スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

二十七日(日)
午前二時半くらいに寝る。

午前十時半くらいに起きる。休日。
ブツを発送して、免許更新へ。一時間講習。
一族小説、三千文字のスジを書く。さらに二千文字のスジも書き直す。だいぶ荷が下りた気分。
一族直しは進める。読んでて怠いなと感じたところは削いでいく。必要あることだけを書く。そりゃなかなか終わらんわな。明日から家のパソコンに向かってる時間以外では中野やりましょうね。

二十八日(月)
首が赤い。困るよな……。軟膏やら湿布やらをやりすぎた結果である。
午前零時半に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
あいかわらず一族の出向先ばかりを調べていた。半年近く先のことだし、結局どこに出そうが同じこと……。もはやわかっていることだ。直しだってまったく急ぐ必要はない。
まずは少しだけ中野小説を進める。新作を書きつづけるのがプロの条件だよ。それも駄作じゃダメなんだけど。

二十九日(火)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。ブツ発送。仕事。雨。
しがむのはよくないけど、ちゃんと欠陥を分析して直すのは、次作にもかかわるし、必要なことだと思う。冒頭のインパクト、全体的に無駄な描写を減らす。読者として読み返してみて、怠いと感じたところは要注意。つまり余計な文章である。そもそも、大人の事情ではじかれたら仕方ないけど。
中野を進め出したのに、ホラー向けに一族の八百字のスジも書いてしまう。いや……さすがにホラーとはいえんのでは……。もう予定どおり、SM賞⇒MS賞でいいんじゃないか。別の賞に出すのは惜しいと思ってる節もある。ただ、あの小説に耐えられる会社かどうかが問題だ。
そうだなあ、耐えられる会社かどうかは重要な問題だ。その点、K社は保守派そうだもんな。
EUから連絡、来る。どうなんだろうなあ。わからんのよ。

三十日(水)
午前零時半に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
BBN賞⇒SH賞⇒MS賞というコースも捨てがたい。会社で選んでいる。
いや、考えれば考えるほど、アリだよな。ミステリーの賞が、どうもちがう気がするんだな。
ということは、合ってるのかもしれんが。つまり、わからんね。

一日(木)
午前零時半に寝る。

午前七時半に起きる。ブツ発送。仕事。
近いぞ、もう一息だぞ。
中野に向かってないことはない。が、さすがに今月は時間がなさすぎる、か。

二日(金)
EUと最後の電話。
午前一時すぎに寝る。

午前七時半に起きる。仕事。さすがに寒いか。
金、土、日、月の四日猶予はあるか。やってみるか。ともかく、中野小説を書き進める。

三日(土)
飯塚富郎、ハナヤ勘兵衛『昭和の神戸』を読む。位置関係を調べながら。写真集だが、添えられた記述も興味深い。
午前二時に寝る。

午前十時に起きる。休日。
EUとコンサートへ。やっぱり「Memolies of You」がよかったなあ。なんだろう、あの哀愁ただようメロディーは……。
喫茶店、インドカレー、喫茶店、極寒の中で立ち話。相当渋ったけど、なんやかんやで元鞘。EUには宥和政策が見られた。どうなるかわからんけど、やり直してみてもいいんじゃないかな、と。
位置関係を踏まえて、直しながら、中野小説を書く。帰って、ひさびさに中野のベース直し。なるほど、ここまでのデキは、かなりいいんだな。この感じでいかなきゃね。

 

 

二十一日(月)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半に起きる。仕事。
コンサートに行く日まで、しばしの自分探し。市場を泳いで遊んでいては意味がない……といいつつも、ついやっちゃうのが人情だが。常に読み、常に書く。それ以外、ない。

二十二日(火)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
内面描写を排除してみようか。いや、まったく無駄な労力だろう。しかし、枚数調整はしてみたい。

