さだまさしの「風に立つライオン」という曲を聴きました。
今まで聴こうと思ったことのない、さださんでしたが
この曲があまりにも良いと言うので聴いてみました。
イントロがパーカッションで驚きました。
ポール・サイモンかと思いました(笑)
ラストはアメイジング・グレイスで。
日本からケニア・ナイロビへ医療活動を行うために旅立った若き医師が
残してきた恋人宛に送った手紙がモチーフとなっています。
この手紙は、恋人が日本で結婚することになったという報告への返事。
3年間、彼女のことを思いながら日々の医療活動に明け暮れていた彼は
手紙で彼女が別の男性を選んだということを知る。
なのに、彼のつづった手紙には「ありがとう」「おめでとう」の言葉が並ぶ。
彼女が自分のことを恨んでいなかったことが
これからの自分の心の拠り所となる、と感謝する。
そして最後に一言、「さよなら」を告げる。
これが実話、だということがさらなる重みを与えていると思うんだけど
やっぱりすごいな、って思う。
アフリカの地で病を抱えていても、まっすぐな瞳をした人たちと接していると
人生観が変わってくるのだろうか。
正直に告白すると、自分は鏡の前で「おめでとう」「さよなら」という練習をしたことがある。
ちょっと違うシチュエーションだけど。
というくらい、そういう相手にその言葉を伝えるのは難しいものです。
でも、伝えなきゃいけないんだよね。
それこそが、これからの拠り所になるわけだから。
最近はちょっと「先の」事を考えるようになりました。
いろんな事を見直して、冷静に考えて。
そうすると、新しい「道」のようなものが見えてきました。
でも、新しいんじゃなくて、前からあった道に気が付かなかっただけなんだと思う。
もう、見失わないように。