人間の潜在的能力の解放・鈴木清和

人間の潜在的能力の解放・鈴木清和

超深層心理レベルから人生のステージアップをサポートします。カウンセラー、セラピスト歴は28年です。

私のクライアントは、40代〜50代の人が多く、ある程度の「団塊ジュニア」世代が含まれます。この世代の人たちが子ども時代に親に言われた言葉の中で、私が皮肉を込めて「昭和の親の3大決めゼリフ」というのがあります。

 

その1(子どもが苦境や痛みを訴えるのに対して)

「そんなんで死にやしねぇよ!!」

 

その2(子どもが将来の夢を口にした時に)

「好きなことで飯が食えると思ったら大間違いだ!!」

 

その3(子どもが何か不満を口にした時に)

「飯が食えるだけでもありがたいと思え!!」

これにはバリエーションとして

「お前にはこらえ性が足りない!!」

 

これを言われると、子供としては沈黙するしかないという強力なセリフです。

 

それでは、その世代の親たちは、ガサツで共感能力が足りなかったのかとも感じるかもしれませんが、そうとは限りません。その親たちもまた、その親たちにそう言って育てられた可能性があります。

 

それでは、その親たちのそのまた親たち、つまり祖父母はどんな時代を生きたのでしょうか?

 

その多くは戦中、戦後にまたがって生きた人たちです。一体どんな体験をしたのでしょうか?

 

一例として、私が聞いた話にこんな話があります。

 

終戦を迎えた後、両親も兄弟も家も失った戦災孤児が日本で約12万人もいたそうです。彼らは行くあてもなく夜になると駅の構内に集まってきて寝泊まりしたそうですが、朝になると何人かが死んでいたなんていることも珍しくなかったと言います。

 

とにかく食べるものがなく、親たちは、必死で闇市などで食料を確保しに行くのですが、子どもがひもじくて泣こうものなら引っ叩いて黙らせるしかなかったというケースもあったようです。また、どんな仕事であれ、生き延びるためには仕事を探す必要もありました。そして辛くても歯を食いしばって生きるほかはありませんでした。

 

こんな話を聞くと、ブラックジョークのようにも聞こえる昭和の親たちのセリフが、リアルな現実味を帯びてきます。そのまた親の世代のリアリティとして、生き延びるためには、耐える力が何より必要、生きているだけでも、食べ物にありつけるだけでも、仕事があるだけでもありがたいと思って生きなければならない、こんなふうに考えて生きてきたのではないでしょうか?

 

こんな時代では、心の痛みなど感じているわけにはゆかなかったでしょう。特に自分の心の痛みは無視するほかなかったのかもしれません。

時代をはるかに下り、経済的に繁栄した日本では、ひもじいとか暑いとか寒いとか、そういうストレスからは解放されてきました。そうなると、むしろ心の痛みがより大きなウェイトを占めることになります。

 

それでも、代々無意識のうちに継承されたのは、厳しい時代の価値観です。

 

そこで、子どもが親に期待し要求することと、親が子供に期待し要求することの間には、非常に大きなギャップが生じることになります。しかし、子ども時代にはそんなことは分かりません。

 

ですから、親が伝えようとしたメッセージを子ども時代に履き違えて受け取るということも起こりがちです。自分が大切に思われていないと感じてしまうのす。

 

統計的に最も多くの人から検出されたスキーマ(思考の枠組み)の内容は、「私の気持ちや感情は無視される」というものですが、似たものに「私の要求や欲求は無視される」とか「私の痛みや苦しみは無視される」などがあります。こうしたスキーマを持つ人は、そもそも人に期待しない、一人で問題を抱える傾向があり、話をして通じないと感じるとすぐに「もういい」と関係を断ち切る傾向があります。一見深刻な問題に見えないのですが、仕事や恋愛、夫婦関係など至る所に影を落とします。

 

この間話題にしてきた禁止令や拮抗禁止令(サイレントリミッター)では、「存在するな」「自分の意思を持つな」「好きなことをするな」「勝手に動くな」「いつも我慢しろ」「不満を持つな」「人に頼るな」などが多く見られます。

 

スキーマや禁止令・拮抗禁止令は、特定されて、本人が了承すればキャンセル、書き換えは簡単です。しかし、深く納得するということが重要なので、私のカウンセリングでは、子ども時代に親との間でどんなことがあったのか、それは客観的にどういうことだったのか、その親たち自身はどんな育ち方をしていたのかなど、歴史的構造、いわばファミリーヒストリーの解き明かしも行います。

そしてその時、あなたの歴史は変わり始めます。

 

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能力や才能って特別なこと?

 

私たちの多くは、能力や才能に関して大きな勘違いをしてきたように思います。

 

例えば、まだ5歳の子供がピアノを上手に弾けたり、水泳が上手だったり、数学の問題が解けたら、誰でもそれは特別な能力や才能だと思うでしょう。

 

将来そういう能力や才能を伸ばして活躍するかもしれません。しかし、そういう人は全体のごくわずかですし、ごくわずかしか必要でもありません。

 

例えばこんな事例はどうでしょうか?

