ログハウスのある林業生活 -2ページ目

ログハウスのある林業生活

安比高原でログハウスに住みながら地元の林業で生計を立てる様を気ままに書いていきます

 安比高原は寒いです。すでに我が家の薪ストーブは稼働中

点いてない画像だけど・・・・・。これがないとこっちで冬は無理です。

灯油ストーブ?その場しのぎですねぇ・・・・。

今年は暖冬だというがさてどおなることやら。

 

 すべての工程が終わり最終調整に入ります。

まずは始動させて暖機運転を行います。

暖気をする前にキャブレターの最初の調整をします。

洗浄前の画像ですが参考にします。

真ん中のタンクアッセンの3つの穴、Lが低回転調整のLニードル

Hが高回転調整のHニードル、そしてLAと表記のある丸い大きな穴が

アイドルスクリュ

キャブレターオーバーホールを終わらせた際、

組付け時にタンクアッセンに接触しないように

L・Hニードル、アイドルスクリュの3つを締めこみました。

始動させる前にこのうちL・Hニードルの2つをメーカー指定分

反時計回りに開けます。これを基準開度といいます。

基準開度がわからない場合はメーカーに問い合わせましょう。

Lニードルは1回転 Hニードルは3/4~1回転 

同キャブレターを使用する 026 も同じ)

特にLニードル先に指定分回しておかないとアイドリングせず停止、

回しすぎると高回転状態になり破損に繋がります。

もしLニードルを指定分回しても指導しなかった場合は、

燃料ホース周りの点検とスイッチ・イグニッション周りの点検をして

再度始動を試み、それでも尚駄目な場合は

Lニードルを前後に1/8~1/4回して再度指導してみてください。

これでも始動しない場合はキャブレターの故障の可能性大です。

 

 さて、暖気運転に移ります。通常5分ほどですが、

現在安比高原は10度前後と低いので10分長く暖気します。

始動した直後にアイドルスクリュを調整する為ドライバーを用意します。

初爆の後に始動してアクセルを握ると通常ソーチェーンが止まりますが、

アイドルスクリュが締めこんで有る為、回り続けます。

まず回り続けるソーチェーンを止める為、アイドルスクリュを

半時計に回して止まる所まで開けます

ソーチェーンが止まったらその状態で暖気運転します。

この時通常より回転数が高く、暴れるので置く場所に注意

 

 暖気が終わり、いよいよ本格的な調整に移ります。

必要な道具は ドライバー そして、

この、調整用エンジンタコメーター

使用するのはこの手の製品で日本国内で知られる 

OPPAMA(追浜工業)のエンジンタコメーター PET-304

最終調整の エンジン回転数の調整 にタコメーターは必需品です。

これを使わずに勘でやると間違いなく壊します

ちなみにこのPET-304はチェーンソーの様な単気筒2ストエンジンから

汎用4ストエンジン搭載の小型農機 更に単気筒バイクまで

対応しています。(詳細はメーカーサイト対応エンジン一覧を参照)

いままで中華製の物を使用していたのですが、小型農機が増えて

汎用エンジンの計測には非対応だった為、こちらを購入しました。

以前の物はこちら

Felice バイクメーター デジタル タコメーター 電源配線不要 2スト 4スト チェンソー も Felice 013

 

ハスクバーナのマニュアルには回転数の表記はありますが、

タコメーターを持っていない人でもできるように聴覚だよりに

勘で調整する方法?みたいな説明があるのだが、

絶対音感でも回転数はわかんねえよ・・・・。ただ高い低いだけで。

チェーンソーの回転数調整をやるなら最低上記の中華製でも

用意することを強くお勧めします。

 

さて暖気が終わり、アイドリングを調整していきます。

スチール 024 そして 026 の回転数はメーカー指定で、

アイドル回転数 : 2800rpm  

  最高回転数 : 13000rpm   となっています。

手始めに暖気終了直後の状態で測ると、指定値を超えてますが、以外にも3000rpm以下でした。

(画像は配線未接続の接近状態で計測してますが、

正確に計測するなら必ずタコメーター付属のクリップ&コードを

接続する。

始動直後のアイドルスクリュのみ調整すると通常は

軽く3000rpmは超えます。開けすぎたかな?と思い少し戻して

3000を超えた状態にしました。

ここで私はこの状態で一度エンジンを止めてチョークはそのままに

再始動してLニードルを調整します。(この行動は個人的な判断)

タコメーターで計測した状態で、Lニードルを半・正回転で1/8~1/4回し

回転が上がる上がらない際の部分を見極めその位置で固定します。

 次にアイドルスクリュを再度開け閉めします。

ここでアイドル回転数を最終設定します。

アイドル回転数はメーカー指定で 2800rpm ですが、

きっちり2800rpm もしくは 前後に設定するのではなく

あくまでアイドリング状態での 最高回転数 と思ってください

それ以上に上がってはいけないがギリギリに合わせてはいけません。

回転数には常にがあり、使用していれば当然熱くなりアイドル状態でも回転数は上がっていきます。作業後にアクセルトリガーから指を放してもアイドリング状態で回り続けるのは長時間の連続運転による温度上昇が原因、特に夏季はよくある。ではどうするのかというと、

 例として、私が以前整備した ゼノア G4200Pを参考にします。

マニュアル内には、調整の際の指定表記に

         

          アイドリング回転数 2500~2900rpm 

 

