Surf’s-Up -30ページ目

Surf’s-Up

音楽の話を中心に。時にノスタルジックに

毎日北海道、旭川は-10℃を下回る気温が続いています。

さすがに北海道人にもきつい寒さです。

朝もめちゃめちゃダイヤモンドダストが見えましたが、

ちっともきれいに見えない。


むしろ「あぁ、今日は道路滑るなぁ」と

運転に神経を使うことになります。


今日は久しぶりにランニングしましたが

寒さのためか、まつげが凍り

瞬きするとくっついてしまいました。


そして、寒い日はバラクラバをして走っているのですが

バラクラバも口元が凍ってしまいます。


時計も危険です。

動かなくなることもあります。


ipodは一つダメにしたことがあります。

液晶がおかしくなるんでしょうね。


そんな中でも、ドッコイ生キテイマス。

毎年思うのですが、

12月半ばを過ぎると、急激に時間が経つのが早くなりませんか?

おいおい、ちょっと待てよ、って言いたくなる。


英米では各音楽雑誌・メディアのベストアルバムが発表されています。

自分も地味に今選んでいるところです。

もうかれこれ、30年近くこんな事やってるわけですが。


今年は結構悩みます。

そして、意外な感じになりそうです。


まだ十数枚分のレビューがたまっているのですが、

全部は無理だと思うので、多くてもあと数枚書いて

ベストアルバムを発表していこうかなと思っています。


話はがらっと変わりますが


バルセロナ、なんですか、あの強さ。

個人的には南米王者がどう巨大クラブに立ち向かっていくのか

それがトヨタカップ、いやクラブワールドカックの楽しみなのに。

今年はちょっとレベルが違いすぎましたね。



なんとなーく、眠れぬ夜です。


今日はさすがに酒を飲まずに過ごしています。




地元のスキー場のナイター営業が今日から始まったので行ってきました。


極上のパウダースノーでした。


最高です。




職場に、一日一回は話したくなる人がいます。


単純に言えば、話しやすくて面白い人。


すごくばかばかしい話が半分くらいなんですが。


でも、それだけではなくて、


会話していると、そこには大切なことがいくつもあるような気になるんです。


そして、いくらでも話せてしまう。


気が付けば「こんな時間・・・」ってことが今まで何回もあった。




だから、出勤している日はだいたい話をするんだけど、


ここ最近は、相手が忙しそうで、なかなか話す機会がない。




もちろん仕事の邪魔はしちゃいけないし、


そこをわきまえてきたつもりである。




でも、今スランプな時だからこそ


話をしたいなぁと思う。




なんか、今や自分がいろんな面で人とのつながりを求めていることが


ある意味新鮮で、不思議である。


そんなキャラじゃなかったのに。




そして今、ぼんやりと


パソコンの前でメールを待っていたり。


暖炉に火をくべてはいませんが、


コーヒーを飲みながら待ってみよう。




モーサム・トーンベンダーの「ペチカ」という曲の世界観が好きです。


今、こんな感じ。



今日も仕事で大変なことがありました。

決して自分の落ち度ではない。

でも、結果的に周りにとてつもない迷惑をかけている。


年末は忙しい。

自分の仕事を山ほど抱えている人。

用事がある人。

中には、「彼氏とデート!」って人もいるかもしれない。


そういった仲間達が、横殴りの雪の中を歩いていく。


なんておわびをしたらいいのか。


どうにもいたたまれない気持ちになってしまい

僕は逃げるように職場を飛び出した。


どうしても一人になりたくなくて、

結局はお酒の力を借りちゃって。



今日あった良いことは

買ったばかりのモッズコートを、ある人に「かっこいい」とほめてもらったことくらいだ。

そんなの、気づく人なんてほとんどいない。

普段はそんなこと全く気にも留めないんだけど、

こういう日は、それがさらなる落ち込みにつながってしまうからおそろしい。


でも、ちょっと職場から外に出ると、案外嗜好の重なる人がいたりするから面白い。

モッズコートにときめく人に悪い人はいない。

もっと言うならば、そういう人はかわいいか、美人と決まっている(スミマセン・・・)。

フレッド・ペリーからポール・ウェラーやThe Whoの話へと広がっていくことだってある。

こういうときは「一人でなくて良かった」と思う。



話がやや散漫になりがちだけど

自分は「どうにもならないこと」を「どうにかしよう」とする癖がある。

癖というよりは「悪あがき」なのかもしれない。


もっと、流れに任せてしまえば

割り切ってしまえば、きっと楽なんだろう。


そして、人をもっと頼っていいのかもしれない。

頼らないことで、自分を強くしようとしてきたけど

結局はそうじゃなかった。


人を頼ることで、もっと強くなれたんじゃないか

今はそう思う。


自分は頼れる人を見つけるべきなのかもしれない。

でも、すでにいるんだと思う。


いるのがわかっていながら、目をつぶっている状態、かも。

でも、今日、片眼が開いたような気がします。まだ、ぼんやりとだけど。

あとは、自分の覚悟次第。