 

まだ5歳の子供が、家族の中の険悪な人間関係を和ませようとして、あの手この手で笑わせて和ませようとする。

 

まだ10歳の子供が、母親と姑の口論をじっと聞いてそれぞれの言い分を聞いて気持ちを推しはかり仲裁しようとする。

 

いつも母親がやっている作業を手伝うとき、もっと母親が楽にできる方法はないかいろいろ工夫してみる。

 

まだ子供がやることなので、未熟だったり、失敗することもあるでしょう。しかし、この事例にあるようなことを意図するということ自体、そこに能力や才能の萌芽が潜んでいるとは言えないでしょうか?

 

現実には、子供のこうした行動に対して、親たちから「余計なことをするな」「ふざけているんじゃない」「あっちに行っていなさい」「大人の話に口を突っ込むんじゃない」「言われたとおりにしていなさい」などと言われてしまう場合があります。

 

メンタル上の問題といえば、子供時代の虐待やネグレクトによるトラウマを連想するかもしれません。しかし、私が詳細に研究してきた結果、もっと見過ごされてしまうような、ちょっとした出来事から、スキーマとか禁止令と呼ばれるような、思考に制限を設ける潜在意識のプログラムが作られることが分かりました。

 

特に「良かれと思って自分なりにやったのにがっかりした、傷ついた」という体験は心の中にはっきりと痕跡を残してしまうのです。

 

私は特別な測定器を使ってこうしたものを検出しますが、その分析結果から、子供時代にどんな体験をしたのか推測しながら聞き取りをしてゆきます。すると、それが大きな問題であるとは全く思われずに見過ごされていたような体験がその由来であり、その後の人生にも大きな影響を与えていたというケースを数多く見ています。

 

そして、本来の能力や才能、特性に制限をかけてしまうのです。もちろん、こうした問題は、潜在意識への働きかけによって解消することができます。

 

AI時代に求められるのは?

 

ところで、これからAIの急速な普及が、社会構造や価値観を劇的に変えてゆくと考えられます。マニュアル化可能な仕事や作業の多くがAIやAIと連動したロボットに置き換えられてゆくからです。ある試算によると既存の仕事の約半分がなくなると言われます。

 

しかし、それが即座に約半分の人が失業することを意味はしません。AIはアシスタントのようなものです。調べ物をさせたり、予測させたり、問題や課題をピックアップさせたりして、作業にあたる部分を代行させることができます。

 

何か、アイデアを思いついたら、それを実行するメリットとデメリット、それがうまくゆくための条件や克服課題などを問いかけることもできます。そういうやりとりを通じて、自分のアイデアを育て、洗練させることもできるのです。

 

そして、人間にしかできないことの価値が増大します。

 

まず明確な意図を持ち伝えることです。AIは漠然とした質問には漠然とした答えしか返してきませんし、漠然とした指示では良い仕事はしてくれません。また、新しいアイデアを生み出すことは基本的に人間の役割です。

 

創造性ということですが、発明や発見といった大それたことを考える必要はありません。ちょっとした改善と工夫の積み重ねの方が圧倒的に多いのです。また、共感能力、コミュニケーション能力を通じて人間間の関係を営み発展させることも人間にしかできません。

 

AIを使うのにプログラミングやITの特別な知識や技能は必要ないのですが、むしろ人間ならではの、そして人間なら誰でも持っている能力を高めることがとても重要になります。

 

これまでもたびたび話題にしてきたことですが、従来の学校教育というのは、象徴的にいえば、マニュアルを読んで理解し、ベルトコンベアーの間に並んで規律正しい労働を行う労働力を大量生産することが元々の目的でした。知識労働であっても、結局は組織の歯車としてよく機能することが求められてきたのですから本質は変わりません。

 

その中では、意図を明確にすること、想像力を発揮すること、共感能力やコミュニケーション能力を発揮することなどは、視野の中にはなかったように思います。しかも、こうした能力や才能の萌芽というものは、家庭や学校の中で見過ごされるならまだしも、スポイルされ封じ込められてきたケースが非常に多いことに驚かされます。

 

そして、私は、カウンセリングの現場で例えば「私は能力や才能を発揮すると拒絶される」といった類のスキーマ(思考の枠組み)や、「自分の意思を持つな」「自分で考えるな」「言われたこと以外やるな」「勝手に動くな」「自信を持つな」といった禁止令が、束になってその人の、本来の能力、才能、特性、可能性を制限し奪っている実態に数多く接してきました。

 

それは、うつ病や不安障害のような明らかな問題を負っている人だけでなく、自分では普通に生きていて大きな問題はないと思って生きている人においてもそうなのです。私は、すべての人において、本来持っていたはずの人間ならではの能力や特性に対するブロックを取り除いて、最大限にのびのびと発揮できるように開放してゆくことが急務と考えます。

 

しかし、特に日本の社会では、心理療法とか心理カウンセリングといえば、特別な事情や問題を抱えた人が受けるものというマイナスイメージが強いのがネックになっています。例えばアメリカでは、陸軍の軍人とその家族、名だたる企業の社員などに対して、心理プログラムが導入されています。それで、新しいサービスのネーミングも必要と考えた結果行き着いたのが、ヒューマン・ポテンシャル・リベレーション(人間の潜在的能力の解放)、略してHPLということだったのです。

 

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25種類の禁止令

 

