今週は中京記念と中山牝馬S。


中山牝馬Sの過去10年の連対馬のハンデを検証したところ以下のようになりました。


49キロ(0-0-0-7)
50キロ(0-1-0-8)
51キロ(0-1-1-17)
52キロ(0-0-1-20)
53キロ(1-1-3-26)
54キロ(0-3-1-23)
55キロ(5-2-1-9)
55.5キロ(0-1-1-3)
56キロ(3-0-1-12)
56.5キロ(1-1-1-3)


52キロ以下で連対したのは2頭。(テンエイウイング14番人気2着、マイネカンナ13番人気2着)確かにそういった馬がいるのは事実ですが、その好走確率と人気を考えれば基本52キロ以下の馬はデータ的に言えば消しになります。

逆にトップハンデは今回56キロのザレマ、ブラボーデイジーの2頭。過去の数字からは全く問題ないと判断していいでしょう。


55キロから56キロ馬を中心して相手馬も53キロまでの馬で考えるべきレースといえるでしょう。



続いて中京記念。


50キロ(0-0-0-4)
51キロ(0-0-0-6)
52キロ(0-0-1-8)
53キロ(3-1-2-11)
54キロ(4-2-2-30)
55キロ(1-1-1-23)
56キロ(1-1-1-19)
56.5キロ(0-1-0-4)
57キロ(1-4-1-13)
57.5キロ(0-0-1-4)
58kgキロ以上(0-0-1-4)


こちらはもっと傾向がハッキリと出ており、52キロ以下で連対した馬は皆無。


また逆に57.5キロ以上の馬の連対もありません。


つまり中京記念は53キロから57キロまでの馬から連対馬が出ていることになります。しかし、何と今年は52キロ以下の馬がそもそもおらず、57.5キロ以上の馬はシャドウゲイト1頭のみ。


それだけハンデキャッパーからみても力差がないメンバーといえることができるでしょう。そういった場合は情報が的中に決め手になるのは当然。

3連勝でラジオNIKKEI杯2歳Sを勝ったヴィクトワールピサが断然の1番人気。これまでの走り、血統、騎手からしてもそれは確かに当然の事。


しかし心配点がない訳ではない。


初の関東遠征、賞金的に皐月賞の出走が可能であること。さらに道悪。

つまりここで3着以内に入って皐月賞出走の権利が必要な馬では元々なく、この遠征はむしろ本番皐月賞に向けて輸送を試される部分もあるはず。

もちろん力からすると3着以内をはずす可能性は低いと思うが、頭鉄板でなければ馬券の種別によっておいしい配当をGETできる可能性も十分にある。


実績的に2番手になるのは朝日杯FS2着のエイシンアポロンも同じだ。賞金的に余裕があり、ここでメイチ勝負はない。むしろこの馬の場合は1400Mの京王杯2歳Sを勝った馬。未勝利戦で1800M(小倉)を勝った経験はあるが、2000Mは未知数。

ここでの走りでマイル路線に切り替える可能性も否定できない。


勝負度合いで言えばアドマヤイヤテンクウが上だろう。賞金1200万は皐月賞出走に微妙なライン。今年のアドマイヤ軍団はかなり期待の高い馬が揃っていたが現時点ではこの馬が筆頭。

安藤勝騎手騎乗で東上してくるのは勝負であるのは明白。このアドマイヤテンクウは実際、ラジオNIKKEI杯でヴィクトワールにコンマ2秒差の5着。上がりはこちらの方が上だったし、前走で中山も経験したし、先行策も問題ないことを実証。逆転は十分にある。


これら3頭が人気だろうが、ヴィクトワール、エイシンが先ほどお伝えしたように賞金的にメイチ勝負が考えられない以上、他の馬にも付け入る隙はある。

どの馬であるかをここで申し上げる訳にはいかないがキーワードはずばり“先行力”。


昨年はやや重でロジユニヴァース、ミッキ-ペトラが4角1、2番手でそのままゴール。

最後に余談だがあのディープインパクトが唯一、国内で敗れた有馬記念を除くと、最も2着馬と僅差だったのがこのレース。

本番の皐月賞を前に、初めての遠征競馬だったことを忘れてはならない。

3着までが桜花賞の優先出走権利を獲得できるトライアルレース


アパパネとアプリコットフィズといったお手馬のうち、アパパネとクラシックに進むことを決めた蛯名騎手。そういった状況において蛯名騎手に求めるのはこのチューリップ賞での勝利?