と 上下400rpmの範囲で表記されていました。

この範囲で収まるように調整しろということで、おさまりのいい位置

ベストな数字は ±200rpmの真ん中の位置 2700rpmが

理想と判断し調整しました。

 では このスチール 024 の場合 同じやり方で数値を出して

調整すると、アイドリング回転数の最低回転数は 

2800rpm-400rpm= 2400rpm

範囲 ±200の位置の真ん中は 2600rpm となる。

では、これを目標値としてアイドルスクリュを回します。

Lニードルの調整が終わった状態で回転数が 

最高回転数を上回っていればアイドルスクリュを開け回転数を

目標値まで落とし最低回転数を下回っていれば

アイドルスクリュを締めて目標値まで上げる

これで目標値まで近づけて、最後に機体を 横・垂直・斜めの姿勢で

置いて様子を見てエンストしなければアイドル調整はOK。

 

 次はHニードルを調整して 最高回転数を設定します。

メーカー指定は 13000rpm ですがここでもアイドル調整と同じように

波の範囲を想定して調整します。

ゼノア G4200P を参考にすると 14000rpm~15000rpm と

1000rpmも差があります。

ゼノアのチェーンソーは最高回転数が他のチェーンソーと比べ高いです。

024で 同じ範囲に調整すると 回転数が落ちすぎると判断し、

今回は 上下500~600rpmの範囲で ±250~300rpm 

真ん中 12700~12750rpmで設定しました。

調整するときはまず一度アクセルトリガーを一杯引き

現時点での最高回転数を計測します。

注意として10秒~それ以上フルスロットルのままだと高確率で

焼き付きますので、これ以上上がらない所まで確認したら直ぐに

アクセルトリガーをはなしてください。

アイドル調整とは違い ニードルを回して握る を繰り返して計測し

目標値に近づけます。

高回転の設定は、最初は1/8づつ回して調整していきますが、

目標値に近づけば1mmニードルを回すだけで相当変わるので

回しすぎに注意してください。

最高回転数が指定値より高いのはシリンダー焼き付きによる破損等の

リスクがあり危険ですが、低すぎてもいけません

 

 その個人的な理由として私の357XPで体験した話をします。

357XPの最高回転数は 14000rpm と 024より高く

手に入れた当時、最高回転数が高いことにビビり自分でHニードルを

調整して13000rpm以下に調整しました。

伐採作業が終わり清掃して燃料抜きをして終了。

翌日、作業の為リコイルを引いてみると、

リコイルは引ける・圧縮有るのに動かない。   ???????

なんだ?どうして?マフラーを外して除くと・・・・

焼き付きではない深い縦傷 明らかに異物でついた傷

手に取って間もないしメーカー指定のXPオイル使用の燃料を使用

硬いタールや燃料硬化などありえない。

仕方なく開けてみたら原因は・・・・、

ピストンピン用ニードルベアリングが バラバラ になり

クランクケース内に散乱、部品を集めてみるとすべて揃わず

足りない分がクランクケースから飛び出しピストンとシリンダーの間に

挟まり傷を付け、傷でできた隙間からそのままマフラーから

出て行ったと思われる。

 そのあとエンジンの回転数調整について自分なりに調べた結論

回転数が中途半端だとエンジン内の振動が増していき、

熱と疲労により破損のリスクが上がると答えを出し

一番ベストな位置に合わせることが重要であると思った結果が

現在の私の調整方法です。

ニードルベアリング自体がハズレだったのではないか?と

言い切れないが、上記の答えは自分で出したものではあるが、

すんなり納得してしまった。

 

さて、調整が一通り終わったら 私の場合は最後に熱くなりすぎた

エンジンを止めて少しクールダウンしてもう一度始動して、

最終チェックをしてズレがあれば再度調整、なければ終了。

 

以上で今回の スチール 024AVEQ 94年製の整備は終了です。

 

結果として、この024は復活しました。作業にも使えると思います。

しかし、万全とは言えないです。

理由として最後の回転数調整のアイドル回転数の調整です。

最高回転数は問題なく目標値・範囲内に固定できました。

しかしアイドリングを調整した後、エンストはしないのだが

波の上下が激しすぎて不安定に振動する。±400ぐらいか・・?

(暖気終了直後の回転数の低い理由に納得)

こんなことは普通はない

念の為どこからか2次エアーを吸っているのかチェックする為

キャブからクランクケースまで燃料を並々注ぎ、漏れをチェックしたが、

漏れが見つからない

今まで整備していて一番候補にあがるのは キャブレター

今回シリンダーを開けてないので中を確認してないが、

漏れも確認できず、高回転は出せるという状態なら

回転数が激しく波打つアイドリングの不安定はキャブレターだと思う

私はキャブテスターを持っていない為、キャブレターの診断ができないが

2次エアーをどこかで吸っていると高回転は永遠に回転数が上がるか

もしくは停止するのでこれが一番可能性が高いと思う。

キャブのオーバーホールの際も傷がついてはいけない部分に

傷が見られたのでより濃厚に見ている。

しかし、それをどうするかは持ち主様と相談ということにして

とりあえず試し切りもできて馬力も落ちなかったので

今回はここまでとします。

 

最後に、今回の整備方法は完全私のやり方であり 正しい整備方法

ではありません。自分で好きに機械いじりを楽しんでいます。

また作業の際は怪我のリスクもあります、参考にされる方は

あくまでも自己責任で気をつけて作業されますように。

 

持ち主様、整備の全貌は異常になります。

 