元々は、エリック・バーンが創設した「交流分析」の中で、子供時代の親などの言動を解釈したものとされ、「〜するな」『〜であるな」など禁止の構文で保存されているものを禁止令、「〜しろ」「〜であれ」など命令の構文で保存されているものを拮抗禁止令と言いました。

禁止令は、元々は12種類とされていたのを2010年にジョン・マクニール博士が、25種類にまとめ直しました。

以下がそれです。

ありそうなものはないかチェックして

見ましょう。

◆生存に関する禁止令

・存在するな ・健康であるな・信頼するな ・重要であるな

・正気であるな ・触れるな

◆人間関係に関する禁止令

・近づくな ・属するな・愛着を感じるな ・子どもであるな

・欲しがるな

◆自己に関する禁止令

・おまえであるな・おまえの性であるな ・離れるな

・見えるな ・おまえの人生を生きるな

◆能力に関する禁止令

・成功を感じるな ・成し遂げるな・成長するな ・セクシーであるな

・考えるな

◆安全に関する禁止令

・楽しむな ・感謝するな・感じるな ・くつろぐな・幸せを感じるな

 

日本人独特の問題

 

しかし、アメリカと日本の文化や価値観の違いはやはり大きく、その後独自の研究により、はるかに多くの種類を発見し、特に日本特有で、しかも影響が強いものが見つかりました。

日本人の場合、次のような傾向が見られました。

・親の言うとおりにすべき

・遠慮や我慢をし他者を優先すべき

・常識からはみ出してはいけない

・自分だけいい思いをしてはいけない

・自信を持ってはいけない

こうした前提に基づいている禁止令は、マクニール博士の25種類の

中で当てはめると、「欲しがるな」「成功を感じるな」「楽しむな」

「幸せを感じるな」ぐらいです。

でも日本人で実際に検出した事例で

「自分の意思を持つな」「言われたこと以外やるな」

「余計なことをするな」「余計なことを言うな」

「自分で決めるな」「意見を言うな」

「常に遠慮しろ」「常に我慢しろ」「不満を持つな」

「個性的であるな」「目立つな」

「いい思いをするな」「調子に乗るな」「いい気になるな」

「自信を持つな」「自分を下げろ」「自分を評価するな」

などなど、いかにも日本人らしい独特なものが多いです。

 

人生をスポイルしていませんか?

 

こうしたものが影響しているためか、

「自分がどうしたいのかわからない」

「意見が言えない、自分の考えがまとまらない」

「誰かの了解がないと行動できない」

「自分にとって不利な選択ばかりしてしまう」

「いいことがあっても喜べない」

「自信が持てない、自分を下げる」

という心のクセをもっている人が多いようです。

これではわざわざ自分の人生をスポイルしているようなものではありませんか?

このようなテーマは、2015年ごろから取り組んではいましたが、研究が進むにつれて種類も増え、しかも非常に強力に影響しているケースがあることがわかり、キャンセルして代わりにプログラムするリソースもはるかに洗練されてきています。

 

すでに何回か個人セッションを受けられたりセミナーを受講されている方でも、未解決の問題が潜んでいる可能性があります。

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はるか昔、世界の多くの地域で一般庶民は読み書きが禁じられていた時代もありました。

 

その後、禁止はされなくなっても、学ぶ機会がないために人口の大部分が文盲だった時代は長くありました。

 

その後資本主義が発達すると、労働に読み書き、計算を始めより高度な知識や技能が求められるようになって、教育システムが発達しました。

 

それでは、現代に生きる私たちは、最大限に能力を発達する機会が与えられていたと言えるのでしょうか?

 

私たちが受けてきた教育システムというのは、工業がシステム化されたことに対応したものでした。

 

端的にって、ベルトコンベアーの前に並んで流れ作業をするような労働力を大量生産するシステムだったといえます。

 

だからマニュアルを読んで理解し、報告ができて、規律正しく働くための学習と訓練の場だったといえます。

 

私たちは、子供の頃から当たり前だったのに、ほとんど疑ったこともないのですが、なぜ遅刻をすると叱られたのでしょうか?

 

学校で遅刻しても、授業の開始を待ってくれるわけではありません。ということは、遅刻しても人に迷惑をかけたわけではありません。なのに、なぜ叱られたのでしょうか?

 

学校の先生自体も説明できないかもしれませんし、そのつもりではなかったと思います。しかし、将来、働いている時に、遅刻して生産ラインが止まれば、損害を与えることになります。

 

時間を守るという一見当たり前のことでも、子供の頃から訓練が必要だったのです。

 

だから今でも世界の中には、遅刻が当たり前、時間を守れない地域はたくさんあります。

 

現代に生きる私たちが受けた教育というのは、ピラミッド型の上位げたつ組織に組み込まれて、規律を守り、マニュアルや指示に従って働く労働力の養成課程だったのです。

 

だから、自分のアイデアを育てて新しいものを作る、自分なりの意見をまとめて発表する、ディスカッションする、などの能力を育てる機会は、皆無だったといえます。

 

人間以外の生物は、ほぼ生まれつき適応戦略は決まっています。しかし、人間は生まれ育った家庭環境を世界の縮図として、適応戦略を形作ります。

 

そして、いい子でないといけない、大人しくしないといけない、遠慮や我慢をしなければならない、などなど枠をはめられて育ちます。やりたいことよりもやらなくてはいけないことを優先するようになります。

