2009 Best Album(1) | Surf’s-Up

Surf’s-Up

音楽の話を中心に。時にノスタルジックに

僕の中で恒例のベストアルバムを紹介します。

いっぺんに紹介するのはしんどいので今回は10位~6位までを。


今年は本当に悩みました。

レビュー時は絶賛していても、この中に入っていないものもあります。

惜しくも入らなかったものにも、今後光を当てたいと思っています。


それでは


第10位 Twisted Wheels/Twisted Wheels


これはね、微妙なところなんです。でも、どうしても一組くらいこういうオールドスタイルなロックンロールバンドを入れたくなるんです。全く小細工なし、直球だけの彼等ですが、そこだけに磨きをかけていこうというその潔さはもっと評価されるべきだと思う。そういう意味では、ノエルえらい!


第9位 Conditions/The Temper Trap


 サマソニも衝撃だったけど、このアルバムも新人とは思えぬ完成度の高さ。自分たちの確固たる世界を持っている。そして、そこに対する自信が微塵も揺るがない。そういう透徹としたロックが完璧に鳴らされている。コールドプレイの1stを初めて聴いたときの感触に近いものを感じた。


第8位 Let's Change The World With Music/Prefab Sprout


 17年前に取りかかったものであるゆえに、目新しさや革新的なアイディアは皆無。というより、若干古くさく聞こえるところもある。しかし、このアルバムを聴くと、そういうことは些細な問題でしかないことも分かる。この極上のメロディーがあれば何も問題はない。


第7位 Backspacer/Pearl Jam


 前作で復活の兆しを見せていたPearl Jam。今作はまさにキャッチーが全開のアルバムとなっている。でも単に売れ線を狙っているのではなく、やっと聴き手の「目」を見れるようになったんじゃないかと思う。政治的な所もあったかと思うが、このわかりやすさは、伝えることの怖さを払拭したという事実の証明だと思う。だから感動的なのだ。


第6位 Dark Days Light Years/Super Furry Animals


 率直に言うとRings Around The Worldを超えるものは現れないだろうと思っていたけど、作っちゃいましたね。これまでの経験則をふまえて、ポップさとラジカルさをシームレスに体現することに成功している。結果、楽しくてメロディーが生き生きしたアルバムとなった。


と、今日はここまで。