スザリーナ・ジョリーのブログ -4ページ目

バルタンの星を探して(第六回)飯島敏宏監督の凄さ

飯島敏宏監督を勝手に解説

今回は「ウルトラマン」第2話「侵略者を撃て」の続き


人力フリーズで警備員が固まっている

そこへ現れたイデ隊員

近寄ってくるイデ隊員

手前の人力フリーズの人は大変!

照明の当て方がホラー映画の演出!

イデ隊員はバルタン星人と話し合いに来たのだ

『キエテ、コシ、キレキレテ(ボク、君、友達)』

ハヤタ隊員から1匹目は囮で、2匹目が本物と聞いていたイデ隊員

『囮だなぁ〜2人目が本物だ!』

と、言ってる後ろに既に本体がいる恐怖!

志村うしろ!うしろ!のパターン

振り向くと同時に

バルタン星人が分身開始!

動くイデ隊員のマスク切って

分身合成がいかに大変か!!

しかも、分身の後ろで本体が何体も!

何という手間のかけ方だ!

(リアプロジェクトかもしれんが)

このシーンはバルタンと言えばこのシーンを思い出す人が多いだろう

『どれが本物だ?!』

実は全部本物かもしれない恐怖!


そしてバルタンと言えばこのシーン!のもう一つ!

分身しながら

本体が出たり消えたり

どうやったらこんなイメージを思いつくんだ

天才か?飯島敏宏監督!

ブォッフォッフォッフォッフォッフォッフォー


ひぃっ、ほっ、ひっ、ほっほ

呂律が回らないイデ隊員

このあと

有名なカメラぐるぐるシーンになりますが

それは次回





おまけ


円谷英二の顔で出演してくれたのか?

東宝特撮でお馴染みの藤田進!(写真右)

防衛軍顔が素晴らしい!

現代ではこういう説得力の有る顔のおじ様が減ったよなぁ


黒板に「バルタン星人」と

既にバルタン星人の名前を知っているのは何故だ?











バルタンの星を探して(第五回)飯島敏宏監督の凄さ

飯島敏宏監督を勝手に解説

今回は「ウルトラマン」第2話「侵略者を撃て」の続き


アラシ隊員との連絡が途絶えたという事で

ハヤタ隊員がやって来た

青い照明と人力フリーズで固まったままのアラシ隊員

現代ならCG合成で完全フリーズで出来るが

これだと後合成の手間無し!

階段の上に現れたバルタン星人!

高さの差でヒエラルキーを表現しつつ

戦いの極意から言っても上を取った方が有利!

ハヤタ隊員、すかさずスーパーガンをぶっ放す!

先手必勝!攻撃こそ最大の防御なり!

スーパーガン発射と共に、カメラは左斜め上↖️に振ると

バルタン星人1shotでスーパーガンの光線が当たる!

東宝特撮「地球防衛軍」でマーカライトファープが発射した光線がPANするとミステリアンドームに当たるのを

1カットに見えるようにスイッシュの途中を光線で繋ぐお馴染みのカットよろしく、

やはり、発射→PANして→命中!は燃えます!

二重露光でフェードアウトして消えるバルタン星人

アラシ隊員の時と同様に後ろから現れるバルタン星人!(セコい!)

しかし、ハヤタ隊員はアラシ隊員と違い

スーパーガン発射!

命中しても全然効かない!

ブォッフォッフォッフォッフォッフォーッと高笑い


またも二重露光で消えるバルタン星人!

スーパーガンは天井に虚しく向かう

何故、天井に命中して爆発しないかは言わない約束


結果、宇宙語のキ⚫︎ガイ(自称)のイデ隊員が

話し合いに赴く事になる

『キエテ、コシ、キレキレテ』

『何て言ったの?』とアキコ隊員

『僕、君、ともだ〜ち、って言ったんだけどな』

ちゃんと基地内にいるホシノ少年(笑

『話しが拗れた時には頼みますよぉ〜』と、イデ隊員

『拗れるほど通じれば大したもんだ』と、ハヤタ隊員

意外とギャグテイストが漂ってシリアスさは薄まる

子ども視聴者がイデ隊員を応援するように作られている

笑うアキコ隊員とホシノ少年

この2人、地球の危機なのに他人事である(笑

そして、ここまでワンカットなのにカメラ移動とサイズの変わり様で飽きさせない

ワンカットだからこその緊張感もある

このどこか能天気な雰囲気が

明るい科学特捜隊の良さであり

ウルトラ警備隊の陰気臭さとは違う


ちなみにこのイデ隊員の宇宙語のキ⚫︎ガイぶりは

のちの第16話「科特隊宇宙へ」(二代目バルタン星人)でも

聞いただけで『124875回路だ!』と

イデ隊員が開発していたパンスペースインタープリター(全宇宙語翻訳機)の繋ぎ先が分かるという設定が持続されている

さすが、決めた事は話しにキッチリ入れ込む飯島敏宏監督!