 

こうして潜在意識に、プログラムが作り込まれてゆくわけです。

 

よく、機能不全家庭で育った、毒親の元で育ったという人が大人になっても生きづらさを抱えているケースがありますが、そういう事例に該当しなくても、潜在意識には数多くのリミッターが埋め込まれているものです。

 

そして、AI化に伴って、マニュアル化された仕事、指示通りの仕事のほとんどが置き換えられようとしています。

 

そして、創造性、構想力、共感能力、コミュニケーション能力など人間ならではの能力発揮が求められるようになると考えられるのですが、こうした能力は、内発的動機によってこそ発揮されるということが分かっています。

 

内発的動機を持っていない人はいません。それは、子供時代に夢中になって遊んでいた時がその状態です。その時に最もないの発達が促されているということも研究でわかっています。

 

しかしいつしか遊びたい欲求を抑えて、やななくてはならないことを我慢してやることに慣れてしまい、自分が何をしたいのか見失ってしまいます。

 

やりたいことで価値を生み出し社会に貢献するためには、多くのリソースの蓄積が必要なのも確かです。しかし、自己実現に向かおうとしても多くの制約に阻まれ、萎んでしまうことも多いものです。

 

潜在意識に埋め込まれた多くのリミッターを外して、自分の最大限の可能性を生きるのをサポートするために研究開発したプログラムが、ヒューマン・ポテンシャル・リベレーションです。

 

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人類は、進化してゆくのだろうか?

 

ただし、遺伝子の変化を伴う生物学的な進化とは別に、精神的、文化的な進化というのがあって、本来は進歩というべきなのでしょうが、大きな質的変化を伴うのでやはり「進化」と呼びたいと思います。

 

一部の支配者やエリートではなくて、一般庶民のベースで考えた時に、例えば日本の歴史で言えば、平安時代、江戸時代、現代でどんな違いがあるでしょうか?

 

まず知識や情報の量が全然違います。なし得ることの多様性が全然違います。価値観や風習も全然違います。

 

私はかねてから、マズローの欲求階層説は個人の発達を説明するだけではなく、人類の歴史にも当てはめることができると考えてきました。

 

つまり、人類の歴史は、最初は、生存欲求を満たすのが精一杯の段階から、安全を確保すること、所属すべき集落、さらには国家を形作ること、という具合により上位の欲求を満たすように進展してきたという考え方です。

 

その観点で言えば、近代社会というのは、承認欲求が原動力になる社会であったと考えられます。生きるのに最低限必要なものだけではなく、例えば立派な家、高級車、ブランド物といったものは、快適さだけでなく、社会的な成功のシンボル、ステータスとしての意味を持ちました。

 

しかし、そうした価値観は明らかに廃れつつあり、自分らしさをより大事にするようなシフトが進んでいるように見えます。

 

マズローモデルに従えば、承認欲求の次の段階は自己実現欲求です。自己実現というのは、私の定義では、自分らしさや自分の固有の可能性を最大限に生かして社会貢献することです。

 

これは、ちょうどダニエル・ピンクの著書にある、モチベーション3.0と重なります。

 

ピンクは、人間のモチベーションを3段階に分けて説明します。1.0は本能的欲求による動機づけ、2.0は報酬と罰による動機づけ、そして3.0は、内発的動機づけです。そして、長らく、2.0が多くの企業、組織における人事管理の基本をなしてきたものの、それがだんだん機能しなくなりつつあるというのです。そして、特に不断のイノベーションが求められるような組織においては、モチベーション3.0を引き出せなければ生き残れないように変わってきているというのです。

 

内発的動機づけと言っても、ただ遊びたいというのも該当するので、ここでいう内発的動機付けというのは、何らかの社会貢献の指向性を持ったものということになるので、これはほぼ自己実現欲求と重なるのではないでしょうか?

 

ということは、人類の歴史は、承認欲求が原動力になる段階から、自己実現欲求が原動力になる段階に移行するのでしょうか?

 

私はそう確信しています。

 

多くの科学的研究鵜が、外部的動機づけよりも内発的動機づけの方が、より高いパフォーマンスが持続する、特に創造性、共感能力など人間ならではの能力について特に当てはまることを示しています。

 

そしてこうした能力を発揮するためには自由が必要なのです。

 

おそらくここに支配層のジレンマが存在するはずです。

 

先の記事で、支配層、支配層と癒着した富裕層、独立した富裕層というのをあげました。これは隣の国中国で見るとわかりやすいです。共産党の幹部、国営企業や共産党と癒着した企業の幹部、そしてしばらく前までは独立系富裕層というのも存在していました。ところが習近平政権は、独裁を強化して独立系富裕層も締め付けてきています。

 

中国は、不動産バブルが崩壊したリゼロコロナ政策を行ったりしたためだけではなく、自ら経済発展の芽を摘んできたと言えるでしょう。だから必ず自滅に向かいます。有能な人間は潰されるか、海外に逃げてゆくからです。

 

そして、先の記事で、AI化に適応して、創造性など人間的能力を発揮して働く「生産的市民」、ベーシックインカムによって最低限の生活を保障される人々、そして、AIやロボットに代替できない作業を仕事にする人々という3つの階層というのをあげました。

 