これまでも、そのことは考えてきた。

なぜ、自分から逃げているのだろう?という自問自答を繰り返してきた。

でも決断するには、もう少し時間がかかると思うし、前向きに考えていきたい。

忘れること、許すこと、自分の気持ちを確かにすること

やるべき事がたくさんある。


佐野元春の言葉を借りるならば

「新しいシャツを見つけにゆこう」ということかな。


その宿題は来年まで持ち越すことになるだろう。







また、一人呑みブームが来そうな予感。


しばらくは健康のことも考え、やめていたのですが


街をちょろちょろする悪い癖が、また復活してきました。


外は猛吹雪だったんですけどね。




最近は焼酎を極めようかと、特訓中。


飲み出すと、その日にやりたいことが出来なくなってしまうので


もっぱら遅い時間になってから、飲んでいます。


でも、今日は早めでした。


良い店、発見!!


初めて魔王を飲みました。




街はすっかりクリスマスムードです。


心なしか、カップルが多かったような気がします。


平日なのに、元気ですね。


クリスマスは嫌いではありません。


むしろ積極的に楽しむ方です。




どんな状況でも、それを楽しめる人になりたい


いつでもそう思っている自分です。




Group of candles, oh they flicker

Oh, they flicker and they flow

And I'm up here holding onto all those chandeliers of hope

Like some drunken Elvises

I go singing out of tune

Saying how I always loved you, darling

And I always will


Oh Christmas lights

Light up the street

Light up the fireworks in me

May all your troubles soon be gone

Those Christmas lights, keep shining on





「愛する人に、クリスマス・ソングを1曲」と言われたら

迷わずこれを選びます。







さだまさしの「風に立つライオン」という曲を聴きました。


今まで聴こうと思ったことのない、さださんでしたが


この曲があまりにも良いと言うので聴いてみました。




イントロがパーカッションで驚きました。


ポール・サイモンかと思いました(笑)


ラストはアメイジング・グレイスで。




日本からケニア・ナイロビへ医療活動を行うために旅立った若き医師が


残してきた恋人宛に送った手紙がモチーフとなっています。




この手紙は、恋人が日本で結婚することになったという報告への返事。


3年間、彼女のことを思いながら日々の医療活動に明け暮れていた彼は


手紙で彼女が別の男性を選んだということを知る。




なのに、彼のつづった手紙には「ありがとう」「おめでとう」の言葉が並ぶ。




彼女が自分のことを恨んでいなかったことが


これからの自分の心の拠り所となる、と感謝する。




そして最後に一言、「さよなら」を告げる。




これが実話、だということがさらなる重みを与えていると思うんだけど


やっぱりすごいな、って思う。


アフリカの地で病を抱えていても、まっすぐな瞳をした人たちと接していると


人生観が変わってくるのだろうか。




正直に告白すると、自分は鏡の前で「おめでとう」「さよなら」という練習をしたことがある。


ちょっと違うシチュエーションだけど。




というくらい、そういう相手にその言葉を伝えるのは難しいものです。


でも、伝えなきゃいけないんだよね。




それこそが、これからの拠り所になるわけだから。





最近はちょっと「先の」事を考えるようになりました。

いろんな事を見直して、冷静に考えて。

そうすると、新しい「道」のようなものが見えてきました。

でも、新しいんじゃなくて、前からあった道に気が付かなかっただけなんだと思う。

もう、見失わないように。

Surf’s-Up
 Mutemathの3rd。作品よりも、とかくライブパフォーマンスに注目が集まる彼ら。確かに彼らのライブはすごい。って、言葉にしてしまうとなんだか薄っぺらいので、動画で一度見てもらいたい。とにかくこのバンドを見たり聞いたりするたびに、自分は「あぁ、ドラムやりたいなぁ・・・」と思う。


 2年ぶりとなる新作であるが、ここに至るまでにメンバーの脱退があった。バトルズもそうなのだが、こういう超絶的なライブを見せるバンドにとって、そのグルーヴの一翼を担う人間の脱退は非常にセンシティヴな問題だろう。しかしながら、今作はその問題を軽く乗り越え、さらなる進化を見せた一枚となっている。 


 オープニング、Odd Soulから重厚なビートが腹にズシリと響く。前作はグルーヴを前面に押し出しつつも、メロディーとのバランスを上手く取っていたが、今作ではそのバランス感覚が見られない。でも、力任せに鳴らしているというわけではなくて、曲ごとに表現したいものを焦点化しているように感じられる。