二十三日(水)
午前三時前に寝る。

午前九時すぎに起きる。雨。休日。
物欲が沸き起こり、ネットでいろいろと爆買い。買い出し。
SM賞の過去の受賞作などを立ち読み。書き出しをもっと工夫せねばならんな……と思う。手に取って、ちょっと読んでみて、気になって引き込まれる。勉強会の人たちや彼女に読んでもらうのとはワケがちがうのだ。まったく僕という人間に興味のない人を惹きつけるには、書き出しが命。こないだ観たドラマ『相棒』を思い出す。何気なく観はじめたが最後、どうしても目が離せなくなる。これが理想的なかたち。あとは流れで観てしまうもんなあ。
家全体の不用物排除作業。
一族小説の書き出しを大胆に書き換える。こっちのほうが何倍もいい。読んでくれるんじゃないかな……。あとは一章の直し。とにかく、こまごまと詰めていく。これは家でしかできない作業。一章で三枚くらいは削れたということは、十章と終章で三十枚くらいは削れるということか? いや、たぶん、もっと削れるだろう。計算上はいける。

二十四日(木)
三十六歳になった。えらいこっちゃ。EUからは含みのあるメッセージが来た。
午前一時すぎに寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
よく考えたら、SM賞の〆切まであと半年近くある……。MS賞となると、一年後だ……。優先順位が崩壊してないか? いま、こんなことに時間を使っている暇はない。余裕ができたら直していく、くらいのスタンスで充分すぎる。やっぱりいまは中野小説をやろう……。ちょっと進める。
SM賞の座談会を読んでみる。なんか……一族はお門違いかなあとも思う。でも出すに越したことはないか。希望をつなぐためだけに? 本命は一年後のMS賞か? しかし、本命なんていっても、そもそもM賞で一度落ちているのだ。なんだろうな、自分には何もないな、とあらためて感じる。結局のところ、新作を書きつづけるしかないのだな、と。

二十五日(金)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
千葉ともこ『震雷の人』を読む。
中華歴史物。つまらなくて斜め読み。じつにまだるっこしい。説明じみている。妙に長いなと思ったら文庫化にあたって大幅加筆修正したのだという。長けりゃいいってもんじゃないね。

二十六日(土)
午前三時くらいに寝る。

午前九時半くらいに起きる。雨。休日。
麻酔科。トリガーを首回りにいただく。
あれやこれやと応募先を考えるのも退屈だな……なんにもならん。
ていうか、一族って何小説? ミステリー、ハードボイルド、ホラー……なんだか、どれもちがう。結局、ノンジャンルしか受け入れ先がないが、枚数が合わないという矛盾。
物が売れまくってるので次々梱包、発送。買い出し。不要な本やCDを宅配買取で送り出す。
一族直しを進める。贅肉を削ぎ、タイトに。結局、これをやらないと気が済まないのだ。最初の一作に一年、二年と時間をかけて推敲する人もいるようで。それくらい思いの丈をぶつけてもいいのではないかと。
EUのSNSからもろもろの発言が消えていた。気持ちが離れていってるんだろうなあ。やれやれ。

 

 

十二日(土)
午前一時すぎに寝る。

午前八時すぎに起きる。休日。
早くに起きたので、一応、耳鼻咽喉科へ。薬をもらっておく。買い出し。
愚弟が帰ってくる。着実にライフステージを進めている模様。
昼寝して、散髪。

十三日(日)
EUと電話。
午前二時すぎに寝る。

午前九時すぎに起きる。雨。休日。
勉強会。途中までの中野小説はわるくない評価。この調子でゆけ、という。
K田サンとコーヒー、メシ。

十四日(月)
午前零時に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
手に入れるべき物の本を調べて、手配。あとは通訳のことを調べるが、まったく詳細がわからん。これはまた映画を見てアタリをつけるしかないか。
あとひと月で書き上げたい……それが目標。
そういえば、センセがAC賞で一次通過したといっていたことを思い出す。通過リストを見てみたら、そこに見覚えのある名があった。ずっといろんな賞に同じ作品を出している人間である。
誰が見ても、こいつは大成しないと思う。ここでこの人の成長はとまっている。皆、そう感じるだろう。
その一方で……獲るやつは、二作目以降どんどんクオリティを増している。棚は目まぐるしく変化する。ちっぽけな一作にいつまでもこだわるやつは生き残れない。