クランクケース側のオイルポンプ周りの交換が終わり

次はタンク周りの燃料ホースを交換します。

前回酷かったタンクアッセンの汚れ

これも組付け前に洗浄して、

ここまで綺麗になりました。

画像の取り忘れで用意してなかったので取り外す前の物で代用

手前の燃料ホースが新品は少し長い以外変わりません。

この時点でインマニはまだ嵌めてません。

燃料フィルターは先に付けるかホースを通した後でも楽な方を

選んでください。ホースを伸ばさないようにする事だけ注意。

 

 次にインマニの取り付け

インマニの取り付けはシリンダー側から嵌める。

画像を見るとシリンダー吸気口とインパルスホースの吸気口の間に

四角い凸がある、これはインマニの取り付け位置の印

インマニにも四角いベロが出ていてここと印を重ね合わせた位置

正しい位置である。

これがある為先にシリンダー側から嵌めないといけない

位置を合わせたらインマニの固定バンドを占めて動かないか確認

そしてここからが難関ここは作業に集中しすぎて

画像を用意できなかった。

 

タンクをクランクにネジを固定していない状態で組み込んで

ホースが短いのとスペースが狭い為、

タンク側からインパルスホースをクランク側吸気口に

細長いラジオペンチで差し込む、新品はハマりづらい上に

差し込みが浅いと抜けるのでよく確認しよう。

そしてインマニをタンク側の口に差し込むのだが

インマニの口はタンク側の方が厚みがありそのままだと入らない

ラジオペンチでインマニの口を摘まんでしぼませ(?)

突き破らないように幅広のマイナスドライバーなどで

インマニの口をタンク側に押し込みある程度入ったら

インマニを摘まんでいたラジオペンチで少しづつ広げていくように

タンク側から引っ張る。

力むと伸びるので力任せにしないよう注意

後はインマニに付属の真鍮色の輪っか状の金具

インマニに嵌め込み逆の手順でキャブレター他すべての部品を

組み込めば完成。

サビだらけのマフラーもこの通り耐熱塗料スプレーで綺麗になり

エアフィルター周りもすっきり

シリンダー周りの盛りつけたようなタール汚れも消えて見違えた。

スパークプラグは手持ちの使用の少ない物に交換。

次回はいよいよ試運転・キャブレター調整です。

 さて、キャブレターも終わり残るはホース類の交換と組み立て

最後に調整。

左はインパルスホース 右は燃料ホース

購入先は前期時のダイヤフラムでおなじみ

キャブレターパーツドットコム

比べて一目瞭然だが、024・026他スチールのチェーンソー用の

燃料ホースは製造時期によって長さが違う

今回は初期用の短い方をチョイスしたがそれでも新品は

長いけど大丈夫。これで後期用を選ぶと

エアフィルターが収まらなくなるので自分で注文する際は

ホースの長さを図り初期か後期よく確認するように。

ちなみに私は024・026用の初期用は上記ショップでしか

見つけられなかった。

 

次は別のショップで購入したオイルホースとインテークマニホールド

画像の下二つが新品 インマニはぱっと見違いはないが、

オイルホースは5mm以上長い 収まりには問題なかった

購入は 中華製 チェーンソー用部品とソーチェンを販売する

ソーチェン問屋むとひろ ここでは中華製ではあるが

スチールのオールドチェーンソー用のホースを販売している。

ホース類は使用するには十分のできコピー品ではあるが

20年以上前の機械の部品として技術では問題なしと思う。

(ただし一部内燃機関の重要部品は未確認で一概には言えない)

結果として問題なく動いているし各部の漏れもない

 そして最後の交換部品 オイルラインホース

オイルホースからオイルポンプに送られ

ポンプからガイドバーにオイルを送るホース

一番劣化が酷かったホースである。

ポンプから外れず千切れたこともあり部品を一様さがしたが

こいつには中華他社外品では見つからない

というのもこれは構造が簡単なのでホースの径が合えば 自作 で

十分対応できるから。

というわけで自作していく、今回用意したホースは 

バイクパーツで有名な 

Kijima(キジマ)製 ラインホース(耐油) 