“道悪”“大外枠”“桜花賞出走が確実”といった状況で2歳女王がどのような走りを見せるのか?

その一方で桜花賞出走が現状厳しい馬は本番以上の仕上げでレースに臨む。果たして桜のチケットを手に入れる3頭はどの馬なのか?


ラフォルジュルネ
「素質はベストクルーズ、タガノエリザベート以上かもしれない」関係者がこのように語る以上、注目せねばならないのは当然。前走は牡馬相手に楽勝。あのスピードがあればこの距離でも問題はないだろう。荒削りな面はあるが関西馬劣勢の牝馬クラシック路線にて関西の秘密兵器となる可能性がある。


ヴィクトリーマーチ
非常にレースセンスが良い馬。決め手に欠けるところはあるが、今日の馬場ならば切れる脚は求められず好都合。抽選対象でありながら鞍上の池添騎手体をあけて待っていたことを考えると、池添騎手自身、3着内に自信があるとの判断だろう。


マスターセイレーン
追って渋太い馬で先行できる脚質はこの馬場ならば大きな武器になる。デビュー戦はまだ太目が残っていたが一度使われてきたことで体が締まってきた。馬、鞍上共にキャリアの浅さは気になるが無欲でレースに臨めば…。


ショウリュウムーン
やや重の前走は上がり34秒8をマークして鮮やかな差し切り勝ち。あの走りからすれば道悪は歓迎の口だろう。デビュー戦で僅かに敗れたエアラフォンは前走、こぶし賞で今回人気となるオウケンサクラと僅差の勝負。エアラフォンをものさしにすればオウケンサクラとそれほど差はないことになる。


パミーナ
前走は圧勝だったがあくまでそれはダートの話。ダートで見せる先行力から芝もこなせなくはない(初戦は前が詰まる不利)だろうが、現状ではダートの方がベターで関係者も『ここは再度芝の適性をみたい』とのコメント。それならば静観が妥当だろう。


プリムール
前走のエルフィンSは着順的には今回出走するエーシンリターンズ、ヴィクトリーマーチと言ったメンバーに完敗の形だが、展開が向かなかったのも事実。再度見直したいところだが血統、走法からは1400以下がベストか?恵まれての連下まで。


エーシンリターンズ
11番人気で勝ったエルフィンSの内容はセンスの良さを感じさせるものだったが時計的には平凡だったもの事実。本来ここが試金石になるところだが、どうも体が細く映るのが気になる。賞金的に桜花賞に出走ができそうな以上、ここはメイチ勝負?


オメガブルーハワイ
調教助手時代、マックスビューティー、エアグルーヴ、ファインモーションといったGIを勝った牝馬に携わっていた笹田調教師が将来性を大きく買っているのがこの馬。まだ成長途上だが自在性があり、勝負根性も十分。ここ2戦は1400Mを使われたが、その走りからはむしろ距離が延びた方がいいタイプだろう。アプリコットフィズに騎乗が決まった武豊騎手がどのような競馬をするのか非常に興味深い。


このレースの見解として昨日の夜に書いてみたが、どうだろうか?

アパパネはこのメンバーでは能力が高いのは誰でもわかる。

このレースはあくまでもトライアルレース。連軸では買うが頭では買うつもりは今のところない。馬場状態もあるので、もう少し見てから馬券を買うことを勧める。


各陣営思惑がうごめいていて面白いレースになりそうだ。





馬場はやや重。今後レースまでに悪くなることはあっても回復はまず見込めない。


こいった馬場状態ではインをうまく立ち回れる馬に注目すべき。先週の中山記念で13番人気ながら勝ったトーセンクラウンが良い例だ。


1枠を引いたプレミアムボックス、58を背負うキシャサノキセキ、休み明けのアーバニティ、大外枠を引いたショウナンカザン。有力馬に何かしら課題があるのは事実。

そんな中で伏兵馬の台頭に注目すべきレースとなるのは言うまでもない。


シンボリグラン
8歳馬だがここ3走の走りからは衰えは見られない。ブリンカー着用が大きな効果をもたらしているようだ。中間は厩舎で調整されて良いデキをキープしている。鞍上は公営の戸崎騎手。馬も人もインを突く競馬ができるのは心強い。コースも馬場も不問タイプで一発があっても驚けない。