十五日(火)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
嫌な予感はしていたが、昼になっても頭痛がおさまらず、首と肩もガチガチに固まっている状態。ちょっと前から不調を感じていたが、ついに爆発した模様。
半休で早退し、家に帰って焼きそばを喰い、麻酔科へ。首に注射を打たれる。
そのあと、泌尿器科へ。どうも気になるが、なんともないらしい。薬をもう一週間分もらった。
中野小説のベース直しを進める。

十六日(水)
注射後八時間が経ったので夜中に風呂。午前零時半すぎに寝る。

午前七時半に起きる。仕事。
中野小説はじわっ……と進め出す。無策でも、常に手は動かしておこうと。
高瀬隼子『犬のかたちをしているもの』を読む。
どうもリアリティのない展開で思弁的に進んでいくが、平易な文章で理不尽な世界に誘い込まれ、次第に感応されていく感覚をおぼえる。ラストは少し予想がつく。

十七日(木)
午前一時前に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
一族小説はさすがにダメだったようだから、次はどこに投じようかと考えた結果、ER賞がいいんじゃないかと思う。雰囲気的にも、じつは合ってる気がするのだ。あくまで広義の娯楽を求めているという言葉にもマッチしている。余分な描写を削ってスマートにする。たぶん、いまよりずっとよくなる。またも……しがんでいるとは思いつつも。
書式を設定し直してみた。いや、相当やぞ。四十ページも削らなあかんぞ。でもそれくらい減らしてこそ、全体的に贅肉が削がれて、よくなるのやもしれん。

十八日(金)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
……無残な結果だった。しかし、こんな結果一つ一つに一喜一憂する暇もなく、書くやつはどんどん書いて、どんどん送っているのだろう。別に過去作の書き直しをやってもいいのだが、それが主眼になってはいけない。

十九日(土)
気落ちしていたせいもあるかもしれないが、耐え切れなくなり、EUに三行半。電話。会うことになったが……。
午前三時前に寝る。

午前九時くらいに起きる。休日。さて、どうなるか……。
まぜそばを喰い、話し合い、『すずめの戸締まり』を観て、コーヒーを飲み、話し合い、やはりこのままではダメだと思い直し、すんでのところで訣別。断腸の思い、苦渋の決断だった。疲れた。

二十日(日)
午前三時前に寝る。

午前九時くらいに起きる。雨。休日。
買い出し。自分の判断が合っていた気がせず、のちに大顰蹙を買うことになる電話という暴挙に出る。
しかし、EUはもう前を向いていた。僕としては、なんだそんなもんかという肩透かしを喰った気持ちと、これなら後腐れないかという安堵感、二週間後のコンサートのころにはどうなっているかという奇妙な期待感を同時に抱いた。明日から、新しい、まっさらな一週間がはじまるが……やっぱり思いは薄れていくのだろうか。いまは悔恨の念しかないのだが。

西尾維新のインタビュー記事を九十九円払って読む。やっぱり常に書いてるんだなあ……常に手を動かしてるんだなと。

 

 

七日(月)
何度も物の本を読み返し、ネットでも調べて、中野小説の細部をつめる。とりあえず、バックボーンの部分はこれでいいか……。こんな感じで詳しくなっていくんだろうな、と思う。
午前一時くらいに寝る。

午前七時半すぎに起きる。同じ部署内に発熱者が出たとのことで、在宅。
ここ数日、下腹部が痛んだので、朝一で泌尿器科へ行っておく。なんともなし。一応、炎症どめの薬はもらった。
テレワーク。丸一日、忙殺される。ありえん。

八日(火)
自分のことがなんにもできんかった。まったく、無意味を感じる。しかし、どうしようもない。
午前零時半に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
中野小説。現状書いている分を見直し、修正。帰って清書し、刷って封じる。K田サンにもメールで送る。

九日(水)
午前一時前に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
日中、中野小説はひととおり読み返し、難読文字を調べておく。ちらほらミスも発見。
帰宅して、今日センセ宛てに発想する予定だった中野小説を家に置き忘れていたことに気づく。ありえん……。明日出すとして、到着は金曜か。ちょっと遅くなりすぎたな……。今回は読んでもらえなくても仕方ない。
一族小説のこともあるし、この機会にWEBでいろいろ投稿をはじめてみる。物は試し。