内径3×外径5mm(ガソリン非対応)商品型番:105-084

素材はNBR(ニトリルゴム)で色と質にこだわらなければ

ホームセンターでも購入可能、チェーンオイルを通すので

耐久・強度があえばこれで十分と判断。

それでは作っていくが難しいことはない、まずは外したホースの

長さを図り新品を同じ長さに切るが、これで完成ではない。

外したホースのガイドバー側の口を覗くと、

中に真鍮色の金具が埋まっている、ホースがクランクケースから

すっぽ抜けないようにストッパーの役目をしている金具で

売られていない以上、なくなると替えが効かない部品

交換する際、絶対捨てないように

こいつがホースに吸着しているので、

千枚通しでホースと金具の間に通して回すように剥がせば、

この通り外せる。あとはこれを新品のホースに嵌めて完成

取り付ける際はクランクケースのオイルラインホース側から差し込み

オイルポンプに差し込んでポンプを固定すれば完了

ポンプを固定する前にオイルホースとオイルフィルターを忘れずに

クラッチ周りを組付けてクランク側は完成

次は燃料系です。

 前回タンクの分解からキャブレターを取り外したところで終了

今回は取り外したキャブレターのオーバーホールと各部品交換です。

024 さらに1つ上の 026 にも使われている専用キャブレターの一機種

ウォルブロー(walbro)製 型式:WT-194

024 の他の純正部品は製造終了でもキャブレター関連の部品は

純正・他社製品は今も製造販売されています。

大手メーカーチェーンソー用のキャブレターは、そのほとんどが

クラス別もしくは一つの機種に合わせて設計されたキャブレターで

構成されているのがほとんど。

024 026の互換機が2種 026用でもう一つあるが、

これはマイナーチェンジ・仕様変更の際に変更している

私のハスク357XPも製造時期はXP初期の物でウォルブロー製だが

後半の仕様では 中国 ZAMA の C3-EL42 となっている。

そんな数多く製造されたチェーンソー用のダイヤフラムキャブレターの

ほとんどは中を開けてみると構成もほとんど同じ

分解洗浄で行うのは細かいところを覗いて主に3か所、

ネジ一つでねじ止めされた上面のポンプダイヤフラム

ネジ四つでねじ止めされた下面のメタリングダイヤフラムがある面。

そして回転数を調整する ニードル の3か所

まずは下面から外してみる。

開けてみて案の定木屑が混入、最初の記事の画像のように

ゴミがフィルターを埋め尽くしエアーが吸えなくなるとここまで侵入する

掃除機に手が吸われて口をふさぐ感じだろうか。

真ん中に見えている金具の付いた黒いシートがメタリングダイヤフラム

上面のポンプと連動してエアを吸い込み振動して燃料とエアを送るのだが

これでは振動の妨げになり機能しない。

しかし今回はすべてのダイヤフラムを交換するので

ダイヤフラムは洗浄せず取り外す。

取り外す時が怖い、長年燃料を入れたまま放置し

キャブレターの中の燃料が硬化した場合このダイヤフラムと

もう一枚本体側に挟んでいるガスケット

硬化・へばりついていることがある。

大抵は少しカスが残る程度でそれなら問題ないが

稀にちぎれて角の破片が残ることがある、そうなると大変

ダイヤフラムがあるキャブレター本体の面は傷をつけてはならない

わずかな傷でエア漏れにつながり本体を交換する羽目になる。

ちなみに上の画像では右角にカスが残っているがこの程度なら

ガスケットリムーバースプレー(ストレート工具製ガスケットはがし)

対処して解決できるが破片が残るとガスケットリムーバーでも難しい、

その場合はカッターで慎重に上記スプレーを

吹き付けながら柔らかくして剥がす。

剥がし終わったら画像に見えるネジを外して

その下のインレットニードル周りの部品を外す。

メタリングダイヤフラムの振動で上下して燃料を

タイミングよく送る弁の役割を持つ部品

奥のスプリングとガイド・ネジそして手前のインレットニードル

ここで確認するのはインレットニードルの先の部分。

いずれも小さく特にこのスプリングは新品のダイヤフラムセットには

付属しない為、紛失に注意してほしい

カメラの機能がこれ以上接写できない為見えないが、

インレットニードルの先が段になっている もしくは 不自然な傷がある

交換が必要になる。

こいつには段はなかったが不自然な線傷が見られたので交換

下面が終わったので次は上面ポンプ側を開ける。左のメッシュ状のフィルムがポンプダイヤフラム

そして蓋側にガスケットを挟んでいる。

開けてみた感想として本体の面が所々荒れています。

今まで開けたものの中では良くない方です。

長期の保管状態からガスケットが縮み、隙間ができた可能性がある。

しかし、線傷で穴と穴の間に通路ができているわけではないので

組んでみた後に判断します。

こちらもダイヤフラムとガスケットを剥がして交換しますが、

もう一つ、本体側の二番目に大きい窪みにフィルターが入っており

本体の洗浄に邪魔になるのとこれも交換するので、

針状の物で傷に注意しながらめくる様に外します。

コンプレッサーをお持ちならエアーで飛ばしてもOK

外す前にどのようにはまっているかよく記憶してから外してください。

 

そして最後に Lニードル と Hニードルを外します。Lニードルアイドリング(低回転)回転数の調整

Hニードル高回転数の調整をする重要部分です。

キャブレターによってはどちらか片方が長くできている場合があるので

間違えないように画像の用に並べて確認、画像を取るなどして覚えます。

他にもスロットル・チョークシャッターの分解等もありますが、

今回はここはやりませんので分解は異常になります。

 

 では洗浄に移ります。

キャブレターの洗浄にはキャブレタークリーナー(キャブクリ)を使用します

二種類あり液状泡状があり おすすめは泡状(ムースタイプ)

こいつを本体の穴という穴すべてと両面の蓋・ニードル・ネジに吹きかけ

今回は1時間(ニードル等金属以外の素材は20分ほど)放置しました。

中の細かい部分の固まったガソリンやゴミを溶かしてくれます。

もったいない使い方ですが、マフラーのネジについたタール等

ネジをなめてしまうような部分の汚れを落とすのにも使えます。

(この場合は1日放置)

時間が経過したらエアーで全パーツ内のキャブクリを飛ばし乾かし

新しい部品と交換します。これが交換する部品のすべて。

ブルーのポンプダイヤフラムを最初使用しましたが、

そのあとなんとなく元の状態と同じメッシュタイプの新品に変えました。

今回部品の注文でお世話になったのは、

私がよくキャブレター関係でお世話になっている。

キャブレターパーツドットコム  

純正はもちろん社外のキャブレター部品と

スチール・ハスク他小型農機の燃料関係の部品を

格安で取り扱い・取り寄せをしてくれています。

商品に掲載されていないキャブレターも取り寄せてくれます。

キャブレター修理で部品に困ったら問い合わせをお勧めします。

こちらでダイヤフラムを購入すると各機種の組み立てに役立つ

図面も同封して送ってくれます。こんな感じに。

おかげさまで無事組み上がりました。組み立ての際、上面下面のネジは振動で緩まないように

適したサイズのドライバー舐めないようにきつく締め

ニードル・アイドルスクリュ(画像の本体右上の黒いヤツ)は

軽く止まるまで締めこんでおきます。

キャブレターのオーバーホールはこれで以上。

 

