちょっと長尺で最後の方は飽きてしまうのが惜しい…


スピード出し過ぎで止められなくて

少し地面が盛り上がっているところに乗り上げてしまい

ゴリさん車は転倒!

黒い車は…

この時代お馴染みの

積み上げた一斗缶に突っ込んで大崩落!

灯油かなんかが入っていた(空っぽなんですけどね)という設定で

大炎上!

たまらず後部ドアが開いて

中から手下や女が這い出してくる


転倒した車から

這々の体でフラフラと出てくるゴリさん

炎が燃え移る前に女を助け出し

黒い車から離れる!

車はすかさず大爆発!

燃える黒い車の前で

女を「お姫様抱っこ」しながら

吉田栄作ばりに『うぉぉぉぉぉーっ!』(©️もう誰も愛さない)

と咆哮するゴリさん


合成ではないので

現場は相当熱いはず

それとも望遠レンズで撮って

本当はかなり離れているのかも


このゴリさんの咆哮にかなり尺をとっています

騙されていたゴリさんの熱い優しさと

刑事の責任感(証人の女を死なす訳にはいかない)

入り混じった心の叫び


今や、「ケイゾク」「SPEC」のゴリさんの方が

ゴリイメージ強い人が多いでしょうが

アラカンの我々世代は

やはりこっちのゴリさん


最近は政財界のドンみたいな悪役が多いゴリさんだが

この回の黒幕のような役柄を

のちに演じる事になるとは皮肉である


次回、このエピソードの

エピローグです



斎藤光正監督 捜査網その16

斎藤光正監督の「太陽にほえろ!」初登板回

第43話「きれいな花にはトゲがある」

勝手に解説 その16回目!


沢村弁護士の手下が車で花束の女を連れ去った!

入れ違いに女のマンション前に到着したゴリさんに

現場にいたシンコが駆け寄る!

『今 すれ違った車よ!すぐに追って!ゴリさん!』


今来た方向へ戻らねばならない

普通ならこの狭い道を何度か切り返して180度の転回するところだが

テレビドラマでそんなかったるい事は出来ない!

ところが!

おあつらえ向きにマンションの1階が駐車場になっていて

運良く1台も停まっていない!

柱を中心に円を描くように

180度の転回!

このスピード感!

この画を撮るためにこのマンションをロケ地に選んだのか斎藤監督!

ついでにシンコのフトモモ効果(空飛ぶ広報室の記事参照)

ゴリさん車がフレームアウトすると同時に

一係メンバーが手下を捕まえてゾロゾロと

タイミングはバッチリ


ゴリさんが車で追った事を皆に告げるシンコ


来た道の角を曲がるゴリさん車!

さっき曲がってきた角を戻る画を

丁寧に見せる斎藤監督

こういう画でちゃんと分からせる事が重要


ゴリさん車の目線で

黒い車に追いついた事を分からせる

この画をワンカット入れるだけで状況を分からせる


ローアングルに置いたカメラ横を疾走する

黒い車(フォード)!その後ろにゴリさん車!


フォード内では

沢村弁護士の手下と女

『あたしをどこに連れて行くつもり?』

しかし手下は無言

『あたしを殺すつもりね?!』

察しが良い女

『降ろして!』

暴れる女を何度もビンタする手下

よくあるパターンだが酷い(笑


ここから「太陽にほえろ!」初カーチェイスシーン!

ゴリさん車が追いついて並走する

『止まれ!』

言う事を聞く訳はない


スピードが出ているので

坂を登ったところで勢い余ってジャンプ!


激しく揺れる運転席のゴリさん!(フロントガラスの外から撮影)


画面右からジャンプしてきて着地!

こういうカーチェイスは

スティーブ・マックイーンの映画「ブリット」で

世界に初めてお目見えしたが

テレビでやるとは斎藤監督恐るべし

これが「西部警察」に繋がっていくのだろうか?


カーチェイスの最高峰は

筆者は映画「ブルース・ブラザーズ」だと思う

パトカー破壊台数も含めて


という事で掲載枚数終了

このあとのカーチェイスは

ちょっと長過ぎて飽きるのは否めない

初カーチェイスだから長尺でやりたかったんだろうなぁ

多分、監督じゃなくてプロデューサーが


次回に続く





斎藤光正監督 捜査網その15

斎藤光正監督の「太陽にほえろ!」初登板回

第43話「きれいな花にはトゲがある」

勝手に解説 その15回目!


終わりが近づいて来ました!

前回の続き

不自然なアオリ構図で女を追うシンコを邪魔する

沢村弁護士の手下

さらに後ろからシンコを襲おうとする別の手下と

長さんの取っ組み合いが始まる

手下が一係メンバーを食い止めてる間に

マンションエントランスから出ていく女



一枚目写真と対をなすような構図で足元と床タイル

外へ出る女の足(というか靴)

長さんと手下が追ってくる

足元しか見えないから誰が誰か分からない(笑

バタついているので何か慌ててる感じは分かる(笑

多分、前の不自然なアオリ構図の違和感を払拭するため180度逆構図のこの画を入れる事で

ワザとやってますよ感を狙ったのか?

斎藤監督、かわいい所あるなぁ


外に出るとタイミングよく黒い車が到着!

悪い奴の車は、「黒い車」と昔から決まってる!


後部ドアが開き

女の手を引っ張って

強引に車に乗せる

いかにも悪人のムーブ



また、床タイルのこの構図(笑

どうしても不自然ではないよ、ワザとだよ感を出したい斎藤監督(笑

バタついてる靴音SEが激しく付けられている

効果音や音楽も複雑につけるのが斎藤監督の特徴




体勢を崩して倒れる手下(しつこくこの構図)



女を乗せた「黒い車(フォード・フェアレーン)」が逃げる!