イデ隊員の慌てぶりは

次回につづく




ひっ、ほ、ひっ、ほっほ









バルタンの星を探して(第四回)飯島敏宏監督の凄さ

飯島敏宏監督を勝手に解説

今回は「ウルトラマン」第2話「侵略者を撃て」

放送順は第2話だが制作順は第1話


ヌーベルバーグの影響か

カメラに向かって話しかけてくるイデ隊員

『これ、やっぱり目立ちます?うひっ』

『目立つ、なんてもんじゃないわよ、ねえ!』

と、アキコ隊員まで話しかけてくる

このパターンはこの第2話のみ

子どもに訴えかけるという事を狙っているとは思うが

第1話「ウルトラ作戦第一号」ではこんなシチュエーションは全く無いので第2話で急にこんな展開は

ちょっとポカーンとしてしまう

初代マンの話しの中でかなり異質

そして、バルタン星人の初登場シーン

階段下のスペースにマスク切っての合成で現れたと思ったら消えて

慌てるアラシ隊員

気配を感じて振り向くと

階段上にはバルタン星人

ハサミから赤い光を発射

赤い光から青い光に変わり固まるアラシ隊員

照明の変化とアラシ隊員の人力フリーズで

固まる表現をしてしまう力技の演出!

そして、イメージの爆発!

飯島敏宏監督のアイデアか特撮班のアイデアか分からんが

バルタン星人の分身シーンの素晴らしさ!


右のヤツから左のヤツに分身しながら移動?

そいつらが全員左のヤツと一体化?融合?

とにかく1匹になり…

ブォッフォッフォッフォッフォーーッ!(マタンゴの声の使い回しだが最早バルタン星人の声の印象)

人間サイズなのに言葉を喋らない恐怖(話しが通じない)

黄色い目の周りの白いリングが回転してる(何で回転する意味あるの?怖い!)

そして、こちらはトリッキーな合成

真ん中の赤い柱があるので、その左端かまたは右端を合成ラインにしてどちらか側にバルタン星人が現れると思ってたら…

兵士が左右に分かれて移動して…

赤い柱から出て来やがってた!予想の裏切り!

単なる二重露光でラクな合成!

と、思ったら…

柱の真ん中に合成ラインがあり、左右に分身!

さらに予想を裏切る合成をかましてきた!

やるぜ!飯島監督!

カメラ止めて次のスタンバイしてるから

左上の時計が5分ずつ進んじゃってるのは見逃してください(笑

ハサミのUPでカットを一旦割り

もっと寄ったサイズで左右から戻って来て

また融合して1匹になる

なんだこのイメージは!どこから沸いてきたイメージなんだ?!


この2回の分身融合シーンだけで

もう視聴者はバルタン星人の虜である

コイツに勝てる気がしない!


ホラーテイストで閉鎖された空間内で

訳の分からない怪物に襲われていく

まるで「エイリアン」、もしくは「13日の金曜日」のジェイソンか?

しかし、ヤツらは分身などしない


人間サイズで最初に出て来るのが恐ろしさを増してる

建物内の何処から出て来るか分からない恐怖!

そりゃイデ隊員も「ダメだなぁ〜ぼかぁ〜」となるよ

この恐怖感を煽る演出が

たまに挟まれるギャグで緩和しながら

効いてくるのだ


それは、また次回








バルタンの星を探して(第三回)飯島敏宏監督の凄さ

飯島敏宏監督作品の勝手に解説


監督はクソ真面目なところがあり

他の監督が無視するような決まり事をキチンと守る人で

インタビューでも

「僕は無理にでも入れ込んでいるのに、他の人は全然やらないんだよ」と

ボヤいてましたが、そういう真面目さ、俺は好きだな



最初の方は皆んなやっていた

SRI所員が特殊ジャケットに着替えるシーン

腰のベルトの何かから取り出すと

バサッと羽織りますが

スーツの上から羽織るのは無理があります笑

多分、のちに もうスーツのままで良いじゃん!