今、アメリカでもEUでも日本でも、マイナカードのような制度の導入が進められたり、不合理な移民政策が進められています。

 

おそらく、マイナカードのようなものは、将来的にはベーシックインカムの支給、顔認証システム、ワク○ン・パスポートと連動し、国民を管理、監視し、やがて出生率や寿命までコントロールされかねないと思います。

 

また、AIやロボットに代替できない作業の要員に移民があてがわれ、こうした分野での賃金の上昇を抑える鎮め石として利用されるのでしょう。

 

問題になるのは自由と管理の使い分けとバランスです。だから、学校教育などは、より自由で創造的な内容に激変しようとしている一方で、国民への管理や監視を強化しようという動きも同時に進行しているということだと思います。

 

しかし、私は歴史発展の法則、必然性は何者にも止められないと思います。

 

マズローの時代、生涯のうちに自己実現欲求を中心に生きるステージに達する人は、先進国において人口の約5%程度と言われていました。今はどうなっているのかわかりませんが、今後はその比率が増えるはずです。

 

AIとロボットが、より単純な仕事、マニュアルや指示通りの仕事、本音では誰もやりたくない仕事から代替してゆくとなると、やりたいことを仕事にできる人間と、仕事がない人間という対極への分解が起こらざるを得ません。

 

教育システムも、そういう社会構造を前提とした場合、全く違うものに変わります。

 

問題は、すでに古い教育システム、古い管理方式に適応してきてしまった大人です。しかし、人間の思考というものは、潜在意識のプログラムによって司られています。そしてそのプログラムの構造の全容がわかってきましたし、それを最適化することも可能になってきました。

 

私は、できれば全ての人が、内発的動機づけによって最大の可能性を生きられる世界を実現したいと願っています。それは以前からそれを目指していたわけですが、とてつもなく遠い道のりだと感じていました。パンデミック以降、ますます社会全体のマインドコントロールが酷くなり、ますます道のりが遠く感じられるようになっていました。

 

しかし、そうではない、確かに大きな試練はやってくるものの、それは人類の進化へのターニングポイントなのだとリアルに考えられるようになってきたのが最近です。私の認識の中で、心理学や脳科学、生命科学などだけではなく、歴史、政治、経済などまでがつながってきたからです。

 

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中産階級の没落が進んでいます。

 

これは日本でもそうですがアメリカでも同様です。EUでもそうなっています。

 

アメリカではすでに65万人以上がホームレスになっています。しかも、普通に働いていた人がそうなっているのです。

 

これまでも貧富の格差が拡大し、富裕層と貧困層の二局分解が進んでいると言われてきました。

 

そこにさらに、世界恐慌が起こり、AI化が加速度的に進行することでいったいどうなるのでしょうか?

 

AIは、マニュアル通りの仕事や指示に従う仕事の多くを置き換えてゆきます。保険会社でも、査定の仕事がAIに置き換えられて人員削減が進んでいます。

 

一方で、AIを使いこなす人は、何人分もの仕事をこなせるようになるでしょう。

 

これまでの歴史でも、機織工や電話交換手など技術革新に伴って消滅した職業は数多くあります。けれども新しい職業が生まれることで吸収されてきました。しかし、AIはあまりに広範な仕事を置き換えてしまうため、ある試算によると約50%程度の職業が消滅すると言われています。

 

そして、世界中で研究されているのがベーシック・インカムという制度です。

 

これは、政府が無条件に最低限必要な生活費を支給するという制度です。そそらく最終的には、申告制で、使用期限つきのデジタルクーポンの形になるのではないでしょうか?

 

すると、より高度なスキルを使って高付加価値な仕事をする人と、仕事がなくなりベーシックインカムで最低限の生活をする人に別れてゆくのでしょうか?

 

詳しくは触れませんが、高度デジタル監視社会の準備も進行していますし、出生率や寿命をコントロールする研究も進行しています。

 

総合すると、人類はおそらく6つの階級、階層に分裂してゆくことになるのでしょう。

 

まず、支配層、ついで支配層の仕組みに組み込まれた富裕層、独立した富裕層、これらはこれまでも存在しましたしこれからも存在するでしょう。

 

ついで、生産的な市民、これはAI化に適応し、創造性など人間ならではの能力を活かして仕事をする人です。そして、ベーシックインカムでとりあえず最低限の生活を保証されている人々、そして、AIやロボットに置き換えが効かない、例えば海産物の加工や建設現場の作業などのような仕事に従事する人、そしてここには、移民が流れ込んできます。

 

この3つの層は、全く異なる利害関係を持つために、完全に分断されるでしょう。生産的な市民として生き延びる人も、おそらく富裕税などの税金が加わることになるでしょう。

 

この流れ自体を止めることができるとは思えません。問題は比率です。

 

ただ、独立系の富裕層と生産的な市民の比率が高く、発言権や影響力を持つほど社会全体としてより豊かであり、力と監視による統治に偏らないで済むことにはなるでしょう。

 

またベーシックインカムで生活する人でも、それを望めば最初はボランティア活動などを足場にして、社会経験、つながり、能力の再開発などを通じて職業を得るチャンスが与えられる必要があります。

 

そのために、自分の潜在能力や可能性にみんなが向き合う必要が出てきます。

 