角を曲がる!


と、同時にゴリさんの車とすれ違う!


手前に向かって来る!

この辺のタイミングとスピード感は非常に計算されている


マンション前で止まるゴリさん車!

すぐにシンコが駆け寄る!

乗るのかと思いきや

『今 すれ違った車よ!すぐ追ってゴリさん!」


テンポ良くカットが変わるので

非常にスピード感があり緊迫感も増す!

このあと「太陽にほえろ!」初カーチェイスが始まるのだが

掲載枚数がつきました


続きは次回




斎藤光正監督 捜査網その14

斎藤光正監督の「太陽にほえろ!」初登板回

第43話「きれいな花にはトゲがある」

勝手に解説 その14回目!


沢村弁護士に、ゴリさんは女と結婚するから

起訴できません、と告げたボス

2人で乗って来た車をゴリさんに預けて

女のマンションへ向かわせる

それを窓から見ていた沢村弁護士はピンと来た


女のマンションにゴリさんからとメッセージカードがついた花束が届いたあと、鳴る電話!

手のアクション繋ぎで

無言で受話器をとる女



ここからセリフごとにカットが変わり緊張感を増す!

『沢村だ!石塚刑事がそっちに向かってる!

 あんたに会って詫びるつもりだ』

カット変わり

『5万円も返すだろう。だがそれをやられたら起訴も不可能だ』

カット変わり

『それどころか、早晩 君も逮捕されるだろう』


ハッとした顔のインサート!

『いやいや、だからすぐにそこを出なさい』

画面は女の顔のまま沢村弁護士は続ける

『車をやったから、その車の男の言う通りにするんだ』


カット変わって口元のどUP

『いいね、すぐにその部屋を出るんだ!すぐに!』

ここまでのカット変わりは

カット頭すぐにセリフが始まり前のカットと詰まってる感じが

急いで喋っている感じに聞こえて沢村の焦りを演出!


市川崑監督が犬神家の一族でもやっていたが

カット頭すぐにセリフを始める編集にすると

スピード感(高テンポ感)が出て緊張感が高まる!



電話を切って、事務所で佇む沢村弁護士

ここでCM




部屋を出た女

まずは、殿下に止められる(花束届けたのは殿下)

が、急に横から現れた男に遮られエレベーターに逃げられる(ここまで写真掲載無し)

1階につくと今度はシンコに捕まる

『石塚刑事と話し合って!』

女は無視して行こうとするも、ゴリさんが到着するまで時間稼ぎしなくてはなので

引き下がらないシンコ

その後ろで様子を伺う男(どう見ても沢村弁護士の手下)



シンコ『お願い、石塚刑事の話しを聞いて!』


シンコを振り解いてマンションエントランスを出て行く女

このカットに注目!

不自然な下からのアオリ構図

手前から女が外へ

追うシンコ


するとその前から別の男がシンコの邪魔をする


シンコを追わせないよう邪魔をする

このカットは通常の大人の目線の高さ構図で撮るよりも

行く先が見えないような、不自然なアオリにする事で

シンコの前にスタンバイしている男がフレーム外の見えない位置に立つ事ができる

そこに向かってシンコが進んで行くのに合わせて邪魔するように動くと

画面上では、男が下から急にフレームインしてくるので

イキナリ感が出る(意味わかるかな…?)


これがアオリではないと

シンコの前に男がいるのが最初からバレているので唐突感がなくなってしまう


意味の無い

アオリ構図ではない!

スタンバっている男を隠すためのフレーミングなのだ!

斎藤光正監督は天才か!


嗚呼、もう写真掲載枚数を超えてしまった

斎藤光正監督のテクニックを語っていたら

すぐに写真掲載枚数の限度になってしまう



次回に続く






斎藤光正監督 捜査網その13

斎藤光正監督の「太陽にほえろ!」初登板回

第43話「きれいな花にはトゲがある」

勝手に解説 その13回目!


いよいよ佳境に入ってまいりました

ゴリさんの勾留期限切れまでに

有力な証言を得る事ができなった長さんが戻り

ボスに『どうもすいませんでした』と謝る

シンコ『悔しいわ、皆んな嘘をついてるって分かっているのに…』

山さんから電話がかかってくるが

やはり山さんもダメだった

ボス『勾留期限の時間なんで、一旦戻って来てくれ』

力無く公衆電話の受話器を置く山さん

その手間には証言を翻した看護婦


諦めないボスは

留置所のゴリの元へ行き

時間切れで釈放だ。ただし、一つだけ頼みがある。聞いてくれるな』

そして、2人で車で向かったのは

ゴリさんを訴えると言って来た沢村弁護士事務所

↓実相寺カット

沢村『藤堂さん、私は示談には応じられませんよ』

ボス『ごもっともです。本人も心を入れ替えて、約束通り、西田とも子さんと結婚すると言ってるんです』


呆然とする沢村弁護士


ボスの作戦を理解したゴリさん

だが初耳なので微妙な表情(笑


ボス『結婚するなら、結婚詐欺ではなく、

   痴話喧嘩という事で訴えられないですよね』


ニヤニヤ笑うゴリさん

ボス『これで明日の裁判で、石塚は証言する事ができますよ』

焦りを見せる沢村弁護士


カット変わって

自室でくつろぐ西田とも子

玄関チャイムが鳴る

花屋が花束を届けにきたと言う(殿下の声)

置いといてもらって

外を伺いながら置いてある花束を受け取る



メッセージカードには

贈り主にゴリさんの名前


贈り主は「石塚誠」

届け先は「西田とも子」

『石塚さん…』



と、その時!電話が鳴る!


次回に続く