と、誰かが言い出したのかも


同様に「ウルトラマン」の

科学特捜隊でも、普段は青ジャケット姿

なのに出動時にオレンジの隊員服になります

(制作順だとウルトラマンの方が先ですが)

これもスーツの下に隊員服は無理がある笑

ズボンのスソのチャックを開けて

ズボンを脱ぐと

下にはオレンジの隊員服ズボンが!

これ、夏は暑過ぎますよ

こういう決まり事シーンを必ず入れてくるのが飯島敏宏監督

「ウルトラマン」でいつの間にか消えた

ホシノ少年も、決まり事として飯島監督は登場

させていたが

これも「僕は出してたのに、他の人は出さなくなったんだよね」

と、インタビューに答えてます

どんだけ人が良いんだ飯島監督!



さて、「怪奇大作戦」の「白い顔」ですが

(以下ネタバレ)




途中から、父親が犯人だろうなという香りが

プンプンしてくるので(笑

あまり語る事が残っていないですが…


ラストで包帯を外した父の顔

大やけどという設定だが、地上波倫理では

このぐらいの特殊メイクが限界か

その特殊メイクと

ほぼ同じ位置に白いクリームを顔に塗られた少年

これは、ワザとか?

このあとWIPE合成で白仮面になるが

白クリームが父親のヤケド跡と同じ位置にあり

白仮面を被るという事をこの子どもでも表したかったのか?(意味分かるかな?)



友人のさいさん情報で

中野稔が白仮面にWIPEするのをどうしてもやりたいから監督がやらせたそうだが、

そのせいでクリームまみれにされた少年はたまったもんじゃないなぁ笑



そして包帯を巻いた父親ですが

微妙に白い顔の役者とそっくりで…

どういうこだわりだよ!



おまけ


この2shot

どう見ても「血を吸うシリーズ」に見える

怖い感じの照明にしてある



次回から

バルタン星人の話しです


つづく






バルタンの星を探して(第二回)飯島敏宏監督の凄さ

飯島敏宏監督作品の勝手に解説

「怪奇大作戦」の「白い顔」の続き


今回はエンディング前のシーンです

科学特捜隊にホシノ君が出入りしているかのごとく

SRIに来ていた子どもが走り出し…

その子どもをフォローして横PAN

すると、その先にケーキを持って来た

SRIの紅一点 小川さおり(小橋玲子)にぶつかり

わざとらしくケーキを顔にぶつけられる(笑

あからさまにケーキを顔にぶつけに行ってます

そして、子どもがケーキまみれになってるのに

大笑いしているSRI所員たち(酷い!笑)

小橋玲子のミニスカ!太もも!(太もも効果!)

クリームまみれになった子どもがカメラの方に

ゆっくり歩いて来る

カット切り替わって

子どもの顔のUPになると

明らかに顔についてるクリームの量が増えてる(笑

このあと、何をするのかと言うと…

両手で上から下へ

顔をWIPEする

実はこのクリームの付き方にも意味があるのですが

それは次回以降で話します


大魔神か?

クリームまみれの顔が、白い仮面に変わる

今 見るとジョジョの石仮面だな

白い仮面にWIPEで画面が変わるとともに

背景も暗く黒くなる

闇夜に浮かぶ白い仮面

そこに「監修 円谷英二」!

「脚本 金城哲夫!上原正三!」

途中から仮面はシルエットになり

青い背景に変わる

この辺、飽きさせない画面演出がさすが!

そして、

「光学撮影 中野 稔」!

「市川瑛子(美人)」!

ラストに「監督 飯島敏宏」!

ここもシルエットになる

この顔が飯島敏宏監督のようだ(笑


ただのエンディングに

わざわざこんな手の込んだ撮影と合成をするところが

さすが都会的でシャレてると言われた飯島敏宏監督の特徴が現れる


白い顔のサブタイトルバックで始まり

白い仮面のエンディングで〆る

このこだわり!


ラストは湖畔で犯人が逮捕されたロングshotで終わって良いのに

わざわざこのシーンを撮るのだ


どうしても やりたかったんだろうなぁ


またもや掲載写真枚数の限界なので

「白い顔」の内容については次回!

全然内容に触れられないが

サブタイトルバックとエンディングの対になってる演出を見せたかったので仕方なし


つづく