次は他のホース類の交換と組み立て。

 前回、外装を一通り分解・点検を行いました。

分解して外した外装とフィルター類は油汚れ用洗剤+湯で手洗い

タンクアッセンとクランクケース周りは、このエンジンクリーナーガンを使用して油汚れ用洗剤+湯で洗浄しました。

機械類の細部を洗浄するのにコンプレッサーをお持ちの方ならこれは

おすすめです。

スチーム 兼 高圧洗浄 さらに灯油洗いにも使用できます。

アストロ・ストレート各工具店で2000円内で購入できます。

 

おかげで外装もここまで綺麗になりました。フィルターもこんな感じフィルターは現在替えの用意ができないので丁寧に汚れを落として

再利用します。

さて、ここまで洗浄したらいよいよ試動の為に組付けを行いますが、

その前にスイッチ・インジェクション周りを、接点復活剤で洗浄してプラグの火花をチェックします。

付いていたプラグをしようしてスターターを引いてみたら

意外なことにしっかり火花が出ました。

素手で触れてもばっちりでしたので試動はこれで行こうと思います。

 

さて、組付けたので試動します。

ちなみにこの時点でキャブレターは分解洗浄していません。

試動に至り燃料はちゃんとスチール製混合オイルを使用します。

スチールの現混合オイルの中で一番安価ですが、

他メーカーのチェーンソーの使用においてもショップで

進められる程メジャーです。

024が出ていたころにはすでにあったのではないでしょうか?

そんなことはさておき、燃料を用意してタンクに注いで蓋をした途端

どこからかプシューっと気化ガスの漏れる音・・・・。

キャブレター下の燃料ホースとタンクの継ぎ目からでした。

スチールの燃料ホースは燃料漏れ防止のグロメットの機能も兼ねて

一体となっています。グロメットのみ交換はできないので注意

どちらにせよこれも最初から交換予定。

 

なんにせよ徹底して準備したのち、いざっ!

 

クラッチ側は何もつけずに試動しました。

結果としてちゃんとエンジン掛かりました。

そのあとソーチェンも組付けて見ました。

この状態でアイドリング状態で5分暖気しようと思いましたが、

明らかにアイドリングがもたつき回転数も低い、ハンチングみたいに

どこからか空気を吸っているのか本体が弾む

そして5分もせずに 停止 しました。

エンジンタコメーターを用意して再度試動してみました。

計測すると 回転数は 2000rpm前後 低すぎる。

各メーカーのチェーンソーのアイドリング時の回転数は

平均 2600~3000rpm内です。

そして最初より早く停止したので、今度はキャブレターLスクリューを

1/8~1/4回して低速回転数をあげてアイドルスクリューも回して

試動するが回転は上がらない。むしろ停止までの間隔が短くなる。

まあ、8年は燃料漬けで眠っていたのだから

むしろ試動できただけすごいかな?オイルポンプの動作が

確認できただけ良しとして、

 

ここから次の分解点検・整備 キャブレター に移ります。

エアフィルターを外してスロットルトリガー周りを外して

キャブレターを固定しているナット2つを外して引き抜けば

更に奥が見える、長いホースが燃料ホース

中央のキャブレターと接していた黒い輪はインテークマニホールド

その右下の短いホースはインパルスホース

この部品の点検も行うので今度はタンクアッセンを外します。

フロントハンドルを外して クラッチ側左下の樹脂カバー外して

出てきたを黒い部分と、 右下のチェーンキャッチャーを固定するネジを

外した更に下にあるネジを外しとタンクアッセンが動きますが、

これだけでは完全には外れません。

最後に、タンクアッセンとシリンダーに繋がっているこの、

インテークマニホールドとインパルスホースをペンチで外します

注意としてシリンダー側のインテークマニホールドは

ハスクバーナもですがホースバンドで固定されており

先にこれを外してから外します。

このインマニの固定バンドはマイナスドライバーで緩みます

バンドを緩めてもインマニの口は段付き嵌め込み形状での為

力で引き抜くと他部品の破損の恐れもあるのでマイナスドライバーで

慎重に外します。

そんで、

無事に分解完了新たな汚れが見えたのでこいつも洗浄します。

そして主役のキャブレター君

ウォルブロー(Walbro)製 WT-194 

次回こいつを分解して洗浄です。

注意:

この記事はお預かりした持ち主様への取り扱いと清掃の参考になればということも兼ねて長文です。

 

 スチール 024 清掃の続きです。

前回クラッチ側をオイルポンプ前まで進みました。

 

ポンプを外してみますが、

オイルホースが嫌な感じ、まったく柔軟性がないオイルポンプの接続部が

硬く抜けない、オイルポンプを取り出すにはホースを

一度外さないといけない、もうこの時点で確信しました。

引っこ抜こうとしたら・・・・・、

首からちぎれました。

タンク内にオイルが一杯でクラッチ内はゴミだらけ、劣化待った無しです。

保管期間を聞いて、元々すべてのホースは交換回避不可と

思ってましたので特に慌てません。

 

ホースは駄目でしたが、ポンプは生きてました。

手回しでギア回したらすんなり周りオイルも出ました。

こいつは試運転するまでとりあえずキープします。

そしてようやく、たどり着いたある程度取り除いた後ですが、ここまでゴミが溜まってました。

数年放置の物をいきなり動かすのは怖いので最初から徹底します。

クランクを回してもオイルシールの目立つ痛みもなくひとまず安心

ブレーキまでまずして塊はすべて除去

 