十日(木)
午前零時半すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。センセ宛てに投函。
WEBで上げていく作業。集客のために工夫を凝らすが、一朝一夕では果たせないだろう。こればかりは気長にやるしか。あまりこだわりすぎてもいけないぞ。

十一日(金)
午前零時半すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
芥川龍之介「彼の長所十八――南部修太郎氏の印象――」を読む。
ちょっと冷やかしている。

花村萬月の闘病についてのインタビューを読む。そのあと、いろいろ調べていたが……このままじゃ全然アカンなと思った。

 

彼の長所十八 ——南部修太郎氏の印象—— Kindle版

三十日(日)
午前二時半に寝る。

午前十時すぎに起きる。休日。
最近の本を読んで勉強しなきゃいけないかな――と思う。
99161の整備。雨に打たれていたので、数日前にクレンジングで汚れ落としをしてスッピンで置いておいたが、今日は時間を置いたおかげもあってかアニリンカーフ乗りがよかった。復活。ビーズリッチまでは不要と判断。
買い出し。
やっぱり大衆に読まれることを常に意識しなければならん。センセのいうように尖った重厚な文体も魅力ではあるが、おそらくそれは古い考えで、読者を突き放すような、ペダンチックな文章は、現代では嫌われるのかもしれん。
たまたまいろんな賞レースを調べていると、ペダンチックでもよさそうな賞が明日〆切と知り、マイナーなので少し悩んだが、急いで慰霊小説を刷って封じる。あとはこまごました短編を小さなコンテストに差し向ける。
いずれも下手に結果が出てしまうと逆に見通しが暗くなるのではないかと危惧したが、よくよく考えれば、SG賞の応募資格を失うくらいで、たいした痛手ではない。取らぬ狸の……ってやつかもしれんが。
中野小説を進めるために、一族小説から引用しようと思ってあらためていたら、ついつい中盤以降を読んでしまう。語尾の「だろう」や「なのか」が多すぎて気になる。気にしすぎ? 憶測の地の文が多すぎる? そもそも削れる。というか、主観なのだから、ある程度はいい切ってしまってもいい気がした。

三十一日(月)
午前零時半くらいに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。頭痛。
ついつい出向先を調べまくっていて、先の予定を考えてしまう。まァ、これはこれでいいのでは。

一日(火)
午前零時すぎに寝るが、夜中に起きて大GP。

午前七時半すぎに起きる。雨。仕事。
RR賞からじきじきに拝領メールが届いた。ちゃんとしてるなあ。
一族小説は次にKYW賞に出そうと思ったが、性描写でアウトかと気落ちする。しかし、どうとでもなるか。
たまらず一族の直しをはじめる。「だろう」を消していく作業。これだけでだいぶ読みやすくなった気がする。あとは下世話な部分か……。線引きが難しいんだよな。

二日(水)
午前零時半に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
日中はKYW賞に向けて、一族小説のチェック。きわどい描写、そもそも新地のことを書いているので、さすがに無理かなあと思ったけど、直截的な表現でなければ問題ないのか。まァ怪しいところは削るほうが無難か。
そんな感じで、すでに次に目を向けていたが、一応、まだ望みはあるらしい。
『相棒』をはじめてしっかりと一時間観る。けっこう面白い。
EUと電話。

三日(木)
午前三時すぎに寝る。

午前十時半に起きる。休日。
買い出し。三時間、昼寝。
一族全編直し。なかなかええよな……。しかし、あくまで気持ちは次に切り替えての性描写カット作業。これでいいか。問題は未成年うんぬんの話。ここは動かしようがないよな……。

四日(金)
午前一時半に床につくが、なかなか寝つけず。

午前七時半すぎに起きる。仕事。

仕事終わりに慰労会とかなんかそんな意味合いの飲み会。
M賞の一族はもうダメだったと思おう。この一作がゴールではない。次に向かなければ、時間はとまったままだ。
とにかく、一族はKYW賞に出してみる。そして中野小説にちゃんと取り組む。方針をしっかりと定める。