実はAIを使うのに特別な才能や高度なスキルが必要とは限りません。普通の言葉で指示してそれを理解して作動するからです。しかし、AIにはできないこと、自分の意思を持ち、新しいものを創造し、構想し、共感能力を働かせることは人間なら誰でも持っている能力です。それらを再開発し磨くことが求められるのです。

 

そこで、能力や可能性の発揮を制限する心理的障害を確実に取り除くプログラムが必要と考えられます。私が、20年以上研究開発してきた心理プログラムは、まさにこうしたものです。

 

(次回『人類の進化』に続く)

 

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実は私は、2022年中盤くらいから通常の業務に力が入らなくなっていました。

 

なぜなら、世界がこれまでに見たことがないような激しい変動を示し、人類の大きなターニングポイントが迫ってきていることがわかったからです。

 

私は元々はライフサイエンスがベースで、最新の研究論文なども参考にしながら独自の研究を重ねて、心理学と脳科学、生理学などを統合して独自の心理学理論や方法を構築してきました。

 

しかし、歴史や経済など、それも一般的、表面的な情報ではなく、とことん抉って情報を集め、整理する作業を進めてきました。

 

いったい世界は今どうなっているのか? これからどうなるのか? それを理解するためでした。

 

そして、その概要がやっと見えてきました。

 

一言で言えば、これから人類の歴史は大転換期に入ります。

 

人類の歴史では、これまでも覇権国の交代がありました。古くはローマ、元、近代では、スペイン、ポルトガル、オランダ、イギリスの覇権時代があり、現在に至るまでにアメリカが世界の派遣国であるのが当たり前の時代が続きました。

 

ところが今、アメリカの覇権が揺らぎつつあります。次は、中国がアメリカに変わる覇権国になると考えている人も少なくありません。しかしながら、中国もまた、不動産バブルの崩壊に始まり、単なる不況ではなく、国家体制の崩壊が進んでいるように見えます。ほとんど報道されませんが、中国から大量の難民が流出しているのが現実です。

 

すると、覇権なき混沌とした時代に入るのでしょうか?

 

また、現在の異常な株高は、完全にバブルです。しかも、日本の国と国民がアメリカ国債、アメリカドルを買い支えることでかろうじて維持されているバブルです。間も無く崩壊します。

 

そうなると、1930年に始まる世界大恐慌の再来となるのでしょうか?

 

現代においては、失業人口を農村が吸収するという構造もありませんし、体力のある企業はAI化、ロボット化を加速させることで、より深刻な事態になるかもしれません。

 

また、世界各国が、コロナ対策のために莫大な財政支出をして債務を膨らませている状況にあるため、大胆な対策が取れない可能性もあるのです。

 

ところが、マスメディアは、本当のことを伝えないばかりか、新ニーサだ、未曾有の株高だなどと言ってバブルを煽っている有様です。これは実は国際金融資本が日本人の財産を巻き上げる計画の一環です。

 

間も無く破局は来ます。けれどもいたずらに怖れるよりも、冷静に備えをしなければなりません。

 

のちの記事で述べますが、これは大きな試練ですが、人類が精神的、あるいは霊的に進化するプロセスでもあるのです。

 

人類にはすでにその予兆が現れており、特にこの日本には未来の大きな希望が埋もれており発掘を待っているのです。

 

(次回『分裂する人類』に続く)

 

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子供時代に虐待やネグレクトを受けたわけ

ではない、暴言を吐かれた記憶もない、

それなのに、生きるのが苦しい、チャンス

が掴めない、人間関係がしんどい、

こういう問題をか抱えるケースがあり

ます。

 

 

中には、もう少しでチャンスを掴めるところ

で自滅を繰り返すケースもあります。

 

能力に不相応な境遇に甘んじている場合も

あります。

 

そして、従来の心理学では全く未解明だった、

驚きの事実がわかってきました。

 

それは、推測や憶測する能力を使って、自ら

スキーマや禁止令・拮抗禁止令など自分を

縛るルールを作ってしまうことです。

 

こうしたものははっきりしたトラウマがある

わけではない、フラッシュバックや恐怖や

不安が起こるわけではない、何となくの抵抗感

や罪悪感、あるいはそれすらの自覚もなく、

行動にブレーキがかかる心理的な要因を総称

してサイレントリミッターという新しい概念も

提起しました。

 

特に、本人が子供の頃から頭の回転が早く、

それに対して精神的に未熟な親、自分を

不幸だと思い被害者意識を持ちやすいとか、

皮肉やひがみが多く、子供の成功や幸せを

素直に喜べないなどの傾向を持つ親、

あるいは扱い方が難しい兄弟などとの組み

合わせで起こりやすいことがわかりました。

 

例えば、子供時代に楽しそうにしていたら、

母親に「いいわねぇ、あなただけ楽しそう

で。」と言われたとします。

 

子供時代は特に、親との関係をなんとか良好

に保とうとするのは本能的なものです。

 

そして、こんな言葉には困惑し、潜在意識は

なんとか咀嚼しようとします。

 

それで、「母親が苦しいのに、私だけ楽しん

だり、幸せであったりしてはいけないんだ」

というような解釈をした結果、例えば、

「幸せであるな」「楽しむな」などの禁止令

を作り出す場合があるのです。

 