さて、やっと反対側に行きます。

スターター側で面倒なのはフライホイールの裏側とカバーの網目

スチール製フライホイールプーラーを持っていません。

汎用エンジンのフライホイールを外すのに

センターのクランシャフトナットの頭をハンマーで叩くやり方がありますが

チェーンソーにリスキーなので今回は外しません。

とりあえず最低限の点検として清掃しつつ イグニッションモジュールと

フライホイールの磁石部のサビ、コードの亀裂を確認してここはOK

 

次はトップカバーを外してシリンダー周りを確認します。

トップカバーは画像のロゴの左上の黒い部分 

ここが固定ネジになっており回して持ち上げれば、御開帳です。カバーは言うまでもありませんが、

クラッチとフィルターを見た時から心配していた部分、シリンダー周り

見てもらうとわかる通り空冷式エンジンのシリンダーの熱を放熱する

シリンダーフィンの隙間にまでゴミが詰まっています。

エアーで拭いても硬化していて全く取れませんでした。

ゴミの水分も抜け完全に固まっていました。

過去に本職の方が使用されていた重症の物を見たことがあります。

ゼノアのプロ機でマフラー側からシリンダー全体をびっしり

炭化・タール化が進んだゴミで包まれオーバーヒート間違いなしにも

かかわらず奇跡的に焼き付いてませんでした。

 

掃除の際、どうしてもクラッチ・フィルターに注目されがちで怠ると

大抵は始動できなくなる・回転がスムーズにいかない程度で

掃除をすればまだその程度で済みますが、

シリンダー周りはゴミが蓄積していくとオーバーヒートのリスクが上がり

回転数が規定数を超え、

ピストンの焼き付き・ピストンベアリングの破損とシリンダー周りの交換

(参考:ハスクバーナ357XP 約4万円以上5万以内+工賃)

更に最悪な場合、クランクシャフトとその周りの交換になります。

(参考:ハスクバーナ357XP 約3万5千円以上+工賃)

ここまで費用がかさばると買い替えたくなる人も多いと思いますが、

普段から使用後もしくは次に使用する前に清掃を最低限行っていれば

十分リスクも下がり回避できます。

 

と、長文すぎて私も嫌になり始めるので戻ります。

今回のスチールはまだ楽なので固まっているゴミは

ドライバーで削り取ってエアーで飛ばし、ある程度片付いたら

スパークプラグの点検です。こちらも見事にタールまみれ真鍮ブラシで除去を試みましたが

硬化がひどく綺麗に取り除けません。

わずかですが端子が削れて短くなっています。

原因としてフィルター掃除をしなかったこともありますが、

一番は燃料だと思っています。

劣化・規格指定に満たない物を使用するのはもちろん

メーカー指定外の物を使用するのは自己責任です。

それが原因で故障・修理に出す方が実際います。

 

チェーンソー他農機の燃料についてですが、

ガソリンスタンドやホームセンターの混合燃料は

私もですが、国内どこのチェーンソーのメーカーも

基本進めてないようです。

 

私が進めない理由として、

1 ガソリンスタンドの混合燃料はスタンド別に自分たちでストックしている

   2ストオイルを使用して作るが、ガソリンスタンドの2ストオイルは

  基本バイクに用いられるのであって農機用ではない。

 

2 2ストオイルにも規格(JASO等)があり各メーカーで最低基準が

  設定されていてそれを満たしていない。

 

3 ホームセンターのボトル入りの混合燃料は開封後保存1年OK

 (劣化防止剤入り)等 添加剤の類を入れて保存性向上を図るが。

  農機メーカー販売の混合オイルを使用した燃料は作ってから

  2~3か月で使い切るよう言われているものが多い。

  実際開封して1年後まで大丈夫か疑わしく

  添加物が余計なものに感じる(私のただの偏見かも)

 

上記に加え一番の理由が、

どのメーカーもほとんどが自分たちのメーカーで生産販売している燃料用オイルを使用した燃料で試験・生産をしているから

 

多少は他の物を使用してテストしていると思いますが、

どの燃料でも行けるならわざわざ自分たちで製造はしないはず

各社で基準を設け設計・製造している以上そのメーカーにあった物で

使用するのが一番安心だと私は考えてます。

だって修理に出すと高いし・・・・・・(本音)

 

燃料の話はここまでにしてシリンダー周りは以上、

最後にマフラー部の確認

見えなかったマフラーの下は黒く汚れがベッタリ

簡単に削ぎ取り エアーを吹いておくマフラーも塗装が剥げて錆が出ている

こいつは再利用可能なので錆取りの後に耐熱塗装をします。

 

さてこんなものかと終わろうとしたところで、

ハンドルが気になり開けてみたら・・・・・。こんな事になってました。木屑は柔らかいからトリガーは引けますが、どうせなら徹底します。

今回はここまで進みました。

次はさらに細部を洗浄して綺麗にして始動させたいと思います。

 前回紹介した スチール製 オールドチェーンソー 024 整備開始です。

 

注意:

この記事はお預かりした持ち主様への取り扱いと清掃の参考になればということも兼ねて長文です。

 

 大好きです。スチールのオールドチェーンソー 

部品生産はとうに終了していますが、現在でもプロ機は中古でも良品は

高価取引されるほどに人気です。

さて今回のこの024 安比のボランティアで知り合った方のお身内の方が

仕事で使用されていたそうで8年は蔵で眠っていたそうな。

画像を見ていただくと分かる通り使用した後に清掃せず放置したようで

木屑がついてますが、外装の状態は非常良い。

 