五日(土)
午前二時に寝る。

午前十時に起きる。休日。
EU。試着の旅。破談間近だったが、情に絆される。どうだかねぇ……。

六日(日)
午前二時に寝る。

午前九時前に起きる。休日。
分電盤の工事。買い出し。
檜山良昭『暗号を盗んだ男たち』を読む。暗号作成と解読に命をかけた男たちのドキュメント。敗戦のそのときまで自国の暗号が解読されなかったという事実を知ったとき、暗号解読士たちが胸を撫で下ろす……というシーンはじつに感慨深いものがあった。
昼寝。一族直し。怪しいところはできる限り、削る。削ったらどうしようもないところ以外は。

 

 

二十三日(日)
中野小説を三十分進めて、午前一時半くらいに寝る。

午前九時半くらいに起きる。休日。
歯医者、買い出し。
中野小説を進める。三十分、一時間。それでも進み具合はこの程度……。

二十四日(月)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半に起きる。仕事。謎の小雨。
古川緑波「神戸」を読む。
とにかくうまいものを求めて神戸をぶらつく緑波。戦前、戦中、戦後にかけての神戸の食の変化に思いを馳せながら、食べ歩く。なかなか興味深い。
中野小説。

二十五日(火)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
中野小説はほんの少し。これじゃいかんと思い、次の日に早起きするために午後十一時に寝る。

二十六日(水)
午前七時半すぎに起きる。まったく起きられなかった……。朝はやっぱり僕には無理なのか。仕事。
しかし、中野小説は進める。やはり日中、空いた時間に逐一書くスタイルが合っているのか。夜は時間があれば清書。

二十七日(木)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半に起きる。仕事。
中野小説、荒々しくも書き進める。やっと教会シーン。書いていると本が読めぬ。もうこれは仕方のないことなのか。

二十八日(金)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
中野小説、書き進める。だんだんと勢いに乗ってきた。つまり、序盤が特に書きづらい。自明の理。
飼い猫の右足から出血。

二十九日(土)
EUと電話し、午前三時に寝る。

午前八時半前に起きる。休日。
動物病院。出血はたいした問題ではなかったようだが、感染症の恐れはある。それに加えて、前の背中のデキモンが完治とはいえなかったので、感染症の注射。その部分――毛が生えてくるかどうかは、まだわからぬ。身体の全体的に毛量が減りつつあるのは病的なものではなく、あくまでエイジングのあらわれのようだ。仕方ない。誰だって歳は取る。
次は僕自身の病院。麻酔科へ。薬をリロード。買い出し。
EUと麻雀。僅差で勝利。

 

 

十五日(土)
もう一度いう。過去をふりかえっていては、時間はとまる。
午前一時半すぎに寝る。

午前九時すぎに起きる。休日。
正午にEUと落ち合い、京都へ。
平安神宮で大吉を引き当て、動物園で哲学的な表情を浮かべるゴリラを見て、R曜社でコーヒーを飲み、EUのかつての教師の行きつけだったという洋食屋でメシ、川沿いでたばこを一本灰にして、帰途につく。見知らぬ人々を巻き込む、一期一会の感じられる一日でもあった。

十六日(日)
ちゃんと机に向かって、中野小説を書き進める。この三十分が大事。本当に大事。過去はけっして、ふりかえらない。次の小説を書くのみ。
午前一時半すぎに寝る。

午前九時半に起きる。休日。
買い出し。読書。情報に縛られすぎず、もっと大らかに書いていいのかな。
中野小説はほんの少し進める。調べ物も併行するのは致し方ない。
無理なく持続するには、どうすればいいか。世の中、どこもかしこもサステナブルだ。十五分なら負担がないとも思ったけど、さすがに短すぎるか。やっぱり三十分。

十七日(月)
午前零時半に寝る。

午前七時半すぎに起きる。雨。仕事。
中野小説を進める。とにかくグイッと進めることだ。とりあえず三十分ルールは守っていこう。

十八日(火)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
中野小説。グイッとは進まない。三十分では無理がある気がする。しかし、これ以上、家で時間を取るのは難しい気も。やはり外でもやらないといけないか……? むしろ、その三十分が起爆剤になればというところか。

十九日(水)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
中野小説。金曜日の荷造りなどに時間を取られたが、三十分はちゃんとやる。ワンシーンは無理やり終えた。ともかく、力技で進んでいこう。

