
傷病者の意識はなくても、十分な呼吸をしているときは、嘔吐物などによる窒息を防ぐため、
回復体位をとらせます。このとき回復体位の向きは、どちらでも良いのですが、
薬物中毒などの場合には、体内への吸収を遅らせるために、左を下にした
回復体位をとれば、胃底部が下になり、腸への流出を防ぐ効果があります。
傷病者の片方の腕を伸ばして、

反対側の腕を顎の下に移動します。

傷病者の膝を立て、肩と腰の辺りを持ち自分側に反転させる。

気道確保の状態をつくる。呼吸の状態を救急車が来るまで何度も確認する。
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回復体位の全体的な流れ
傷病者の片方の腕を伸ばして、反対側の腕を顎の下に移動し。
傷病者の膝を立て、肩と腰の辺りを持って自分側に反転させる。
これで気道確保ができますので、救急車が来るまで何度も
呼吸の状態を確認します。

意識はなくても、十分な呼吸をしている場合には、
吐物等による窒息を防ぐため、傷病者を回復体位にする。
下あごを前に出し、両肘を曲げ上側の膝をやく90度曲げて、
傷病者が後ろに倒れないようにすることがたいせつです。
防災管理士
山陽防災教育研究会
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