例えば、テストの成績が良かったのを報告

したら、父親に「それくらいのことでいい気

になるな。」と言われたとします。

 

これも困惑しますが、やっぱり潜在意識は

なんとか咀嚼しようとします。

 

それで、「自分の成果を喜んではいけない

んだ、自信を持ってはいけないんだ」という

ような解釈をした結果、例えば「自分の成果

を喜ぶな」「自信を持つな」「いい気に

なるな」などの禁止令を作り出す場合が

あります。

 

もし直接親に「嬉しそうにするな」などと

言われたとしたら、「親なのになんで

そんなことを言うんだろう」といぶかしん

だり、「機嫌が悪いのかな」と解釈する

こともできるでしょう。

 

潜在意識はそれを取り込むことをブロック

することもできます。

 

ところが、暗示になっていて、自分から解釈

を作り出す場合にはブロックが働きません。

 

だから、暗示の方がより強力な影響力を

持ってしまうのです。

 

 

交流分析では、13種類の禁止令、5種類の

拮抗禁止令が知られていますが、すでに

それ以外に何十種類もの禁止令、拮抗禁止令

を独自に発見してきましたが、最近さらに

リストが追加され、しかも非常に強力で

破壊的な影響力を持つケースが数多く

見つかりました。

 

例えば、言われたことしかやらないので、

「気が利かない」と評価されている人が

実は、「言われたこと以外やるな」

「余計なことをするな」という禁止令の

影響を受けている可能性があります。

 

これまでの標準リストに加えて、最近

加わった禁止令・拮抗禁止令には

例えば次のようなものがあります。

 

「いい思いをするな」「自分を大事にするな」

「大きい顔をするな」「目立つな」

「個性的であるな」「自分を評価するな」

「高望みするな」「贅沢するな」

「中心にいるな」「賢すぎるな」

「リスクを避けろ」「常に相手を優先しろ」

「常識的であれ」「自分を下げろ」

 

暗示の形で刷り込まれた場合、自分でも

はっきりした苦痛の記憶がなく、これを

特定してキャンセルするためには、

特殊な技術の開発が必要でしたが、

それは確立できたと思います。

 

なぜかこうしてしまう、なぜかいつも

こうなる、みたいなことの積み重ねが

あなたを成功や幸福から遠ざけている

かもしれません。

 

一刻も早く解放されて欲しいです。

このようなテーマで個人セッションを

受けられた方の感想の一部を紹介します。

 

変化の予兆 会社員女性 30代

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「自分の創造性を発揮することを許可する」

ことで、自分の個性を抑えつけられている

感覚が薄まり、自尊心が高まったように感じ

られました。

 

また、会社で苦手な有給休暇の取得をして

きました。

 

まだ苦しく感じますが、嫌な気持ちを

引きずる時間を少し減らせたかなと思い

ます。

 

自分の中の自滅プログラムは本当に苦しく、

自分のエネルギーが向かう先がなく、体を

壊し続け、苦しむしかできない人生を

つくり続けてしまいました。

 

その創造性をもって、これからは人生を

少しでも素晴らしいものに変えていきたい

と思います。

 

私は元々絵を描いたり音楽を聞くのが好き

なので創造的なことを楽しんでいきたい

とも思います。

 

そして、鈴木さんがおっしゃる

「健全な人間関係は望めないという前提」

を壊し、人への信頼感を構築し(←きっと

これが一番やらなくてはいけないことなの

だと思います)、人と温かなつながりを

つくっていきたいと思います。

 

希望が持てること、それこそ何より尊い

ことと思います。

 

一日一日大切に過ごしていきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

あなたも、制約から解放されて新しい1歩を

踏み出しませんか?

 

中には生きづらさは抱えているものの、

自分はいわゆる機能不全家庭で育ったわけ

ではない、特別なトラウマがるわけでは

ない、だから心理療法などの対象ではない

はずだと考える人もいるかもしれません。

 

実はそうではなく、知らず知らずのうちに

自分の成功や幸福、豊かさなどに制限を

加えるような心理的要因が生じる場合が

あり、見つけて解決することで人生が

より良く開ける場合があるのです。

 

また、このテーマは、自分にはどんな問題が

あるのか、どういうところに表れているのか

を自覚しにくい傾向があり、自覚がない

うちに人生で多くの損失を被っている場合が

多いものです。

 

そこで、以前から、この問題を検出する

質問フォームを作成する構想はあったの

ですが、ついに作成しました。

 

ごく最近発見された新たな禁止令などにも

対応しています。

 

また、より少し詳しい記事をページにUP

しました。

どうぞこちらのページをご覧になり、

サイレントリミッター無料解析

ご利用ください。

 

この間、続けて内発的動機づけの重要性についてお伝えしてきました。

 

元々は、ダニエル・ピンクのベストセラー「モチベーション3.0」が話題になったのがきっかけでしたが、脳研究の分野でも内発的な動機づけによる方が、パフォーマンスも持続性もはるかに勝ることが実証されてきています。

 

予測によると2025年くらいから業務のAI化が急激に加速すると言われています。

 

それに伴い、ロボットやAIに代替可能な、マニュアル化された仕事は激減、しかも価値がどんどん下がります。

 

一方で、創造性やコミュニケーション能力や共感力など人間ならではの能力の価値が上がります。

 