二十日(木)
午前一時前に寝る。

午前七時半に起きる。仕事。帰りに買い物。
柳広司『ジョーカー・ゲーム』を読む。
陸軍中野学校をモデルにしたD機関で切磋琢磨するスパイ候補生、卒業して各地に羽ばたいていった現役スパイ、彼らを束ねるD機関の創設者。インテリジェンス・ミステリーの連作短編集。

二十一日(金)
中野小説。調べものの必要に迫られる。
午前一時に寝る。

午前七時半に起きる。有休。
切符を忘れて大急ぎで取りに帰る。なんとか新幹線に間に合い、さっそく不穏な空気の中、EUとの旅がスタート。
O山神社で飼い猫のお守りを買い、K楽園を散策。そのあとはK島まで足を延ばし、体験コース。なかなか楽しめた。K敷の宿にチェックイン後、メシを選ぶが、そこでまた変な空気。まァ、僕の勘違いだったらしいが。大浴場でリフレッシュ。

二十二日(土)
午前一時とかそのへんに寝たような。

寝たり覚めたりで、午前八時くらいに起きる。朝風呂。
チェックアウト前に、いちじるしく萎える。恐ろしく不穏なムードのまま、高級パフェにO原美術館。そこで話し合い。かなり悩んだが、相手の「欠陥」を指摘する。結果として、いってよかったようだ。
念願の古本屋・M文庫へ。EUがしおりなどを買ってくれた。営業時間の都合もあり、求めていた穴子丼は見つからず。
おみやげを買って帰途につく。大阪でメシを喰い、解散。

SG賞は散っていた。ちょっと気落ちしかけたが、関係ない。極論、いまの自分にとっては過去の産物であり、無用の長物だ。常に、いま、取り組んでいるものが最高傑作であり、気を揉む対象なのである。

 

 

九日(日)
午前一時半くらいに寝る。

午前十一時前に起きる。休日。雨。
勉強会。ちょこちょこ指摘は入る。帰りにK田サンとメシ、コーヒー。

十日(月)
中野小説の直し。午前四時に寝る。

午前十一時くらいに起きる。雨。休日。
買い出し。読書。中野小説は重要人物のミドルネームを調べる。

十一日(火)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
夜は名医へ。

十二日(水)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
一つ一つにこだわりすぎていたら、結局、見通しは暗いよなあ。いま、一つ二つの選考にヤキモキしている現状すら間違っている。
中野小説をちょっと進める。あれこれ考える暇があったら、やるしかない。野望は強く持っていい。しかし、一つ事に囚われすぎてはいけないというだけの話。暗闇の中を手探りで前に進むしかないというのは、おそらく、いまもこの先もずっと変わらないのだから。そう考えると、腹も決まる。
危うく、また無駄なことに金をかけてしまうところだった。下手に時間があると、よこしまな考えが鎌首をもたげる。

十三日(木)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
中野小説をほんの少し進める。

十四日(金)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
中野小説をちょっと進める。

今週が終わる。野望もここまでか……とは思ったが、あきらかに考え方が間違っているようだ。とにかくつづけることが大事なんだな。有象無象がたむろするネットなんかをいちいちチェックしているようじゃ、ダメなんだ。多くの人間がここをのぞいているだろう。そんなことをしている時点で、自分はデキると期待している。慢心せず、ただただ無心で、毎日継続すること。もはや送った段階で、それにかける時間は終わっている。要は、次次次。過去をふりかえっていては時間はとまってしまう。
なかにし礼『赤い月』下巻を読む。なんというドラマだ……もはや時間を忘れ、善悪を超えていく。

 

 

一日(土)
午前四時に寝る。

午前十一時に起きる。休日。愚妹親子と愚弟夫婦が来ていた。
EU。古本屋をひやかし、ごっつうまい天ぷら喰って、定法外泊。麻雀は微差で勝つ。

二日(日)
午前三時に寝る。

午前九時に起きる。休日。
安っぽいバーガーをぱくつき、本屋で資料本を探すが、どれも取っつきにくい。ネットでムック本を買うことにする。鯛焼きをたいらげて帰途。
帰ると愚妹親子がまだいた。買い出し。ピザを喰う。
気合の入っているK田サンから送られてきていた原稿を読んでおく。わるくない印象。
零時前に寝る。