 そのせいか、非常に奔放な印象を受ける作品である。例えば8曲目のCavalries。序盤はクリームを思わせるようなブルージーなロックなのに、突如怒濤のファンク・ビートが押し寄せる。そして終盤にはまたブルースへと帰結する。まさにグルーヴ勝負の1曲。何というか、冒頭で述べたようにライブが素晴らしいバンドが、いかにその空気感をディスクに持ち込めるか、これはすごく大事なことだと思う。しかし、今作で彼らはその点についてかなり前進したと思う。というくらい、彼らのライヴに近いグルーヴを感じられる。


 面白いのはダレン・キングという超凄腕のドラマーがいるにもかかわらず、打ち込みのビートが随所に見られることだ。機械と生身のドラムマシンの「激突」というよりは自由な絡み合いは、作り込んでいる感じがなく、適度にフリーキーで、新たな方向性として大いにありだと思う。また、リズムの幅広さにも注目してもらいたい。ジャングル・ビートのPrytaniaもいいけど、個人的にはQuarantineの後半のブレイクビーツとダレンの競演が最高。


 そして、メロウなものは極力シンプルに鳴らそうとしている。All Or Nothing,In No Timeなど,メロディーが前面に出ている曲が、アルバムの中でいいアクセントをつけている。こういうタイプの曲がもう少し洗練されてくると、さらにアルバムの陰影が栄えてくるように思う。


  ★★★★☆(10/12/11)





ここ数日、調子悪いなぁと思っていたら




風邪引きました。


熱と鼻水がひどいです。


皆さんも気をつけてください。



現段階で、自分の病状がはっきりしていないのですが


血液の数値的には、抵抗力が落ちているそうなので


ちょっとでも調子が悪くなったら、病院に行くように言われています。



というわけで、明日は病院か。


いやだぁ。


「病院」という単語だけで浮かんだこの1曲。





リッチーだ!


弾いてないな、こりゃ。





昔はしょっちゅう部屋の模様替えをしていました。


でも働くようになってから、すっかりめんどくさくなってしまった。



しかし、最近増加してきたCDの収納場所がいよいよ無くなり、


家の中で引っ越しをした。


ほとんど使っていなかった部屋を、自分用にしたのだ。




で、一日かかってここまで。



Surf’s-Up

CDの壁が着実に構築されてきています。


でも、これ以上は棚を買うか、作らないと。


あとは、ステレオの置き場所をどうしようか。


床に直置きしたいんですけどね。

Surf’s-Up
 英カーディフの7人組、Los Campesinos!の通算4枚目となる新作。ズバリ邦題は「さよなら勇気、悲しみよこんにちは」。切迫感あふれる、怒濤のポップネスで3作目までは駆け足で進んでいたように見えた彼らであったが。メンバー脱退などを経て、じっくり時間をかけて制作されたニューアルバム、ジャケットからして今までとは違ったテイストを感じさせる。


 プロデューサーは前作「Romance Is Boring」と同じ、ジョン・グッドマンソン。その前作あたりから変化の予兆を見せていた彼らであるが、このアルバムでは、その変化をさらに具体的に展開させている。 


 今までのアルバムの中に必ず1曲くらいは入っていた、諸手を挙げて「これだー!」と叫びたくなるようなポップなナンバーははっきり言って無い。代わりにあるのは過剰なポップ性を廃し、しっかりとした骨格が浮き上がった楽曲達。


 シングルにもなったオープニング曲、By Your Hand、2曲目Songs About Your Girlfriendはまだポップな面影が感じられるものの、3曲目Hello Sadnessのあまりにもまっとうなギターロックぶりには驚いた。直情的なギターが緩やかに上昇しながらグルーヴを描いてゆく。すごくかっこいいのだが、ちょっとロスキャンぽくはない。4曲目のLife Is A Long Timeもそう。この勢いがアルバムのラストまで続く。


 アルバムのトーンはこれまでにないダークさに包まれている。メロディーも鮮やかさを捨て、歌や言葉のダイナミズムを伝えようとストイックに鳴っている。バンドの売りであった破れかぶれにも見える男女の掛け合いヴォーカルもあまり見られない。これはまさに「ロックアルバム」だ。


 なぜにここまでまっとうにロックしようとしたのかはわからないが、とにかく新生ロスキャンと言えるようなモデルチェンジを果たしたのではないだろうか。そして強く伝わってくるのが、彼ら自身の「リアル」を表現する事へのこだわりだ。そこに徹底的にこだわるからこそ、音だって躊躇無く変化させる。今の彼らにはこれくらいダイレクトに痛切さを伝えなければならないという意志があるのだろう。タイトルの通り、彼らは悲しみと真正面に向き合うことを選んだのかもしれない。こういうバンドは信頼できる。 


 ★★★★(2/12/11)