そうして、こうした人間ならではの能力に関して特に内発的動機づけがより優位性を持つことがわかっています。

 

そして、内発的動機づけの源泉とは何かを考えた時に、実は日本古来の叡智の中にその秘訣があることがわかりました。

 

そして、それを見つけるにあたり、自分が子供の頃に夢中になったこと好きだったことの中にそのヒントがあることもわかりました。

 

その日本古来の叡智に初めて触れたのは、今から約20年も前になります。

 

それ以来、カウンセリングに応用はしてきたのですが、ここに来て、急につながってきた感があります。

 

内発的動機づけの源泉は、誰にでも備わっているのですが、成長過程で「〜しなければならない」という考え方に押しつぶされたり抑圧

されてきたケースがなんと多いか改めて驚きます。

 

しかし、大人になってから修復し、より成長した、より洗練された形で発揮することも可能であることが分かってきました。

 

なぜこんなに重要なことが今までさして注目もされてこなかったのか不思議な気さえします。

 

けれども時代がそれを求めているのだと思います。

 

これから「真の自己」に目覚める人が増える、増えざるを得ないのでしょう。

 

このような観点から、新しいWEBページを作成しました。タイトルは、「人生を開くモチベーションの源泉・日本古来の叡智に秘訣があった」です。

 

続きはこちらをご覧ください。

 

なお、ヒューマンパワー無料診断

まだ受けていない方は、このページ

からも受けられます。

ご自身の秘められた可能性を発見し

ネックとなる要因を知ることで、

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こちらからどうぞ

 

このブログとメルマガの趣旨を変えました。

 

子供時代に作られた心の傷のようなものが大人になっても影響し、さまざまな生きづらさの原因になるので、それを解消するというのが元々の趣旨でした。

 

しかし、たとえ、子供時代の心の傷のようなものが癒えても、人間の成長課題はさらに続きます。

 

これまでの社会構造というのは、ピラミッド型の指揮系統のもとに報酬と罰によって管理されてきました。

 

長らくそれは、最も効率的と言われてきたのです。

 

ただしそれは、人間が部品のように規律正しい労働を行う場合に当てはまってきたことです。

 

そして、部品のような規律正しい労働は、ロボットやAIに置き換わりつつあります。

 

近年の心理学、脳科学の研究では、これまでのやり方は、人間ならではの能力を制限していることがわかってきました。

 

人間にしかできないこと

 

チャレンジして新しいものを作り出すこと

 

より添いや共感を通じて関係を作ること

 

コミュニケーションを通じれ連携すること

 

探求し掘り下げ、芸術性を追求すること

 

こうした能力は、内発的動機づけによって真に発揮できる一方で、外からの圧力、報酬や罰による管理などはこうした能力を制限してしまうことがわかったのです。

 

そして、内発的動機づけにより人間的能力を最大限に引き出す企業や組織しか生き残れないとも言われ始めています。

 

また、私は人間の能力が制限される仕組みを詳しく解明してきました。

 

従来の心理学で難しいと考えられてきた虐待やネグレクト、胎児期やごく初期のトラウマの痕跡は、実は意外に簡単に解消できることがわかりました。

 

むしろ心の傷というほどではなく、はっきりとした痛みの記憶がない体験に由来するスキーマ(思考パターンの元データ)がたくさんあって制約になっていることがわかりました。

 

端的に分かりやすい事例をいくつか挙げると・・・

 

子供時代に良かれと思ってしたことが「余計なことをするな」と言われてがっかりした体験などがあります。

すると「良かれと思って行動する」ことにブレーキがかかるようになります。

 

子供時代に自分なりに考えてものを言うと「生意気を言うな」と言われてしゅんとした体験などもあります。

すると「自分なりに考えて意見をいう」ことにブレーキがかかるようになります。

 

他にも、共感してもらえると思ったのに、喜んでもらえると思ったのに、気を利かせたつもりだったのに、つい遊びに夢中だっただけなのに、

怒られる、批判される、馬鹿にされるなどの体験も同様です。

 

こうした問題があっても、普通に生活はできますし、変えられるとも思わないのがむしろ普通です。

 

しかし、より人間的な能力の発揮が求められる場面で制限となるのです。

 

人間的能力は、内発的モチベーションによってしか真に発揮することはできません。

 

内発的モチベーションを抑え込むスキーマの分厚い層を取り除き、それに火をつけることは可能です。

 

ですからインナーチャイルドの癒しに止まらずに、人間の潜在的能力の開放をサポートするところまで範囲を広げることをタイトルでも明確にしました。

 

なお、そう言う広い概念を指す言葉が見当たりません。「心理療法」では、狭すぎるのです。かといってコーチングというのも違います。

 

そこで、Human Potential Liberation ヒューマン・ポテンシャル・リベレーションという言葉を造語しました。「人間の潜在的能力の

開放」という意味です。

 

あなたの秘められた人間的能力を知りそれを抑圧する要因を分析するための「ヒューマンパワー無料診断」もどうぞお試しください。

 

すでに、何回か個人セッションを受けて、ある程度楽になって、もういいかなと思っている方も、今の状態よりもさらに良い状態に進むことが可能です。

 

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まだ個人セッションを受けたことがない方は、まずは「インナーチャイルド無料診断」をどうぞ