だが8年間も木屑ついたままと、いうことは・・・・エアフィルター。

うーんすばらしい、渡されたその場でここは確認済みなので

知ってましたが、重症です。

 

まあいうまでもなくフィルターは内側まで機能してませんね。

一様他の部品も含め別で清掃します。

キャブ室の奥までびっしり、エアーで清掃したら顔からかぶりました。

基本はエアーコンプレッサーを使用しての除去、

角の塊はマイナスドライバー・千枚通しで掻き出します。

キャブレター周りの清掃の際は故障原因となるので、

キャブレター吸入口をウェス等で塞いで行います。

 

 次はチェーンカバー側、

期待通りです。

こちら、思いのほか山盛りじゃないな、と思う方もいると思いますが

これ保管直後はフィルターのようにこんもりだったのがチェーンオイルと

まざり時間が経過して硬化縮小した状態、所々で土に変化してます。

画像で見える黒いごみはエアーでは表面しか飛ばず下で固まっており

マイナスドライバーで削ぎ落しました。

エアーで掃除するとスプロケットの下からどんどん出てきます。

チェーンキャッチャーも摩耗しています。

チェーンが足るんでもお構いなしに使用した証拠です。

がこれくらいは山仕事の本職の方なら珍しくないですが、

なるべくチェーンが弛み始めたら張り直し・交換をした方が安全です。

 

さて、表を清掃した次はスプロケットを取り外して中の清掃を行います。

スチールの場合、トップのCリングを外すだけで

簡単にスプロケット・クラッチベアリングの交換ができます。

スナップリングはマイナスドライバーで簡単に外せます。

これを見ての通り一度清掃を怠り使用し続けると、

構造上スプロケットの下にどんどん汚れが潜り込み

見えているクラッチの上につもりこのような状態になります。

この状態はエンジンのパワーがクラッチから

スプロケットに遠心力で伝わる際に木屑を噛んで均一に伝わらず

パワーダウン・部分的な摩耗から最悪クラッチの破損につながります。

更にクラッチの周りを包んでいるブレーキバンドに干渉し摩耗

チェーンブレーキの作動不良につながり事故の危険があります。

幸いこの024は各部ひどい摩耗は見られず大丈夫なようです

ベアリングも摩耗も少ないですがグリスが切れています。

今は珍しくないですが、この世代はクランクシャフトのトップから

ベアリングのグリスアップができるグリス穴が無い為、

外してグリスアップする必要があります。

しない人が多いですが、チェーンソーは12000回転以上で高温になります。グリス切れを無視して使い切ればベアリングが摩耗して

交換する羽目になります。

破損して中で暴れて被害拡大の例もあります。

私の所有するハスクバーナ357XP用は1800円程です(参考までに)

グリスアップする際はメーカーから出ているグリスか市販ならウレアグリスを私はお勧めします。

 

ではさらにクラッチを外して下のオイルポンプまで行きます。

ハスクバーナやゼノアのクラッチは専用工具がなければ外せませんが

スチールはレンチで外せます。

逆ネジなので向きに注意して外すと・・・

出ました。すでにスプロケットの上からかなり出ていましたが

まだ溝に埋まった部分が取れていません。

樹脂でできているのがオイルポンプ破損は見えませんが

機能しているかは一通り清掃してからでないと確認できません。

 

とりあえず今回はここまで完了しました。

チェーンソーは劣化しやすい部品も多く事故のリスクも考えると

使用後はなるべく清掃することを進めます。

できれば小さくてもいいのでエアーコンプレッサーがあれば掃除の手間が

掛からず楽です、間違ってもパーツクリーナー等のアルコール系洗浄剤を使用しないでください。

燃料・オイルホース等ゴム系部品の硬化・劣化を早めます。

 

清掃はまだまだ続きます。

 

 安比高原の秋は終盤、冷え込みが増してきて温度も朝夜は一桁

 

そんな中、9月からこの時期は 紅葉が一望できる 中のまきば にて

刈払機・チェーンソーを使用してツツジ・桜・ズミ・山ブドウの樹木の

剪定・刈り取りと敷地内の整理の為にボランティア活動を行なっている。

 

特に刈払機の出番は多く、使用するのは通常の草刈り用の

歯数36pではなく、山林用の歯数60pを使用する。

整地された土地ではなく上記の樹木や太いバラ科植物の茎もまとめて

狩るにはこれでなくては作業が進まない。

私の住む土地も同じ植物が根付いていてこれ以外の選択肢がない。

だが困ったことに、1枚の価格が 高い(ここ大事)

 

そんな時に隣人から譲り受けたのはこちら

古いチップソー研磨機(のジャンク)、グラインダーまだ機能しているが、

音からしてグリス切れを起こしているのと、台が動作不良を起こしており

分解してパーツを洗浄して歪みを取り組み立て

結論から言うと完璧に使用することはできないが、

工夫して使うことは可能、手前のレバーを左右に動かして

歯を回してグラインダーを当てるを繰り返す構造なのだが、

歯数調整をすることができないようで60pでは均一にならない

ならば台はあくまでチップソーの固定のみに使い、グラインダー固定台を

フリーにして手動で当てればOK

 

何度も買い足すのは出費がかさむので使えるならこれで良し

外刃はもちろん内刃も工夫すれば何とかなったので当面はこれで

なんとかなりそう

 

