ある時、
ブー☆
と鳴く、牛さんがおりました。
にこやかな、とても優しい牛さんです。
そんなステキな牛さんなのに、
モー、と鳴けない為に、牛仲間から笑われてしまいます。
それだけだって、心が折れるのに、
馬さんや、ロバさん、七面鳥やにゃんこ、
わんちゃん、アヒル、小鳥、ねずみやカエルさん等にまで、
笑われてしまうのです。
牛のくせに、ブー、だって!
おっかしいの!
可愛そうな牛さんはひとり、ハートブレイクです。
そんなひとりぼっちな牛さんのところに、
ある日、とてもフレンドリーに、
モ~☆
と、声を掛けてきた動物さんがいました。
ん?
見てみると、それは、
モー、と鳴くブタさんだったのですw。
このブタさんが、牛さんに、
モ~、と話しかけているのを見て、
他のブタさん達は、バカにして笑います。
ブタのくせに、モー、だなんて、
ヘンなの!ちゃんちゃらおかしいや!
他の動物さん達にも、心なく笑われてしまいます。
ブタさんなのに、ブー、と鳴けず、
モーと鳴いてしまうブタさん。
ハートブレイクで、泣いてしまいます。
そこで、ブーと鳴く牛さんが、
寄り添って、慰めてあげます。
分かるわ、あなたの気持ち。
私にも、同じことがあったから。。。
そこで二人は、決めました。
ブーと鳴く牛さんは、ブタさんに、
ブーの鳴き方を教えてあげて、
反対に、モーと鳴くブタさんは、牛さんに、
モーの鳴き方を教えてあげる。
こうして、特訓の日々が始まります。
はてさて、特訓の成果や、いかに?w
みんなの中で、ひとりだけ違うひとの気持ち。
それを分かってあげなくて、バカにしたら、
どんなことになるのかな?
相手を思いやらないで、笑ってばかりだと、
最後はどうなっちゃう?
そして、たとえ他の人に分かってもらえなくても、
バカにされても、
自分を信じて、まっすぐ頑張ったら、
どうなるかな?
そんなことも、お子さんと楽しく、
そしてちょっぴり、しみじみ考えたりしながら、
一方で、このご本の中には、
牛さんとブタさんの他、様々な動物さんが登場して、
それぞれの鳴き声を披露してくれるので、
英語での、様々な動物の鳴き方も、
何気に楽しく学べます♡
この本は、残念なことに、まだ和訳はされていませんが、
とても平易な英文で、英語でのユーモアも、
大変分かりやすく楽しめます。
The Cow That Went Oink (Bernard Most 作):
おススメの一冊です♡