三日(月)
午前七時半すぎに起きる。仕事。
スジの細部をふくらませていく。
午後十一時半に寝る。

四日(火)
午前七時半すぎに起きる。これでも寝足りぬ。仕事。
中野本文の序章を書いてみる。

五日(水)
どうも最近、時間に追われすぎていて、まわりの人との会話が乏しくなっている。さすがにこれはいかん。無駄を削っていかねばならぬ。
午前零時半に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
序章の修正。さすがにタイムオーバーなので、帰って刷って封じる。K田サンにはメールで送っておく。
とりあえず、EUとの連絡を断ってみた。やはり時間的にも、気持ち的にも余裕が生まれる。しかし、これじゃあ可哀想だ。早いところ、引導を渡したほうがいい気がする。

六日(木)
午前一時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。センセ宛てに投函。仕事。
ズルズルと行きそうな気配。どうだかなあ。
中野小説は進める。ほとんど調べながら、という感じ。

七日(金)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。雨。仕事。
なかにし礼『赤い月』上巻を読む。
終戦時の満洲国。日本から一旗上げるためにやってきて酒造店を営んでいた森田家は、敵軍に追われて牡丹江をあとにする。波子は夫の勇太郎とはぐれたまま、子どもたちや使用人を引き連れてハルビンへと命からがら逃げるが……。

八日(土)
EUと電話。洗いざらいブチまけて終わらせるつもりだったが、霊感商法にヤラれて持ち直す。まァ、モチベーションが上がったのは事実。それに、あながちイカサマともいいきれず、向こうのスタンスにも一貫性がある。じゃなきゃ、ここまで粘る意味がわからん。
午前三時半に寝る。

午後十二時半に起きる。休日。
買い出し。帰ってくると、溜めていた資料本に目を通す。ここ最近はこればっかり調べているから、あらためて読んでみると面白く感じている自分がいる。こうなるとシメタものだが、まだまだ足りぬ。もっと、本編を進める準備を。

 

 

二十五日(日)
山越のスジを少し修正して、忘れないうちにKM賞に出しておく。
午前二時すぎに寝る。

正午に起きる。休日。
軍事郵便の資料を読み、買い出し。
『鑑定士と顔のない依頼人』を観る。
一流鑑定士のもとに舞い込んだ査定依頼。けっして姿を見せない女性の依頼人に、強烈な女性コンプレックスを持つ鑑定士は興味を抱く。知人の機械技師の協力も得ながら、彼女と距離を縮めていく。しかし……恐ろしいラストが待っている。面白い。

二十六日(月)
中野スジと少し向き合って、午前一時に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
中野スジは一気に進める。ちゃんと時間を確保する工夫はしないとな。しかし、ラストがな……。

二十七日(火)
午前一時前に寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。雨。
ラストもおおよそは決まる。これでスジはとりあえずできたか。

二十八日(水)
午前零時すぎに寝る。

午前七時半に起きる。これくらい寝られたら大満足だ。仕事。
延々と調べ物。とにかくルートは限られていたということ。かかる日数は判然としないが、四日前後なのはちがいない。そこは追い追いつめていこう。
しかし、領事館の位置もわからぬ。物の本に当たればどうにかなるだろうか。

二十九日(木)
午前一時前に寝る。夜中、なぜか咳の連発で目が覚める。たぶん、掛け布団を上げたことでアレルギー反応が出たのだ。難儀。

午前七時半すぎに起きる。仕事。
K田サンからの連絡で、次の勉強会には来るとのこと。ぜひ見てほしい、という気合いの入りようだったので、僕は今回はスジの訂正程度で充分かと思い、肩の荷がおりるが、張り合いがなくなったのも事実。
またも危機。絶対に三行半だと思ったら、なぜか和解。こんなんばっかり。

三十日(金)
午前一時すぎに寝る。

午前七時半すぎに起きる。仕事。忙殺。
合間にスジは見返す。スジ上では一行で簡単に済ませている部分も、実際にはどんなふうに書くか……イメージしていかねばならぬ。