あとでグラインダーのグリスアップもしよう、

ちなみにグラインダーは昔のリョービ製でした。

さて、こちらの作業が終わり 次は楽しみにしていたヤツ

ボランティア参加者から預かった スチールのオールドチェーンソー 024

 

詳細は次回に

 もう久しぶりすぎて何のためのブログか分からなくなっている。

 

けれども気が向いたので更新

 

安比高原 <中のまきば> 気温12度(13日)

少し前の画像だが現在はさらに紅葉がいい感じになっている。

週末は晴れなら寒い中 散策にくる人が多い

 

 

そんな中、自分の冬支度が忙しい

薪ストーブの掃除から薪の積み込みそして

次のシーズン分の薪原木集めと暇なしだがなにより

急いでやらなくてはならないのが、

豪雪地に住む以上、除雪に必要な除雪機の整備

すでに塗装はほぼ完了し後は消耗品の交換のみ

ちなみに私のは左の青いヤマハ 1280ED

赤いホンダ HS980は隣人の所有品

ヤマハの中型で製造は終了今年で5年目

ホンダHS980 10年以上前の機種でエンジンはGX240

隣人さんがこちらに来た際に身内から用意したもの

整備はほとんどしていなかったとのことで、

キャブレターオーバーホールしてみると、

ろ過室・フロート室は鉄粉だらけ、タンク内はゴミだらけで

このあたりのパッキン・フィルターは全交換しました。

 

 

二機ともエンジンは問題なしだが、

HST (Hydro-Static Transmission(静油圧式無段変速機)

のオイルは購入してから無交換なので実行

1280は5年間 HS980に至っては10年は交換してないそうだ。

走行ベルト・オーガベルトも交換していざ準備

 

確認したことなのだが

なぜかわからないがメーカーでは油圧式だというのにもかかわらず

オイル交換は不要だと説明書にはある。

 

そんなわけないだろ

 

自分の所有する農機運搬車(油圧ダンプ)や工事用重機も

油圧機で交換するのに不要なんてありえない

ましてやオイル事態消耗品なのに・・・・

 

だがオイル交換の方法をさがしてもほとんど見つからず

一部の除雪機の整備をしている整備屋さんが交換を進めるような

記事を見つけるだけ。

 

そんな中見つけたのが、プラウホンダウォークさんの

除雪機のメンテナンス記事 唯一HSTのオイル交換方法を

記事にしていた。

 

記事だけでは不安になったので直接電話してお話を聞かせてもらい

一通りの流れを説明してもらいました。

本当にありがとうございました。

 

焦らずに作業に勤しみます。

 

 

 

最後に 最近会った出会い

ホテル通りに面する道路でお休み中の ヤマカガシさん

邪魔なので箒でご退場頂いた。

毒蛇なので皆さん気を付けてね

岩手県八幡平市北部に住むこの身の悩み

 

私のところでは薪ストーブを愛用してる故に必然と大量の薪が必要になります。

 

10月から4月までのほぼ半年寒い日が続くなかなかきつい環境

 

おまけに標高も高い為、雪も溶けにくく長く残る

 

ということで、薪集めは年中行事となっています

 

大抵は同じ薪ストーブユーザーのコミュニティや市の案内はたまた工事現場で無償提供の

 

原木を頂いていきます。

 

まれに知り合い経由で紹介されてくることもあります。

 

そんなこんなで、お持ちの土地・敷地内の邪魔な木を薪としてご提供いただける方、

 

ブログ上ではありますが、募集をかけたいと思います

 

 

 

 

 

 <募集条件>

 

:報   酬: 薪として使用できる木

 

・範   囲: 岩手県 八幡平市内・滝沢市・盛岡市北部・一部岩手町

 

・樹   種:落葉樹(広葉樹)ナナカマド・白樺等薪に不向きな物は除く     

 

       少量なら針葉樹(杉・松類)の整理も一緒にします(回収はしない)

                                    

・作業期間:基本 春・秋・冬前と冬明けの時間の都合が合うとき

 

・木の太さ:20cm前後以上の太さで2・3本以上の本数から対応

 

       40cm前後を超える木は1本から対応

 

・車で現場近くまで移動できる

 

・作業は1日で終わらない為、間を開けて作業させてもらえる

 

・細かい枝・葉は基本数か所にまとめ敷地・土地内に放置、後処理は土地主様の方でお願いします。

 

・土地主(依頼主)様との直接の連絡先交換が可能な方

 

 

<ご依頼連絡前に確認・了承頂きたいこと>

 

・上記条件を元に伐採対象の樹木の確認ならびに周囲に十分な伐倒スペースがあるか

 

伐採木周辺の伐倒スペースが確保できない、周囲に隣接する建物・公共の設備があり

 

作業の許可を頂けない等ある場合はお断りさせて頂きます。

 

・お急ぎの依頼は対応できません、作業は基本一人で行う作業で且つ重労働の為

 

余裕をもって作業させていただきます

 

 

 

<注意事項>

 

 私はプロの方、元業者の方から指導を受けており、基本的な装備は一式用意しておりますが

 

資格は用いておりません。

 

現場周辺に伐採の際に障害が無く許可を頂ければ、そのまま伐採作業に移りますが、

 

伐倒方向が制限されて比較的傾斜が浅い場所なら専用の金属ワイヤーを用いて

 

牽引伐倒を行い、可能な限り安全且つ丁寧に行いますが、

 

実際に現場に赴いて難しいと判断した場合はお断りさせていただきます。

 

 

 

以上となりますが、ご不明な点 ご依頼についてのお問い合わせは

 

下記アドレスまでお願いします。

 

sundance000kid@gmail.com