シャウトライン
大きく崩れないが、近走の走りを見る限り勝つには展開の助けが必要か?それともう1点は馬体重。過去連対した際の最高馬体重は504キロであることを考えると前走などを見る限りもうひと絞り欲しいところ。道悪は無難にこなすタイプで神経質になることはないだろう。


ピサノパテック
精鋭メンバーが揃う藤沢和厩舎においてキングストレイルと並んで8歳馬ながら在籍するのがこの馬。いろいろな事情があるとは思うが、この年齢で勝ち目がないと判断されればとっくにいなくなっていたはず。道悪、1枠とこの馬には不利な材料が重なったがスムーズな競馬なら…


サンクスノート
このメンバーで道悪の上手さでいえば3本指に入るのがこの馬。休み明けで昇級戦となるだけに即は飛びつけないがこの馬場ならば一概に無視できない。


エーシンエフダンズ
中山コースは(2 2 0 0)と連対率100%。休み明けを一度叩かれ得意のコースとなり、鞍上が内田博騎手ならば勝負気配は高いが相手は一気に強化。抑えまでが妥当。


エーシンビーセルズ
シルクロードSのタイムが1分8秒1であることを考えると、前走の勝ち時計1分8秒0が非常に優秀。確かに今回は時計勝負にはなならいが、ダートでも勝ち星があるようにパワーも兼備した馬。展開が向けば面白い。


アイルラヴァゲイン
ここ2走はダートで5着、2着だが、やはり芝でこその馬。道悪競馬は(0 0 3 1)と連対はないものの3着の1回は不良馬場で行われたスプリンターズのもの。別定の56キロは完全に有利で、2枠も言うことなく好走の条件が揃ったと言える。


これで大体は買い目が分かるかと思う。もう少し馬場を見てから馬券を買ってみようと思う。蛇足だが、中山1R 三連複的中をしたので、遊び馬券を混ぜての勝負をしてみたいと考えている。


気が向いたら公開するかもしれないので、15時ごろ覗いてみてほしい。

基本はこのレース人気同士では決まらない。


この後はチューリップ賞になるので参考にしてみてくれ。

明日3月6日(土)の阪神11Rでの開催となるチューリップ賞。
GIIIレースではあるが『桜花賞』のトライアル戦である。
当レースで3着以内までの馬は桜花賞への優先出走権を得る。
やはり世間的にもメディア的にも一般競馬ファンが注目を寄せるのはアパパネとなるだろう。
私の選馬眼では今回のアパパネの仕上がりは90%だと言える。100%もしくは120%という究極仕上げではないと言える。
早々に栗東へ入厩したことで余裕を持った調整も行われており、マイナス要素はこれといって見当たらない。
最終の追いきりでも軽いフットワークでスピード感もあった。
しかし、私個人的に一番のスポットを宛てているのはアパパネではなく、このアパパネに迫ることができる馬が出てくるか否かというところである。
これこそが配当妙味にも関わる最重要事項だ。


オウケン、ヴィクトリー、ベストクルーズ(レースでは崩れにくいか?)、オメガ、エーシン、ワイルド(紅梅Sでのキレの良さが際立っていた)といった相手が並ぶが、この中でやはり能力上位アパパネは馬券に絡んでくるだろうという見解もあるが、賞金的には、アパパネとエーシンは桜花賞行きが見えている。
これをどうとるかが馬券の鍵にもなる。

そして冒頭にも挙げたように、このチューリップ賞が桜花賞への『トライアル戦』ということも忘れないで欲しい。

最後に最大のヒントを。
今回のトライアルでは、能力よりも『勝負掛り』を重視することで、馬券的中へ自然と導かれる。

そしてもう一つ、付け加えよう。
武豊は今回オメガに乗らない。
アプリコットフィズへの騎乗が決まっている。
軽視するか否か。

過去3年間の結果では、人気馬が馬券に絡む傾向が強いレースである。

チューリップ賞について、現時点で語るのはここまでにしておく。