5月半ばに入り 土場の八重桜が開花、
熱くなり始め、水分補給と休憩に気を付けるようにしないといけません。
現場を端から端に移動し、今度は岩手山が一望できた場所から反対へ。向こうはものの見事に禿げとる、そしてこっちはうっそうとしている上に、
以前より傾斜がある場所で雑木・蔓だらけでその上松は太くて葉がついて
上が見えねえ・・・・。
休憩を入れて安全第一に作業を行う・・・。死にたくないから。蚊取り線香先輩マジ助かる、森林香が切れて今は普通のだけど
これでもないのと有るのは違う。
さて、今回はクサビについて自分の考えをネタにします。右から 安全クサビ・バローべ・スチール・ハスクバーナ・杣(SOMA)
テコメック(イタリア製)。
一番左はテコメックの大、その他はすべて中サイズ
安全クサビ・バローべ・杣はABS樹脂
スチール・ハスクバーナ・テコメックはポリアミドを素材に使用
テコメックと杣はまだ使用してないのですが、テコメックのクサビは
スチールのOEM品で同等とのこと(購入先ショップから)
実際はテコメックは各農機メーカーのOEM製品を製造販売してます。
オレゴン他ソーチェン用 チェーンブレーカー・リベットスピンナーの
製造元もテコメックです。(製品に眼鏡のステッカーがあるのがおそらく)
また日本では出回りませんが、海外ではスチールチェーンソーの
社外部品も製造販売しています。このことから品質も定評があるようです。
で、実際今まで使ってきた個人の感想ですが、
バローべが一番安く、折れやすいように思います。
折れてグラインダーかけて再利用しても太いところでも折れます。
まだ杣が未知数の為何とも言えませんが、
食い込みはいまいちですが、安全クサビは長持ちします。
注目の杣は その食い込みを考慮されているのかテーパーが施され
スチールOEMのテコメックと比べて見ると、かなり鋭角です。
後は耐久で今後の仕入れを検討します。
見ての通り突起もない完全フラットですが、現時点で中サイズで
一番全長が短く・幅が広く・そして厚みが有りそして新品ではテーパーが
施され食い込みがいいです。
使用してみて思ったのは、ほかのクサビと併用すると抜け防止がないので
打撃の衝撃で抜けて飛んでいく、そして全長に対して厚みが有るので
他のクサビと併用するには注意が必要。
また寒冷地の伐木には使用しないほうがいいかもしれない。
しかし、こいつにはかなりいい使用方法がある。
伐木の際追い口に先に打ち込む1打目のクサビとして最適なのだ。
幅も太く・短い全長で厚みが有る上、食い込みがいいので
伐倒方向に対して逆反りの小径木にもチェンソーで切り込んだ状態
ギリギリから2・3cm打ち込むだけで挟みこみ防止に良い。テコメックの大と比べればわかるように規格は全長と幅以外同じである
他のクサビの大を併用すれば同じ使用ができると思うが、
この全長で使えると取り回しがよく最低一つは常備したいと思う。
なくなれば他のクサビ大を再利用してみてもいいかもしれない。
スチールのクサビを使用していて思ったのは、とにかく食い込みがいい
ガンガン進みそしてやりすぎて先端が曲がる そして修正する。
それぐらい食い込みがいいです。
私のクサビの中で一番長生きしているのもスチール
そのスチールOEMでさらに値段も半額以下のテコメックは
最高のコスパだと思います。
これから使用して更に自分のスタイルを研究していこうと思います